アイコさんの音声UPに関して (2)

アイコさんの音声UPはすでに紹介しました。 http://aikofreetalk.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/the-first-bento.html アイコさんは、米国西海岸のLAで英語発音を教えられています。このあいだ、ある掲示板で、英語喉のことをお知りになったということで、ピンと来られたということです。で、私たちのサイトで書いてあること(動画も?)参考にされたうえで、喉を実践されており(あとLAにお住まいだし、周りのネイティブが「がまがえる」みたいな声で発音しているのは、明らかですよね、、、その声というか音色自体が英語の発音には大切)、なんとまだ英語喉をゲットしておられないとのこと。 アイコさん、英語喉は2年前に出ました。その数年前から、予告もしておりましたが、英語喉のノの字も、これまで、見ませんでしたか? 私は声をあげて、出来るだけ多くの人に知ってもらいたいと思って、やってきました。例えば、去年の今ごろ、アメリカに留学してきて、今帰る人がいるとします。英語喉を知っていたか、知らなかったかで、どれだけ成果が違うでしょうか。 少なくとも、こんなものがありますよ、とお知らせして、それで実践されなかったのならば、しょうがないですが、私のせいで、知らずにすごしたとなると、あまりにも残念です。 今までのメソッドの人は、そこまで出てこないですが、私にしては、ちょっとぐらい恥ずかしい思いはするかもしれないが、一人でも、成果を上げることができたら、幸せなわけです。 私は、これまで文部科学省にも本を父経由で届けたり、知人の言語学者に問い合わせたりしましたが、その限界を感じています。というのは、ご本人の英語力が、やはりピンとくるかどうかに関係してくるからです。本当の英語が聞き取れないのに、喉がどーのとか、言われても、わけが分からんわけです。ただ声が低いだけでしょ、、となる。 英語喉の説明は苦労するのは、「あなたはそんなに発音にこだわっているが、我らを馬鹿にしているのか?」と思われることですが、最近は、機関銃英語がでて、これは、英語喉より説明が楽です。「日本人はネイティブ発音ができなくてもよい」と言う英語の先生はいても、「日本人が聞き取りができる必要はない」と言う先生はいないので、説明がしやすいように思います。 完全に喉パラダイムは、日本の現在の言説状況の外にあるわけです。だから、喉パラダイムが主流になるには、マーケットにまかせるしかないという状態になります。専門家に持っていっても、パラダイムの外にあるために、狂気の言説となってしまい、除外されてしまうわけです。 ミシェルフーコーという哲学者によりますと、昔、「アホ」のカテゴリーに属した人々が、船にのせられて川を行ったりきたりしたそうです(というか、これは実際に存在したのではなく、そういうイメージの話があったということらしい)。さらに、大昔の監獄を見ますと、今の感覚では、監獄に属さない人達まで、入れられていたそうです。つまり、昔のエピステーメからいくと、除外の対象になる人達の定義自体がちがったらしいです。 喉パラダイムは、現在の言説状況のなかではアホ扱いかもしれません。この状況を抜けだす一つの(多くのなかの一つです)は、実際、英語ができる人の支持を受けることです。