音は響きである
日本人の感覚で、ネイティブの発声は 声+響き という感覚があるが、音ってそもそも、響きですよね?だから声+響きの公定式が間違ってますよね? 声=響き=音色=色々な発音 じゃない?従来の発音学習書って、以下のことをASSUMEしています。 声帯からは2種類の音しか出ていない。一つは有声音、もう一つは無声音。 それら二つを口、舌、唇が処理することで音が変化する 響きは、個人の好みによって、ちょっと加える(コショウ少々みたいな感じ?) って感じの世界観ですよね。でも、音ってそもそも響きなのです。英語喉パラダイムだと 響き=音 ですね。日本語が特殊なのです。喉を緊張させて、響きを押さえぎみに平たい音を出す。じゃないと、日本語らしく、音が短くならないので。 エレキギターでアルペジオをするときに(アコースティックと違って)、うるさくなりすぎるので、右手で音をミュートしながら弾くんですが、それに似ています。そうしないと、うるさすぎる。特に、ディストーションを加えてやるときに、ミュートが大切。 しかし、あ~と言って、舌の位置を変えても、音色が根本的に変わらないということに気づいてと思いますが、音がこもったりするから、それを曖昧音だとか、なんとか言うから、分かりにくいのでしょう。 そもそも頭をクリアにして考えると、声帯だけですよね。音の震源地でありえるのは。そこで出た音を、かなり離れた場所にある口の中の舌の高さとかで、母音の音の音色を本当に変化させることができるなら、それは魔術でしょう。ブラックマジックでしょうね。 響きについてギターで考察 www.estat.us/blog/hibiki.mp3
英語が本当にできるということはどういう感じか
皆さんは、きっと英語ができるようになるために色々と努力をされていることだと思う。3年前ぐらいから英語喉を始められたかたは、すでに、英語が普通になっている人がいるかもしれない。 英語が本当にできるということはどういうことなのかを書いてみたい。そうすることで、まだそこにいたっていない人にやる気が出るかと思う。というか、まあ、英語が聞こえて発音できれば、イメージできることだと思う。 英語が聞こえるとは? 聞こうとしているわけではないのに、行きかう人の英語などが頭に入ってくる 全然、先を予測したり文法に頼らないでも理解できる。コンテクストに頼る必要がない。 歌を聞いたり、ミュージカルを見たとき、ありゃ、よく考えると、普通の会話の英語がものすごくスローダウンしたのが歌詞なのだと、思える(当たり前だが)。 歌:ジャンルによっては、わざと崩した感じ歌う人がいるので、分からない部分もあるかもしれないが(これはネイティブでも同じ)、カントリーミュージックなどのように、歌詞が肝心な歌なら、普通に理解できる。 世界の様々なアクセントが努力なしに分かる(シラブルの区切り方が、日本人以外は同じだということを手がかりに)。 YOUTUBEなどで英語を聞きだす前に、聞けるかな?聞けないかな?という不安がゼロ。 英語が喋れるとは 考えるのと同時に喋ることができる 語彙は基本的なものを使うことが多いと思う(難しい単語は、自分の専門であれば使うだろうが、書くためにある感じ)。気づいてみると、難しげな概念でも基本の言葉で喋れることに気づいている。 英語が書けるとは? 書くことだけは、アドリブでないと思われるかもしれないが、書くことさえ、喋るときと同じように、英語の語順で考えながら、英語の語順で書いている。 英語が読めるとは? 飛ばし読みができる。そもそも、文全体を読まなくても、単語を拾いながら、意味が分かる(200ページのレポートを1時間後に議論しましょうといわれてもあせらない)。目次やら、ヘッダーなどもフル活用して、どこを読まなくてもよいか判断しながら読むので、全ての文に目を通るわけでは絶対にない(雑誌や新聞を日本語で読むときに、日本人がしていることと同じ)。 文法構造に全く頼らなくても理解できる。 その他 動詞だ、名詞だというが、意味を理解するのに、その単語の役割を知らなくても理解できることに気づく。よく考えると、英語では動詞も名詞も同じなことが多い(例 WALK)。日本語でも同じだ。 <例文:「3時に帰社」。帰社は動詞的な意味を持つはずなのに、「帰社した」と書いてなくても分かるのと同じ。文法構造が意味を作り出すというのは、勘違いではないかな?> 英語をそれなりに勉強した人達のなかで 日本人以外で、英語に苦労しているノンネイティブがいないことにふと気づく。会議中にノンネイティブで一人として、聞き取りに苦労している人がいないことに気づく。 日本人でもシラブルに注意して勉強し、喉発音をしていれば、英語ができるようになる。中国人の隣人が言っていたが、最近では中国人の英語がかなり向上していると言う。英語学習熱のせいらしい。以前はそうでもなかったという。もたもたしていると、完全に中国や韓国に負けてしまうだろう。
