土曜セミナーレポート (1) 英語を速く読まず、シラブルごとに英語喉でゆっくりと!

昨日の土曜セミナーはとても私にとって充実していました。また参加者三3人も、とてもすばらしい効果を経験されたと思います。最初に、CNNを見てもらって、聞こえたところを繰り返してくださいと頼みますと、Aさん、まあまあ、Bさん、まあまあまあ、Cさん、う~ん、難しい、、、という感じでしたけど、2時間後だと、Cさんは、うまく聞いたニュース英語を繰り返してらっしゃった。Aさんも、Bさんも、特に3ビートのリズムがつかめて、聞こえやすくなったとのことでした。 発音も、Cさんは、実際上、ネイティブと同じになってしまっていました。AさんとBさんは、緊張度にばらつきがでましたが、リラックスできたときには、ネイティブとだいたい同じになっていました。実際の定着は、1)リラックスできるかどうか、2)実際に、使うかどうかにかかっています。 実際に使うかどうか、という点、皆さんがお帰りになって、あ、こういえば良かったと思う点がありました。それは、英語喉のセミナーの最後でフリートーキングをしてもらって、前から気づいていたことがあります。それは、勉強したばかりの英語喉を使わないで、高速スピードで喋りだすかたのほうが多いという点。これは昨日だけではんく、前から気づいていました。 これは私の意見ですが、その時点までで、すでに英語は長くつかってらっしゃるので、その英語で当然、喋られるのではないかな?当たり前のように聞こえますが、おそらく、例えばこれまで20年ぐらい、使っているフレーズとか、初対面のときに言うパターンとかが誰でもあると思うのですが、それが出てくるのでは? 私が、昨日、このことは言わなかったのですが、気になったのは、英語が速いという点です。実は、その前のときに、参加されたかたと電話で話をしたのですが、 「私は英語を喋るのが速くと、、、」 と悩んでおられました。 つまり、英語喉をせっかくならっても、それを、その時点まででマスターしておられた、早い英語、、、厳密には、もう暗記してしまっている、パターンになっている英語を使ってしまう、、、のでは? 昨日は私はこのようなアドバイスをしました。ゆっくりと、言っている一つ一つの単語を考えながら、喉から発音してください、、、と。 つまり、これまで使っているので、頭に暗記されている英文は、おもいきって使わないのです。じゃなくて、一つ一つの単語を、シラブルを大切にしながら、ゆっくりと喋るのです。 例えばですが、I THINKという表現でさえ、おそらくすでに頭に暗記されているはずですが、暗記されているのを使わずに、I THINKというのを本当にそう思いながら言うのです。 暗記されているもの、頭に収納されているもの、使い古しているものを、おもわず、読んでしまうから、英語が速くなるのではないでしょうか?そして、喉発音が実践しにくくなります。 そういう意味で、ぐーグルの副社長さんが本で、とにかく言うことを50パターン覚えこんでしまう、、、という練習は私はいいと思えません。大切なのは、新しい状況で、新しい内容でも、その場で、ゆっくりとでも作り出すことです。X IS Yというような非常に基本的な構造を使いながら。 早く喋る必要はないのです。実際、ネイティブは、たらたらと喋っています。英語ってスピードが遅いですよね。シラブルに、だいたい3つ音もがはいるので、全体的にスピードが遅い。 だから、ぼんぼんぼんぼん、、、という感じのたらたらしたリズムになるのです。 弾丸英語、機関銃英語に聞こえるのは、シラブルを単位として聞かずに、個々の音(MとかSとか)を聞いているからでしょう。それだと当然、むちゃくちゃ速い。) 実は、他にも昨日のセミナーから学んだことがあります。また後で。

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まとめ 英語喋れるの?

