2011年 明けましておめでとう +菅原里奈先生のボイトレ本&DVD「ミラクルボイスメイキング」の紹介 

あけましておめでとうございます。今年も、よろしく御願いします。 さて、31日は、NHKで紅白歌合戦を一部見ました。4分の1ぐらい見たと思います。毎年同じことを書いていますが、やはり演歌勢、ベテラン勢はすばらしいですね。それに比べて、やはり若手は、口発音ぎみなので、音程もなかなかパーフェクトにのりにくい。口発音だと、コントロールが難しい。 個人の資質じゃなくて、やっぱり、口に重心がいっていると、うまくいかないのですよ。 やっぱり、口に重心がくると、音の震源地から離れた場所に意識がいくので、音程がゆれるのじゃないかなあ。 パフュームさんは、なにか、いいかんじで、踊れていいと思うのですが、声のほうは、エフェクトをかけることで、工夫していますね。てか、日本の歌手って、グループで歌うことが多いですが、あれは、一人一人の日本人声が響かないので、あきらめて、コーラスにすることで、音に重奏感を出すという工夫でしょうね。 歌唱力には限界があっても、才能がある人達の集まりだから、悩みも大きいのではないかな、、、。声が響かないというのは。かえって、まあまあうまいレベルの人達ほど、歌った後に喉が痛くなったりするのではないだろうか、、、。ちゅうとはんぱに、喉ブレーキがかかるので。 どなたかが、TWITTERで口発音は「半ブレーキ」がかかったかんじと表現されていたけど、その状態で歌うと、困難がともなうのです。 ただ演歌勢は心配ない。うま~い! たぶん、若手の彼ら、彼女らは、日ごろからがんばっていると思うのです。でも、ポイントは、口の奥のほうで音を切ると、音の響きが継続しない。だから、けっこううまいほうである歌手(若手)でも、こぶしは、語の最後だけしかかけない、、、というかかけれない。 日本語の個々のヒラガナのたびに、喉で音をきりがちになるので、全体的に響かすことができないわけです。 今回も、アンジェラさんは若手でも本格派だったんでしょうけど(見れなかったのですが)、それは喉発音ですよね。 お母さんが西洋人ってのが関係しているでしょう。 英語喉でやると、とても自然に、音が響くので、コブシをかけるぞ~って意識より、ひびきすぎないかな?という心配のほうが出てきてしまう。いっつも響くので。私がエレキのときに感じることに似ている。うるさくなりすぎないかというのが心配。 音が響かないのは、練習の問題じゃない。日本語の音の性質の根源的な問題。ガが一番説明がしやすいです。ガと発音すると、日本人は口の奥のところの喉がぴたっとしまるところから始まりますね。 あれをゆるめる、、、、いや、ゆるめるどころか開けたままにしないと、歌がうまく歌えない。 、、、と前置きが長くなりましたが、それでは、いってみましょう。皆さん、紹介いたします。 歌手、ボイストレーナーの菅原里奈先生の ボイトレ本&DVD「ミラクルボイスメイキング」の紹介です。なな、なんと、発声補助器具「ハローボイス」と いうのも一緒になって3点で1セットの企画なのです。そして、なんと、このボイトレ本&DVDは、英語喉にも関係しているのです。 http://www.animatojp.com/hellovoice/ 里奈先生が言及されている、「英語喉」の上川一秋先生によるペットボトルを使った英語の発音メソッドというのは、あの、外人声ギブスのことなのです。これは本当です。だって書いてあるでしょう?「上川一秋先生による」と書かれているところの、上川というのは、私(このブログを今、書いている人、つまり私)です。疑ってはいけませんよ。 さて、里奈先生のサイトを読んでいて、そうだ、そうだ!と思ったところは、「あなたの本当の声を見つける」という考え方です。 本当にそうです。喉発音は、まさに、生まれたときに、親からもらった本当の声です。それを見つけるということです。 自分の声を見つける、、、本当にそうです。 皆さんも、本当の自分の声を見つけてみませんか!!!! さて、音声で解説。本当の自分の声を見つけるとは何か? www.estat.us/voicetraining.mp3 もちろん、里奈先生のサイトも見ておいてくださいね。 里奈先生、おめでとうざいます!!!!!多くの人が、自分の声を手に入れることができることを今年は毎日いのります。 2011年をNIPPON DREAM元年に!

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日本社会論
皆さん、できるだけ良いお年を!なぜか、エンディングはピアノ教室に!