そういう意味で、アイコさんが今回、喉パラダイムにピンと来られているということは、非常にうれしいです。 もう一つは喉実践者の活躍ですね。それから、英語なんて考えてもみなかた人たちを応援することも。 口を大きく動かすとか(実際にネイティブは動かしていないのに、、、映画などを見たら分かるのに)いうアプローチのほうが、実は、おかしいのだという非常に単純なことに、人々が気がつくのにあと何年かかるでしょうか、、、。あるいは、イントネーションが言われているほど大切ではないということに気づくのに何十年かかるでしょうか。イントネーションの違う大阪人の日本語を、東京人が聞いたとき、特殊の語彙でなければ、殆ど100%分かるのにね。英語でも、ロボットみたいに平らに読んでも通じるし、また歌のように、普通の会話での音程を無視していても、理解できる。この当たり前のことを私はこの5年ぐらい唱えていますが、常にアホ扱いされてきました。もっているのは、出版社さんや、喉実践者さんの理解のお陰、また広島で応援してくれている家族のお陰であります。 口を大きく動かすとか、おおげさにやるという発想は、歴史性があって、きっと、昔からあったんだろうけど、詳しく調べれば、富国強兵の国家体制作りのなかで固められてきた教育実践なのだろうと予想しています。ワシントンDCに日本の芸術品が飾ってある博物館がありますが、浮世絵のなかには、今ほどの大げささは見られないような気もします。あ、歌舞伎にはありそうですね。 関係なさそうに聞こえるかもしれませんが、私は、今、社交ダンスを習っておりまして、先月からルンバをやっておるのですが、ルンバの歩き方でさえ、ものすごい難しいんです。おおげさにやればいいということではなくて、本当に、ダイナミックな体の動かし方を学ばなければ、腰の動かし方が大げさになりすぎて、全然、ダメ。先生のやっているのをよく見て、原理を理解するぞ!と、やっていますが、やっと、「あ、自分のやっていることはダメだ、できていない」が分かるところまで来ましたよ。 社交ダンスの世界は、実際にできる人がこうですよ、と教えてくれます。そしてそれを懸命に真似るわけです。その教え方が喉パラダイムに通じるものがあるんです。手足をやたらを大げさに動かしているんじゃないんですね。もっと根本的に、重心の置き方とかが大切で、それをやっていると、自然と手足がそれについていくというかんじ。 喉パラダイムによくにている。喉をやっていれば、なんとなく自然と3ビートになる。喉をやっていれば、自然とイントネーションが自然になる、、みたいな。 で、そういうレッスンを受けて、自分はまだまだと分かったうえで(少しはできるようになったうえで)、テレビのSO YOU THINK YOU CAN DANCEとかいう番組を見ると、それに出てくるダンサーの上手下手がよく分かるんです。 本物が見抜けるというのは、ある程度、自分ができていないと分からない。そういう意味で、アイコさんには、喉パラダイムにピンと来られたのではないかと思います。 これアイコさんの発音矯正サイトです。LA付近の人はGOでしょうか?! http://hatsuonkyosei.com あ、ところでマイケルジャクソンがなくなりましたね。本当に、才能があった人でした。

