フランス語が内容をともなって頭に飛び込んできた 感動
広島の人が、アメリカの核実験に抗議して、、、うんぬん、、、という話をAMラジオニュースで聞いた。 何が、感動したかというと、私はこのニュースをフランス語で聞いたということだ。ラジオをつけた瞬間、え?フランス語ってこんなにのろまだった?と感じた。あ、これは男性のアナウンサーがたまたまゆっくり喋っているのではないか?と思ったが、女性キャスターに代わってからも、フランス語はノロマなままだった。 しんいちろう いしはら という名前が聞こえて、あれ?日本関連だと思っていたら、急に、意味が飛び込んできた。 広島のなになにさんが、アメリカのオバマ大統領に、核実験に反対して、、、うんぬんうんぬん と。 感動だ。 最近、土曜日に教え始めて、あるかたが、メールで、シラブルのボンボンが全く意味が分からないとおっしゃっていらい、工夫しないといけないと思い、拍手をシラブルに合わせてしてもらう方法をやっている。 いや、拍手の方法は前からやっているが、具体的に、日本語と英語のスピードを比べてもらうのが目的だ。 まず日本語で、やってもらうと、日本語のシラブルが速すぎて、手がついていけない。 ところが、英語でやると、シラブルが結構、遅いので(のろまなぼんぼんぼん、という感じ)、余裕でついていける。 そういう教え方を始めて、セミナーは2時間なのだけど、最後で、あ!聞ける!と感動してもらえる確率がぐーんと増したのだ(ちなみに、受講料は、効果があったときだけと御願いしている)。 で、頭のなかで、あ、バスケットボールをつきながら、自己紹介してもらったらどうだろう。まずは、日本語で、、、無理。速すぎて。英語は、ボールをつきながら、シラブルのリズムを合わせて自己紹介は可能。 HELLOはHEL-LOで、ボールを2回つく。 そんなことを頭の中で想像していた。 そういうなかで、今朝、フランス語のラジオを聞いたら、フランス語がものすごくのろい。 のろい。のろい。のろすぎて、亀のようだった。 すると、意味が飛び込んできたのだ。 そもそも、英語がのろいというテーマは、NKJMさんが英語喉の感想で、TOKYOを外人が発音したら、やたらのろまに聞こえる、、、という話から始まったのではないか。 NKJMさん、ありがとう! ちなみに、TOKYOが、やたら間延びして聞こえるのは、直接の原因は、KYのところをどう発音していいか分からないので、一つ、シラブルを足す、、、という、ちょっと例外的なことが起こっているということもある。それにしても、やはり、西洋言語は遅い。 というか、シラブルに音を2個つめただけで、発射可能になる日本語こそが、機関銃言語なのだ。 他の言語は、3個詰めるので遅い。 こんな説明をしてみた。 *** そもそも、シラブルを無視して聞いていると、例えば、「first of all」がものすごく速く聞こえるのではないでしょうか? F-I-R-S-T-O-F-A-L の一個一個の音を聞いているならば(全部で音9個かな)、例えば、この全体を1秒で言うならば、1秒 割 9なので、1音につき0.11秒です。 ところが、実は、日本語のヒラガナと同じようにシラブルというのがあると気づけば、 FIRST-OF-AL(あるいはFURST-TUV-VAL) は3つの塊からなるので、1シラブルのスピードは、1秒 割 3 で 0.33秒になります。遅い、遅い。 **** さて、上では、NKJMさんのことを紹介した。また、セミナーに来てくださった方のことも紹介した。こんな感じで私は、喉実践者さんからの刺激を受けて、指導法を工夫することが楽しい(といっても、常に、英語喉を見たらもう書いてあるのだが、、、やっぱりジーナはすでに言っているといつも思う)。 GOROZOさんというかたが、THを舌をあまり動かさずにやっている、、、ということをTWITTERで言っていたけど(GOROZOさんだったかな?)、それも実は、なーるほどと思うことがあったので、明日、書くので読んでね。でも英語喉読んだらやっぱりもう書いてあるんだけど、、、。
UMEKOさん、TOEICリスニングセクション満点おめでとう
今日は、UMEKOさんが、以下のBLOGでTOEICリスニングセクション満点を報告されていて、とてもうれしく思いました。おめでとうございます。 http://73417248.at.webry.info/201010/article_1.html なるほど、余裕で聞けるので、選択枝を先読みする必要がなくなった、、、と。英語喉のお陰と書いていただいていてうれしく思いました。 やっぱり3ビートですかね。音が切れないんだと。喉の音に集中力を合わせるならば、やはり、全ての音が聞き取れますよね。 矛盾しているようですが、音はつながっている+音はシラブルごとに束ねられている、、、と。 この矛盾するようなことが、結局、日本人にシラブルを気づかせることを遅らせたのでしょう。中国語は、ましですね。音はきれぎれである+シラブルごとに束ねられている、、、と。矛盾がありません。 さて、UMEKOさんが、選択枝を先読みする必要がなくなったとおっしゃったけど、私も英語喉でやっていて、文法やらコンテキストにさえ頼る必要がなくなりました。よく、背景も知っていないといけないみたいなことを聞くけど、英語を理解するのに、背景を知る必要はないと思います。今、CNNつけてて、世界の色んなニュースが入ってくるけど、背景全然知らなくても言っていることが分かる。 前は、文法に頼って聞いていたときもあります。予測しながら。でも今は、ただ聞いているだけ。