結局のところ、私たちが80年代に英語を勉強していたころに、アドバイスを発信していた人達、例えば、松本道弘氏、あるいは松本氏が師匠と仰いでいた人達のアドバイスというのは、英語を勉強するのに、それほどお金がかからないアプローチばかりだった。しかし、ある意味で本当に英語が好きでないとできないものばかりだったかもしれない、、、 英字新聞を読め 英語で考えろ 外国人と喋れ VOICE OF AMERICA, FENを聞け(FENは当時のアメリカ軍の放送) 当時の人達は、自分で実際に英語を喋っていたと思う。その代表が小林克也氏であり、東後先生だった。私の中学校1年のときの先生も、英語をしゃべっていた。中学校の近くに造船所があり、そこにフィリピンの労働者がいて、一度、体育館にバスケをしに来ていたのだが、剣道部だった、私と友人は、M先生を呼んでこよう、ということになって、呼んできたが、M先生がその人達と英語で喋るのを聞いて、感心したものだ。 <あれ?大橋巨泉さんとか、中曽根首相もしゃべってなかった??あれ見て、すげーと思ったものだ。> ところが、最近、日本人が英語を喋っているところをテレビで見ることが少ない。英語を喋る役目は完全に、帰国子女さんたちか、日本語がぺらぺらの外国人になってしまった。日本人の発音の先生達は、英語を、本当に、しゃべりたくなさそうに、ちょこっと読むだけだ。 読むだけであり、アドリブで喋らなくなっている。 <そして、外国人の英語は、必要以上にややこしいものになっている。たぶん、日本に住んでいる外国人は、自分たち独自の味を出すために、わざと難しい英語を喋っているのではないだろうか???実際、英語ってネイティブだったら誰でも喋れるので、飯を食うには、屁理屈をこねながらえらそうにしないといかんだろう。ネイティブだったら誰でも英語が教えられるわけじゃないんだということを、ネイティブ自身もアピールしたいだろう。 しかし、これは私の主観だが、英語で喋らナイトのアナウンスの英語は、普通の日本人が到底理解できるレベルではない、、、難しすぎるのは、ネイティブさんたちが職を失わないためのストラテジーじゃなかろうか? さらに、あの番組は英語が分からなくても楽しめるようになっている。 80年代には考えられないことだった。私は東後先生の土曜のフリートークを分からないなりに聞いていたし、VOAも分からないなりに聞いていたが、英語が好きであるとはそういうことだと思っていたから、苦にならなかった。 確かに、番組中、英語が分からないと楽しめないかもしれないが、分からないから楽しめないというのは、熱意が足りないのではないかな。 > さらに、ネイティブのように喋る必要はないとか、どのくらい英語をマスターするかも、人によってレベルを設定しろだの、面倒くさいことばかりいっている。 そういう面倒くさいことを言うのは、それは英語が苦手だからだろう。 実は、これは、あてづっぽうで言っているのではない。その人の英語を少し聞くと、口発音かどうか分かる。口発音の人には、英語が聞けないのだ。これは本当だと思う。さらに通じにくい。これは実際、本当だ。だから、いやいやながら喋っている英語の例文を聞いただけで、その人が英語ができるかが分かる。 英語できる? と聞くと、それは何を目指しているかによりますとか、また面倒くさい言説にであうだろう。 私は、英語にレベルがあるなんて思っていなかったが、今でもそう思う。例えばだが、THIS IS Xという表現は、日常でも使えるし、仕事でも使えるし、留学先でもつかえる。 なのに、なぜ英語に色んなレベルがあるとか、そういうことが言えるのだろう???? 本屋に行くと、ホームステイの英語だとか、ビジネスの英語だとか、細分化されつくしているのだが、私にとって、英語は単なる英語にしかすぎない。 そして英語にはアドリブ英語しかない。 言語はその瞬間ごとに、単語を出していくものだから、アドリブ英語しか存在しない。 アドリブ英語をマスターするには、使いまくるのがまずは大前提だ。 使いまくるには相手がいる。 その相手、何人いる? NKJMさんや、ASHURAさんが、英語について振り返ったエッセイを披露してらっしゃる。私の場合、やはり考えると、両親がそういうのをサポートしてくれたというのが大きいと思う。父が、高校になったらホームステイでもどうか?と中学のときに言ってくれたことがあるが、やはりそういうのは、やる気がでたと今思う。 さて、これから全ての親が、子供の英語教育をサポートしようというのが結論ではない。80年代、90年代、と日本人は苦労してきた。さて、ここにきて、喉が原因だと判明したのだから、これからは、 どのような家庭環境にあろうと、どのような境遇にあろうと、 英語喉で英語ができるようにしませんか?というのを言いたい。 だから、皆が皆、留学をする必要はない。してもよいが、今までのように決死の覚悟で臨む必要はない。日本だって、グローバル社会の一部だからだ。 今日のテーマについてアドリブ英語で喋りました。英語会話のコツなども披露しました。 www.estat.us/blog/can_you_speak.mp3

