書評

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茂木健一郎 「最強英語脳を作る」

茂木健一郎 最強英語脳を作る https://www.amazon.co.jp/dp/4584125228/ref=as_sl_pd_tf_lc?tag=kuekawa-22&camp=243&creative=1615&linkCode=as1&creativeASIN=4384054629&adid=08WRKPPDFWB4NWTRN8WK&&ref-refURL=http%3A%2F%2Fwww.nippondream.com%2Feigonodo%2Farchives%2F7403 27ページに英語喉が言及されているということを偶然見つけて、購入しました。 英語喉と言う人がTWITTER上でいちゃもんをつけてきたが、自分の英語は通じているので、それでいいのではないかという内容でした。 そういうことをこだわるのが日本人の悪い癖ということになっています。 確かに、以前、細かいことで茂木さんの英語の批評をしている日本人がいました。 この本は英語に苦労している人に優しい本だと思いました。 例えば、すぐにできなくてもいい。喋れない時期がしばらくあっていい。脳科学的にも、、と主張されている部分、今英語ができない人には優しい言葉です。 発音は伝わればいい。 これも発音で苦労している人には優しい言葉です。伝わっていないから困っている人が多いかもしれませんが。 31ページ 英語は新しい言葉ができるほどでネイティブさえ分からない言葉がある。 これもやさしい言葉です。 3割しか分からなくてもそれなりにきく。 これも3割しか分からない人には優しい言葉です。 英語が苦手な人がこの本を読むと、もしかした、悩む必要はないんだと元気がつくかもしれませんね。 英語喉では、まずは聞き取りができるようにならないと英語の勉強を熱心にやっても効率的でなく、おそらく一生、分からないまま過ごすことになるでしょうと言っていますから、これはやさしくない言葉ですね。 でも英語喉コミュニティーでは実際に発音ができるようになった人、聞けるようになった人がたくさんいます。

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日本人に一番合った学習法 by 斎藤 兆史氏

日本人に一番合った学習法 https://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%AB%E4%B8%80%E7%95%AA%E5%90%88%E3%81%A3%E3%81%9F%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E5%AD%A6%E7%BF%92%E6%B3%95%E2%80%95%E5%85%88%E4%BA%BA%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AB%E5%AD%A6%E3%81%B6%E3%80%8C%E5%9B%9B%E3%80%87%E3%80%87%E5%B9%B4%E3%81%AE%E7%9F%A5%E6%81%B5%E3%80%8D-%E6%96%8E%E8%97%A4-%E5%85%86%E5%8F%B2/dp/4396500734 斎藤 兆史氏の著作だが、明治時代の英語の達人と呼ばれた人がいかに、英語を読み込むやりかたでマスターしたかということを伝える本なのですが、その人たち自身は、会話などの練習もしたかもしれませんが、そういうことではなくて、懸命に読んだから英語ができるようになったのだと斉藤さんが主張する本です。 したがって、現代の人もちゃらちゃらした英会話よりも、読むことを頑張ろうということを主張されています。 読むことだけでなく文法をしっかりやるということも書いておられたと思います。 さらに、明治の英語の達人でも日本語を忘れてしまった津田梅子やジョン万次郎は、好ましくないと斉藤先生は示唆されていて、現代人もまず日本語をしっかりしてから英語をやったほうがいいということです。 この本の問題点としては、会話練習と英語の本を読むことを実践して、結果として英語ができるようになった場合、本を読むことのほうが大切だったと斉藤氏が決定してしまう点です。 強引に思えます。 例えば、英語の達人として登場する明治の人で留学をした人をとらえて、本を読んで必死に練習したからだと結論づけます。が、留学で会話なども役立ったのかもしれません。 日本語がしっかりしていたら英語も上手になるという点も、どうなのでしょうか?これはなんらかの研究があるといいと思いました。 以下は単なる意見です。 特に日本語は国語・標準語が方言と違います。田舎者の場合、方言に加えて、国語を勉強します。母語である方言での表現能力が英語に関連しているということであれば、頭の良さが英語力に関係するというのはありそうですが、地方の小学生なら、勉強中の国語の力が英語力に関係するのかな、、??? 国語力がしっかりするほど、英語文法をアドリブで使う力がなくなってくるのではないかなと思います。発想法が国語的、標準語的になってくるからです。 80ページあたりで、日本人が英語をやっても、ある程度年齢がいっているから学んだ英語ではネイティブと平等な立場に立てないと主張されています。 ところが、これもまた私の観察ですが、2016年の現在では英語をネイティブのように操る日本人はそれなりにいて、実際、自分自身も米国の民間企業で普通に英語を使っていますが、普通に平等な立場になっています。 2016年の今ではネイティブのように英語を話す日本人がそれなりに出ています。西日本人が多い傾向にあると思います。 日本人以外のノンネイティブでいうと、アメリカ社会だと中国人、韓国人、その他のノンネイティブが普通にネイティブのように英語を使っています。 なまりはあるでしょうが、2016年の現在、中国人などはネイティブのようなアクセントで話す人が結構います。 YOUTUBEの時代です。 英語喉で発音、聞き取りから始めれば普通にネイティブレベルに近づいていくことでしょう。 さて最後に臨界期説と言うのが出てきて、13歳ぐらいまでに外国語を始めていないと、マスターは難しいという説ですが、実際に研究があるのでしょうか?研究があるものだと皆が思っているだけではないかな。 実際に、実験は倫理的に不可能ですから、証明不可能のように思います。 研究文献を見てみたいものです。

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