誰をお手本にするのか?私が大学1年生のときの思い出
同志社大学にまずESSに入部した。おじさんが大学時代に立命のESSで活躍したと聞いていて、父が薦めてくれたので、じゃあ、入ってみようかと入ったのが、これがものすごい大所帯。 なんと当時、一回生だけで100人近く部員がいた。だから、たくさ~んの友達ができた。 で、昨日、ふと思い出したのだけど、そのときに、誰から刺激を受けたかというと、高校時代に1年留学をしていたという人達だ。同級生もいたし、先輩もいたし、後輩もいた。 ESSに大集合していたのだな。 帰国子女もたくさんいたけど、彼ら、彼女らは、もう英語ができるので、ESSには入らないし、またなんというか、同志社国際高校とかから来ているので、社交の範囲が違って、一緒に遊んでくれない感じだった。リッチな感じもした。バブリーの時代だし。 さて、その当時、たくさんいたのだ。高校のときに留学をしていた人達。彼ら、彼女らは、本当に英語がぺらぺらだったし、さらに、留学のときの話などをしてくれた。 アメリカで彼女ができたとか、モンタナで誕生日の日に、校長先生に呼ばれたのでなんかいなと思ったら、全校生徒が総出で、サプライズの誕生会をしてくれたとか、苗字にSHITという文字があったので、クソと呼ばれたとか、、、ニュージーランドではこうだったとか。 AYUとか、YAUかなにかYの入った名前のついた高校留学の制度ってある?それで行った人だったと思う。 そ~んな面白い話をたくさん聞かせてくれたのである。 本当にありがとう!と思う。 確かに、英語がうまかったし、あ~、なるほど、この人達のように1年ぐらいいけば、なんとかなりそうだ!という希望も与えてくれた。 その人達と一緒に、また普通の他の学生と一緒に、ランチのときに集まって英語を喋る練習を毎日か、あるいは一日おきかな?にしていたのです。 でも、しかし、やはり歴史的なものもあったってことだと思う。当時、日本の経済がよくなっていって、高校留学を経験をしていた人口が増えていて、そのことの恩恵に授かったわけだ。 戦後、大変だったと思うけど、私達のお父さんやお母さんの時代が、経済を築いてくれたわけです。 でも、今、逆に、多難の時代になっている。 それは、英語ができないのに、英語について語りすぎる言説があり、それらを聞いていると、本当に英語ができなくなるのではないかと心配する。 語彙を増やすのは良い。文法を勉強するのはよい。 でも、じゃあ、どれだけそれらを使って英語を喋ってますか?使っていますか? 私は、その高校時代に留学している人達があまりにカッコよかったから、自分もどんどん英語を使ったわけです。 またESSの普通の部員やら先輩だって、貪欲なほどに英語を使っていたわけです。 そのときに、断じていえるけど、 Rのときに唇を丸めろだとか、口を大きくしてこの母音を発音しろ、、、なんてことを言っていた人は、一人もいなかった。実際、ネイティブはそうしていないのだから、そもそもそんなことをするという感覚がなかった。 なにかが、80年代から今の間に変わったのだと思う。 こないだ、高校の国語の教師をしている私の級友で、広島県で賞をとったほどの実力者の友人が、こういっていた。最近の子供は、情報が多すぎて、どれを選んで良いかわからない状態になっている。 やっぱりそれ本当だ。 80年代は、日本人は、英語に直接関わっていたと思う。しかし、21世紀となり、なにか変だと思う。 私の勘だが、おそらく80年代は、私やASHURAさんやZENさんや長崎の雨さん、天満さん、RONさんなどのように、英語ができる人を生んだけど(まだいるはずだ、連絡ください)、どうがんばっても、英語ができなかった人も生んだのだと思う。 口発音で2ビートの場合、その人達のほうがどうしても多いわけで、その一部の人達の言説が、ネットやら本やらで、勉強法論を席巻してしまったのではないだろうか? そうしたら、英語は議論さえできればよいとか、日本人なりの英語があってよいとか、色々な意見が出だしたのではないだろうか?? だから、勉強方法ばかり一人歩きをしてしまっているのではないだろうか? もっとシンプルに聞くべきである。自分に。 今日、誰かと英語喋った?昨日は?じゃあ、3日前は? それだけだ。 実は、このやや悲観的なエッセイを書いたのは、英語圏に3年いるのに、日本から英語教材をとりよせて勉強しているというBLOGの人を読んでかわいそうでならなかったからだ。英語圏にいるなら、本当は、そこで喋って、使えばよいのだが、、、。 英語喉送るから、連絡先教えてくれ。 この時代、本当に、私は心配する。なんと日本にいるネイティブでさえ、日本人が英語を学ぶ前に、彼らの日本語がうまくなり、日本人の日本語英語でさえ、理解してしまうという世紀末状態である。 英語の勉強環境は悪化しているのではないか???? アドリブ英語で、今日のテーマを喋ってみました。 www.estat.us/blog/ess.mp3