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国産ネイティブ アイコさんが音声UPされました

BENTO BOXの、BOXのOがオになっているので、それをアにしたら、後は、ほとんど完璧ではないですか!恐ろしい。 http://aikofreetalk.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/the-first-bento.html  

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なぜ社会運動が起きるのか

今後、ここで書きたいテーマ 社会ネットワーク分析 大学院時代にやっていたが、最近、仕事でやることになりそうな分析法。政府の援助をごまかしている団体を、このメソッドを使って、しょっぴくためのモデルをつくり、試す。グルは誰だ?というのが視点。ポイント、数学は使ってなんぼのもんだということを主張したい。行列計算を使う。教育といえば、すぐ、将来のためにとか、将来どんな役にたつかという方向ばかりに話がいくが、今日、どう使えるか?という視点が大切ではないか、、、というのもポイントとなる。数学といえば、証明だ、基本問題だ、応用問題だと面倒なことをさせられるが、使う、という観点で勉強したほうがよいのではないか?ということ。もうギリシャ時代の大思想家が解いてるんならええじゃないかということ。 幻想としての優等生 優等生は存在する、したのか?漠然と、成績の良い生徒、学生というのは、いるが、実際は本当に存在するのか?成績が絶対主義でない場合(つまり順番で成績が決まる場合)、実は、誰も実質的な意味で、賢いとか、えらいとか、そういうことが存在しないこともありえる。勉強しない生徒は確実に存在する。が、本当に成績が実質的によく、できる生徒は存在するのか?(英語聞き取りに関しては、喉実践者とか、帰国子女以外には、100%聞き取りはまだあまり存在しないと思われる。在米組10年以上の誰に聞いても、「仕事関係のことはわかるが、日常会話は全部は分からない」と来る。しかし、社会全般的には英語ができる人が多く存在すると信じられている。実は学校の科目でも、マスターしている生徒というのは、いないんじゃないかということ。いるんなら連れてきてくれってかんじ。) 3つめは、たまっているコメントに答えること。例えば、アキさんがコメントをくれているが、まだ答えられていない。 さて、今日のテーマは、パラダイムについてだ。喉パラダイムと従来のパラダイムを比べる。そして、それが小学校での英語教育に関しての反対賛成にどう関係してくるか(だが、そこまでは行きそうにないな)。 従来のパラダイムでは、練習するにつれ、モデル音に自分の発音が近づいていくとされている。 喉パラダイムはかなり違う。 1.喉は、リラックスさえすれば、色んな音をまねることができる。 2.日本人の喉は、緊張気味なので、音をうまくまねることができない。 3.リラックスさせれれば、どんな英語音でもだせるようになる。 つまり、喉の本来の性質をとりもどそうというのが喉の実践である。このことの証明のようなことを、機関銃英語の録音中に体験した。47ページでネイティブのナレーターさんに、犬の鳴き声を録音してもらったが、一発どりでとれた。片方の人が、ちょっと勘違いして、BOW WOWみたいに読んだので、いや、自然の犬の声をやってくれっといったら、一発で非常に上手な犬の音を録音できた。 つまり、喉をリラックスして出せる音は英語音だけではない。自然界に存在する音なら、リラックス喉はなんでも真似ることができるのである。 つまり、動物の鳴き声のまねが下手なネイティブは存在しないのだ。 従来のパラダイムは、口や舌をがんがん動かして、鍛えるというパラダイムだが、強くすれば、うまくなる、毎日やればうまくなるという考えがある。それは、ラジオ体操とか逆上がり、乾布摩擦に似た思想実践である。 あ、時間がなくなった。 面白い喉の旅をされているのがわかる記事を三羽四郎二郎 さんが書かれているので紹介したい。タイトルはTHEの発音である。 http://ahalfyear.blogspot.com/2009/06/blog-post_20.html THEが母音の前でジになるというのは、なんらかの勘違いである。このことは英語喉で書いた。これは普遍の真実であるが、日本では誰もそのことを信じない。JETが始まって20年ぐらいになるが、日本人の英語の先生に、このことでたてついた人はいないのだろうか。 英語の先生も、ネイティブには分からないと納得したのだろうか。 自慢ではないが、私は喉以前から、この事実は知っていた。だって、聞き取りができたので、周りのネイティブがしゃべっていることが聞こえるからだ。英語を研究するためには、自分で聞ける、100%聞けるということが大前提である。 読み言葉と自然なしゃべり言葉は違う。 このあいだの機関銃英語の録音で、ネイティブのナレーターさんに、お手本としてTELEPHONEと読んでもらったら、TELEの最後のエをエと読んだので、ネイティブ著者がそれをキャッチして、自然なほうで言ってもらった。正しくはSHIPのイである。極端に書くと、正しい発音(普通の会話での)は、テレフォンじゃなくて、テリフォンである。 ところが、字を目の前にして、日本人の学習者に親切なようにと意識して読むと、どうしてもテ*レ*フォンと発音してしまうのだ。 これはネイティブのナレーターさんが、不自然に読んでいるわけではない。ノンネイティブの学習者用にゆっくりはっきり読もうとするとそうなるのだ。ある意味で、自然な現象だ。 ところが、このことが聞き取れないならば、そういう言語の面白い現象に気づくことができない。 そういう意味を込めて、アピールしたい。まずは聞けて言えるようになろう!と。 タイトルである「なぜ社会運動が起きるのか」に到達しなかった。 今年か来年ぐらいには、喉でまずできるようになったほうがマシだ!ということに、人々が気づいてくれるだろうというとこにもっていこうとしたのだが(マシ=合理的選択)、到達しなかった。そのメカニズムはイランなどで起こっている社会運動のメカニズムに似ていると思ったのだ。

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