なまりがあってよい?

喉のクラスをやっていて、ものすごくよく仕上がっている実践者さんが、たまに読み間違うことがあり、その時にふと思ったことがある。 どういう読み間違いかというと、たいしたことではないのだが、例えば、I HAVE SEENとSHEENと言ってしまってしまった場合。MUSICをMUJICとつい言ってしまった場合。 特に、全体的に喉がマスターできていて3ビートもちゃんとできているので、その部分だけが目立って聞こえた場合に、私が強く思ったことだが、、、 よく日本人がなまりがあってもいい、色んななまりが世界にはあるのだから、、、と言うが、そもそも、音が違ってしまうことは、なまりというより、誤りと範疇化したほうがよさそうだ。例えばだが、SEEとSHEでは音が違うし、意味が違うのだ。意味が違う場合、特に、なまりがあってもOKとはいいにくい。 ただし、違う意味でナマリがあってもOKということは言える。翻すようだが、3ビートをやっているかぎり、少々母音を違う風に読んだところでたいしたことはない。というのは、例えばKISSのIだが、アメリカ人はi_で読むが(首の根元でイみたいな音)、オーストラリアではI (キス)、ニュージーランドではEである(ケス)。 だから少々日本人が母音にぶれがあったところで、問題は生じない。3ビートをやっていて、喉発音をしているかぎり。喉発音をしていないと、余計な音を足すという現象もあるが、これは困る(JAPANなのに、JYAPANとかね)。口発音だと、余計な音をが足されてしまう。 ただ喉発音の基礎ができると母音の区別ができる。区別できるものは区別して言った方が良いに決まっている(あ、ちなみに口発音では絶対にできない英語の音がある。例えばSHIPのIやHUTのUなど。口発音では不可能な音だ。)。 子音に関してはTHをちょっと間違っても、問題はないと思う。都市部のゲットー住民はTHをFで言っている。KEITHさんですと紹介されたのだが、その紹介した人がKEIFさんと発音したので、ずっとKEIFさんと思い込んでいたことがある。 ただ、口から完全に力を抜いて、舌のあたりにブルブルって感じの振動を感じればTHはできる。個人的に教えさせてもらえば、1分ぐらいでできるようになる音なのだから、間違って覚えるのも悔しい。 よく従来の発音の本には、MAPをくれといったらMOP(掃除するときにつかうやつ)、を持ってきたとか、BAD WEATHERと言ったら、ビールのバドワイザーと勘違いされたとか、バニラを頼んだら、バナナが出てきたという逸話が紹介されるが、あれはちょっと違うように思う。母音を一個間違ったとか、そういう軽いことでなくて、言っていることが、全体的に通じないのではないだろか。でも、かろうじて聞こえた音に基づいて想像をめぐらし、あ、バナナかな?みたいな想像を相手がしたのではなかろうか。 口発音による英語は、絶対的に通じないのだ。相手が、この人は今から日本語ナマリの英語を話すぞ、と身構えているネイティブでないと、絶対的に通じない。 ブログの人気投票です。 http://blog.with2.net/link.php?709532  

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もっくんカモーン 世界を舞台にする方法

ハリウッドで賞を受けたもッ君(本木雅弘さん)が、渡辺謙氏などと違い、あまり誘いを受けられなさそうだというような日本の評価を読んだ。もちろん、記者自体の主観的な意見だろう、、、 本木 ハリウッドで意外に不評」(日刊ゲンダイ2009年2月24日掲載) 本木さん、メールください。英語を変えることで、ハリウッドに挑戦できます。 渡辺さんがメジャーになれているのは、演技力に加えて、喉発音をしているからです。工藤夕貴さんだって同じです。あと、今はアメリカに住んでいて、昔、アニメの主題歌を歌っていたこともある元アイドル歌手(女性)の人も喉発音です(名前ちょっと忘れたけど、アニメの歌の最初は、「おぼえていまーすかああ、、、」ってやつだった)。 逆にいうと、渡辺さんと工藤さん以外は口発音なので、世界では通用しにくい。英語の不自由な日本人の役しかできません。映画、MEMOIR OF GEISHAでは、日本人女優で、世界が理解する英語ができる人がいなかったので、中国人女優が演技しました(次に述べますが、英語が通じる、通じないだけではありません)。 渡辺謙さん、今のところ、「日本人役」をされていますが(そしてそれは非常に貴重なことです)、ご連絡いただき、直接指導させていただければ、国籍を超えた「人」の役が回ってくると思います。アメリカの刑事ドラマなどで。正確にいえば、英語が不得意な日本人の役も、英語が得意な日本人の役も(これ謙さんとか、ユキさんがやってらっしゃる)、そして単なる「人」の役も(世界のメディアでね)。全部できるようになります。 メールください。すでに喉発音の謙さんですが、アクビエリアとゲップエリアを使い分ける、ゲップエリアを定位置とする、ということを指導させていただきたい。 発音がいいからだけ、外国人が理解するからだけではありません。喉発音をしていると、西洋人(というか東アジア圏以外の地球の住民)は、その話者の個性をよりよく知ることができるように感じます。だから、元々もっている俳優としての才能を、ダイレクトに感じるのです。 逆に、カタカナの世界に閉じ困っていると、声が硬い。硬い声=緊張している=個性がでてこない、、、ということになります。 東アジア文化圏以外では  豊かな個性、才能 + 喉発音 =>人がその個性、才能、人柄を理解できる。 豊かな個性、才能 + 口発音 =>えらい硬い人やなあ、、、で終わってしまう。 (日本では個性豊かな人と思われているのに、アメリカ留学中はまわりにシャイな人だと思われているケースは多い、、、というよりそれが普通。) 喉発音は、自分以外の人になってしまうということではありません。自分の中にある、実は豊かな才能、そして豊かな個性を、そのまま外国人に理解させるということです。  ブログの人気投票です。 http://blog.with2.net/link.php?709532  

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麻生首相の英語 え、国産ネイティブ?

が、非常に聞きやすく思うのだが、これはもともと日本語でも喉をやや開けたまま喋っているからだろうか。喉を開いたままで音をいちいち切って喋っていないという点において、音がスムーズにつながりがちで、聞いていてネイティブも分かりやすいのではないかと思う。口もあんまり使われていないようだ。 YOUTUBEで発見した。むちゃうまい。やや細かいが、THの発音とか、喉発音だからこそ、Sとは違い、正しい発音ができている。1分28秒あたり、3分28秒あたり(麻生氏が英語を喋っているとこ)を見てほしい。あと言っていることを聞いていても、覚えていることを言っているというより、その場で対応している感じがする。 http://www.youtube.com/watch?v=FeWkug3mS_Y&feature=PlayList&p=3AB6CE52EA7F02EC&playnext=1&index=3 喉発音だからこそ、できるワザだ。 麻生さん、え、まだ喉本、送ってなかったっけ?送った?

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