英語が聞こえるということ
今朝、またフランス語のニュースを聞いていたが、意味は分からないが、音としては、確実に頭に入ってくる。単語を知っていたら、分かるだろうという感じだ。そして、シラブルはあまりにも当たり前のものとして聞こえてくる。 フランス語の音はものすごく喉の深いところからくる。フランス語には二重母音がないが、それは、本当の首の奥の奥なので、2重の母音を出すのがきついのかなあ?などと、自分にしか分からないことを考えたりした。英語のオは首の高めのところで発音するので、ゲップエリアに発音位置が戻っていく際に、ウのような余韻が日本人には聞こえる(まあ、Oは2重母音ではないのですが)。フランス語にはそういうのがないのかな?もうすでに深い、深い、ところなので。 大学のとき、フランス語が全然聞こえなかった。3年間、フランス語の授業をとったのに。3年目の授業では、結構、好きな先生だったけど、フランス語の映画を見て、その台本を訳していた。しかし、フランス語映画は全然、聞こえなかった。1年生のとき、好奇心で、英語と同じようにと、田辺キャンパスのLL教室でフランス語を聞いてみたが、全然だめだった。 今は、なぜ、これが聞こえない人がいるのか分からないという感覚がある。 言語学習の臨界期にしても、脳というものを考える一般の言説にしても、だいたい、若いころのほうが脳がよく働くとかいう感覚があるが、 英語喉をやっていると、年齢に関係なく、脳は何でも吸収するのではないか?などという気がしてくる。 よく考えると、やっぱり大人は小学生とかよりも頭がよいわけで、だから英語だって、大人だろうか子供だろうがマスターできるはずだ。 しかし、喉発音とか3ビートとか聞いても、ピンと来ない人はいるわけで、それがなぜかわからなくなる。しかし、おそらく声がものすごく硬い人がいるのだと思う。声の硬い人がもしかしたら日本人の90%であり、それが英語喉普及のスピードに現れているのではないだろうか? 外国人の声が根本的に違うということも、聞こえないのかもしれない。 大学院のとき、日本人の知り合いから私のオフィスに電話がかかり、アメリカ人が伝言をとってくれたことがある。その日本人の知り合いは男性だったのに、アメリカ人は、「SHE SAID,,と言った。彼女がこう言っていたよ、、、と。 声が甲高いので、女性と思ったのである。 もしかしたら、甲高いのが普通なのかもしれない、、、とNHKを見ながら思うことがある。 別件だが、、、 今、NHKニュースを見ている。すると空港付近のタクシー会社が中国人の講師を雇っていて、中国語をタクシードライバーに教えているシーンが写った。ツアイ*チェンと中国人講師が2シラブルでお手本を見せると、それに続いて、ドライバー達がツアイ*チェ*ンと微妙に3シラブルで繰り返しているのが聞こえた。 しかし、この人達に中国語は漢字1字=1シラブル=1拍ですよと言うだけで、きっと中国語を正しく発音できると思う。 シラブルのパワーだ。 また別件だが、こちらで買い物に行くと、たくさんのヒスパニックの人達がいて、スペイン語が耳に入ってくるのだが、こちらが聞こうとしていなくても、聴き取れるのが英語喉のすごさだ。 皆さんの中にも、海外に住んでいるならば、英語喉をやった後に、通りすぎていく人達が喋っていることを聞こうとしていないのに、耳に入ってくるというようなことを経験した人がいるのかもしれない。 あ、そうか、最初に三修社さんに紹介したときに、この、聞こうとしていないのに、道を行き交う人の英語が飛び込んでくるということを経験していただいたのだが、それがなかったら、今、英語喉も機関銃英語も存在しなかっただろう。 まだ皆さんの中には英語喉を信じているのに、いまいち聞けない人がいるだろうか?とにかく信じて、しばらくやってみてほしい。