March 2009

ご質問:私たちは夫婦で英語喉を実践しているのですが

昨日のポストにコメント・ご質問をいただきました。 ありがとうございます。夫婦で実践されているというのはすばらしいですね。先週末のセミナーにも、夫婦でご参加いただきまして、そういうのは家でもお互いから学びあえるというのがすばらしいと思いました。 *** 私たちは夫婦で英語喉を実践しているのですが、このブログで取り上げられていた方と同様に苦手な音があります(T_T)それはIとi_とEです。二人とも過去に音声学を勉強していたことがあるため、これらの音は隣接しているという認識がいけないのでしょうか?二人の音声を作成したのでチェックしていただきたいです。厳しめに採点してください(笑) 私の発音 http://www.youtube.com/watch?v=8e99B1I2VlM 妻の発音 http://www.youtube.com/watch?v=msh9-_intHM Comment by ken — March 19, 2009 @ 1:59 am |Edit This さて、いかにコメントです。 KENさんのほう まだ喉の深みが浅めです。したがって、i_が究極の深みに達していません。まず外人声ギブスを使ってみて、喉の奥の緊張感を目で確認し、リラックスすることで、喉ブレーキをはずしてみてください。また、以下のことをやってみてください。息をすいながら、音を出し、そのときに感じた喉の感覚、響く位置を覚えておいて、今度は普通に発音。 http://estat.us/blog/ken.wav KENさんの奥さん KENさんの奥さんは、i_がかなり近いです。KENさんよりも深めのところで発音するのに成功されています。全体的にもっと響きがあったほうがよいです。音の立ち上がりのところがまだ突然出ている感じがするので、それを直すと非常によいです。そのためにちょっと、アドバイスしてみました。 http://estat.us/blog/ken_okusan.wav また今度、本の終わりまで行ったら、弁当BOXで聞かせていただけますか? あ、あともう一つアドバイス。IとEに関しては事実上、日本語と同じなので、響き具合だけです。とはいえ響き具合、音の全体を出すことを除いては、やっぱり日本語と同じなので、できないということはPRACTICALLY SPEAKINGでいうと、不可能です。ですから*自信*を持ってください。やっかいなのはi_です。 ブログの人気投票です。 http://blog.with2.net/link.php?709532    

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Iとi_の発音が区別できているか不安です

はじめまして。英語喉で勉強しているものですが、Iとi_の発音が区別できているか不安です。よろしければチェックしていただけないでしょうか?お手数をおかけいたしますがよろしくお願いします。 Iの音 http://testupload.web.fc2.com/i.mp3   i_の音 http://testupload.web.fc2.com/i_.mp3 Comment by タカシ — March 18, 2009 @ 1:29 am |Edit This たかしさんIのほうはできています。i_の音は E (エ)になってしまっているようです。ただし、深みは近いものがあります。「イとエの中間」という言い方をよくしますが、そのイメージを使うにしても、どちらかというと結構イに近い感じです。IFという単語で試してみてください。なぜかよく分かりませんが、学習者のかたにIFでやってもらうと成功率が高い。母音で始まるからでしょう。しかし、なぜFが後にあるとやりやすいのかなどよく分かりません。勢いがつきやすいのか?逆に、IFでできるのに、FISHという単語になるとイになってしまう、、、というのも非常に普通に見られるパターンです。 i_の音を制すれば、その後の全ての音は全部できたようなもの、、、というのは、少し大げさかもしれないけど、結構言えています。ただし、日本人には二つの習得パターンがあり、i_の音ができて、ゲップエリアでも一番深い部分が使えるようになる、、、そういう人と、u_が最初にできて、あー、こういうことかと気づき、1レッスン手前のi_の音に戻ってきて、できるようになる、、、というパターンがあります。ですから、念のためu_もやってみてください。 ゲップエリアでもさらに深い部分を使うコツですが、アイスクリーム屋さんが使っているスプーンみたいなもの、分かりますか?あれをつかって、アイスクリームが入っている容器からアイスクリームを、スクイますね?あの感じで、喉の奥へ行く感じです。ただし、口からいくんではなく、とりあえずすでにゲップエリアにおりておいて、そこから、ぐいっとさらに下の方向へ向けて、向かう感じです。感覚的には、音の逆噴射と言う感じがするかもしれません。 あと、もう一つできることですが、たかしさんのi_の音は現在Eに似ています。自分でEも出してみて、比べてみてください。区別がまだできてないということが分かると思います。 もう一つ、アドバイス、これは、実践者のかたがやっていたんですが、まず息を吸いながらi_の音をやり、その感覚を覚えておいて、今度は普通の息でやります。 イとエの中間という感じのイメージは、邪魔になるかもしれません。エのほうに似てしまう可能性があるから。 ところで響きの感じはすばらしいですよ! さてここまでのところを音声でちょっとまとめてみます。 http://estat.us/blog/takashi.wav  たかしさんは、喉発音自体はいい感じでできていて、よく声が響いています。その響きは英語の個々の音を特徴づけるものになりますから、大切です。 以下は、喉発音にまだ苦労している人へのアドバイス。 英語喉の喉パラダイムの絵は前から見た絵です。だから勘違いが起こるかも。ゲップエリアは首の前ということではありません。首の根元であり、また首を断面的にみたときの全体です。i_の音を出すのに、前のみだと思ってやると(つまり鎖骨と鎖骨の間付近のみ)、力が入り、低い音しか出せない可能性がありますから気をつけてください。首を立体的に響かせるのです(正確には、日本語を響かせてしゃべると間延びした感じになるので、首を緊張させているわけですから、それをやめるということです)。 ブログの人気投票です。 http://blog.with2.net/link.php?709532    

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保健学科の皆さん

保健学科の皆さんの前で講演ができるのは、とても楽しみです(一般公開ですが)。だって、喉の話になると思うんですけど、それって身体ですよね。身体のメカニズムの話だから。 アメリカの社会学の研究者で、レントゲンだったかCTスキャンだったかの理解のパラダイムが、実際の医療行為をかえって、制限している、、、みたいな論文を書いている人がいます。 そういう視覚情報っていうのは、本当に一つの角度から見た情報しか与えないのだけど、そのパラダイムがあまりに大きくなって、診療の仕方自体に影響を与えてるんだそうです。 教科書音声学でも同じですね。目で見えることばかりに気をとられてしまった。結果、喉は見えないから理論化が薄いということでしょうね。 教科書音声学にとらわれずに、英語喉を見ると色んな応用が見えてくると思います。医療の世界でも結構応用があるでしょう。 音声学や言語学を専門としている人からメールをもらったことがないんですが、もし皆さんのなかに言語を専門にしていて、かつ喉実践者のかたがいらっしゃったらご一報を! ブログの人気投票です。 http://blog.with2.net/link.php?709532    

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