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英語喋れるの?という観点

は、傲慢だととられがちだと思う。しかし、他の分野を考えてほしい。 私がやっている統計とかメソッドとかの分野で言うと、統計ができない人が統計について語ることは不可能だ。しかし、英語の分野では英語ができない人が英語を語る。しかし、それが目に余るほどだと私は感じる。 語彙を覚えないから英語が理解できないという考えを即刻やめてほしい。 気持ちは分かる。しかし、少なくとも喋るという観点から行くと、語彙は中学、高校レベルで充分だ。実際、そうだ。ネイティブは語彙の少ない子供でも英語を喋るが、平易な単語でも複雑な思想を表現できるからだ。 実際問題として、難易度の高い単語は、会話というより、あれは書くときのためにあるのではないだろうか? では聞くという立場からはどうだろうか?日本人は英語が聞けないのは、単語を知らないからだと思っている。発想を変えてほしい。まず、そもそも音が聞けていないのだ。音が聞けていないのだから、語彙の問題ではない。 ここで、ちょっと発想の転換をしてほしい。先日、ある人に、pharmaceuticalという単語をどう発音するか?と質問された。 さて、日本人で語彙が大切だと思っているならば、この単語を知らないから聞き取れないんだと思い込んでいるはずである。 しかし、細かく見て欲しい。pharmaceuticalは以下のようにシラブルに発音される。 FARM MIS SUT TIK KL 厳密には F-A-rM / M-i_-S / S-U-T / d-i_-K/KL  あるいは F-A-rM / M-i_-S / S-U-T / T-i_-K/KL 一つ一つの単語は単純はものとして存在する点に注目。 FARMは農場と一緒だ MISはI MISS YOUのMISSと同じだ SUTはSUITと同じだ。 TIKはTICKETの最初の部分と同じだ。TICKという動詞と同じだ。 KLは、まあ、ありふれた形容詞の終わりの部分だ。 つまり、分割していくと、シラブルが、普通に知っているはずの単語に還元されるのである(TICKという動詞は知らない人がいるかもしれないが、TICK TACKという表現は知っているかな?)。 つまり、難しい言葉も単純で、日本人が知っている単語なのだ。 日本人が単語が難しいから英語が聞こえないと思っていることが、これで完全に崩れてしまうのではないだろうか?単語を知らないから聞き取れないというが、分割すると、知っている単語なはずだ。すると、知っていても聞き取れないということになる。 難しく見える単語も、実は、非常に単純で、誰もがすでに知っている単語に還元されるのだ。 つまり日本人の問題は、その単語を知らないから聞き取れないのではないのだ。 そもそも、音として聞こえていないのである。 <他の外国人は最初から音としては聞けている。ジーナが言っていたが、日本留学中、何か分からないことを言われて?分かりませんというと、同じ表現をゆっくりと日本人が繰り返したという。これは意味が分からなかったらしい。音としては、聞き取れていて、その意味が分からないから、聞いているのに、同じ表現を繰り返してくることにびっくりしたそうだ。日本人が外国人が日本語が分からないとすると、それは日本人がそうであるように、音として聞きそこねたのだろうと勘違いするのだろう。「空耳」があるのは、日本人だけなのかもしれない。空耳の原因は、3ビートの言語を2ビートの言語話者が聞いているから起こるのだ。> さて、どうするか? 英語喉を実践することで、英語の本当の音を体感、体得するのである。そして、シラブルごとに聞けるようになると、もっとすんなりと英語が聞けるようになる。 語彙を覚えてリスニングをマスターしようというアプローチに対して私が異議があるのは、そういうやり方で指導している人自体がリスニングができていないのではないかと思うからだ。 <もっと簡単に言うと、で、英語喋れるの?となるのだ> このインターネットが超発達し、誰もがブログで音声を出したりできる現在、なぜ、音声を公開せず、英語が実際喋れるのか、あきらかにせず、国民を総動員して、アクセントの位置がどうのこうの、語彙の語源がどうのこうのと言えるのだろうか???????? しかし、もちろん、音声を公開する人もいるかもしれないが、英語がうまい人は、全員、声が違うのである。声が深い。 あっちゃんというかたが英語発音を教えてらしゃって、USTREAMなどで指導されているが(http://www.ustream.tv/channel/a-atchan )、このかたも、英語喉的に喉をきしませながら英語を公開されている。このかたは、独特な指導をされていて、アクセントの位置なども信じてらっしゃるようなので、英語喉の指導とは違うのだが、実際、ご本人が喋られている英語は喉からきしむような音がでている。 英語喉的でなく、西洋言語の音声を公開しているのは、スペイン語のたこ焼き村先生だが、これは歴史的意義のある事件だと思っている。というのは、従来のIPAパラダイムの先生が、正々堂々と、ネット上で、ご自分の発音を、単語レベルだけではあるが公開されているからだ。そして、その根本のところの発声法は、日本語と同じ発声法でスペイン語を発音してらっしゃる(と私は思う)。つまり英語喉的でない。これは、単語レベルだけの公開で限定的であるにしろ、大きな出来事だ。 やはり従来のパラダイムの人が音声を公開したのは、今世紀の一大事件である。パラダイムに異変が起きている。 伝統的な音声学では、発音指導はしても、自分の発音は公開しないのが、暗黙の約束ごとであったのだ。 しかし、ついに言っていることと、実践を、少なくとも、統一してらっしゃるのである。  […]

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