昨晩、NHKを見ていたんですが、いつも朝に出てくる人が今年を振り返るみたいな番組をしていて、今年の感じは「乱」みたいなことをおっしゃっていた。暗いニュースばかりだった。ていうか、この10年以上、暗いニュースばかりかもしれない。国債の発行額が、国全体の税収だったか何かを上回ると、先週だったか、ニュースで聞いた。これって、とても大変な状態なのだろう。アメリカの景気も悪い。少しづつよくなっているというようなことは聞く。 しかし、日本とアメリカの決定的な違いは、アメリカでは、小子化というのがあまり問題でないようだ。日本では、問題だし、またそれ以前に、「正社員」でないと結婚しにくいようだ。アメリカでは、仕事がないとか、正社員とかいうのが、日本ほどは、結婚に関係していないように思われる。 ずばり、日本ではかっこいいか、あるいは正社員でないと、もてない。うん、確かに、自分の知っている日本人で結婚している日本人はほとんど、「正社員」で、子供がいる場合が多い。正社員でない場合は、結婚していないような気がする。 ちなみに、ワシントンDCの日本人コミュニティーの場合、ほとんど、皆さん、仕事があるし、仕事があるから、DCに来ている。さらに、結婚されていて、子供もいる。ローカルな掲示板を見ていても、なんとなく人生の勝ち組という感じで、ややバブリーな感じがすると思う。 思うに、経済の悪い中、ますます結婚は経済的ものを確保するための装置(保険?)として存続すると思うが、これはとても困る。 それは、今後、若い世代が正社員になれない時代が何十年も続くと思うからだ。さらに、これがよくなる、、、という保証がない。 いや結婚どころか、正社員でないと(あるいはかっこよくないと)もてない。 経済の問題を解決するうえで、英語喉は一つの可能性だろう。できるだけ短い時間で、英語ができるようになるきっかけをつくるからだ。国民のスキルレベル(英語)が上がれば、経済活動をも助けるだろう。 今後大切なのは、できるだけ短い時間で色々なスキルをつけることのできる体制だと思う。 私としては、英語喉が一つだと思うが、その他に、読み、書き、そろばん、その他色々あると思うのだけど、音楽も大切だと思う。特に、子供が音楽をやるとよいということを聞くが、それは、ある体系を、あ~だ、こ~だ、考えながると、子供の想像力をくすぐるだろう。 私は、音楽は以下の音声ファイルで説明することをやったらどうかと思う。5歳の姪に、電子ピアノを贈ったら、それなりに、遊んで引いているという。うちの母は、姪にピアノを習わせたら?と言っているのだが、私は、以下のことを教えて、まず遊んだらよいと思っているのだ。 これを5歳の姪に教えたいのだが、どうだろう。 www.estat.us/blog/ongaku.mp3  

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具体的な発音
メタ言語、ノンバーバルコミュニケーション

ノンバーバルコミュニケーションという概念があって、言語で記号的に言う以上に、表情だとか、そういうのが大切だというアプローチだが、この概念も脱構築されるべきかもしれない。 言語学で生計をなしている人がいて、その人達の感覚で言うと、「言語を超えた部分」という表現になる。しかし、根本的には、言語が後に来るのではないかと思われるところがある。 例えば私の愛犬にとっては、不愉快感を示すと思われるRRRRという感じの音や、楽しい時に出す音などがまず根本的にある。そして、そのよりも上級のものとして、言語があるのだろう。犬だから喋れないが、一応、理解はする。 先日も、自動車のなかでLOOK OUTSIDEと言ったら、もそっと起き上がって、外を眺めてはじめた。英語喉をしていない日本人よりも英語の聞き取りができると思う。犬がいるぞ、と英語で言うと、きょろきょろ見回す。 さて、こんな話を始めたのは、とても大切なことを言うためだ。昨日、NYに住んでいる人に電話でアドバイスをしたのであるが、その人は、英語が結構いけているのだけど、私の言うことにレスポンスして、笑い声を出すときや、あ、なるほど、、ということを示すときに出す音になるたびに、口発音になってしまう。 例えば、最初の発話でうまく喉発音ができていても、ハハハと笑うと、日本人の笑いであり、口発音の笑いであるので、口発音に戻ってしまうのである。 時間がないのでずばり書くと、 日本人の社交辞令的な笑いは、単語である。日本語の単語だ。「ハハハ」は単語なのだ。だから、英語を喋っているときに、「ハハハ」と笑う瞬間に日本語の単語を言っているようなもの。だから、口発音モードに戻ってしまう。 一方で、ネイティブの笑い、および、文と文のサカイなどで言う表現は、単語というより、動物的な肉体な反応だ。犬の反応と同じだ。 言語化されていないものなので、ネイティブの笑いや、へえ!とか、オーとかいう驚きの表現などは、あれば、言語というより、動物的な、根本的な体の反応であり、ノンバーバルコミュニケーションに近いと言える。あえて言えば。 だから、喉発音をマスターしているにもかかわらず、文と文の間に発する反応の表現を、単語として発音していると、思わず、日本語的になり、口発音に戻ってしまう。 解決法。 笑ったりして反応するときも、ネイティブ的、動物的、にせよ。 さて、なぜこのことに気づいたかだが、また私が経験した、あの半日に及び嘔吐のおかげである。 あまりに長い間嘔吐をしていたので、別室で休んでいたのだが、ジーナは暇なので、映画を見出した。それがコメディーだったし、またそれが特に笑えるものだったそうだ。 隣の部屋から、ハハハハハハとときおりジーナの笑い声が聞こえてきたのだ。 ちょっと待てよ。日本人は青年期をすぎて、大人になると、ひとりでは笑わないぞ! 一人でワラうと、きみがわるいと思われてしまう。 しかし、私も小学生の低学年のころは、8時だよ、全員集合を見ながら、一人であっても、笑っていた。 しかし、いつのまにか、笑いは他者が近くにいる場合だけになっている。 つまり、日本人のハハハは単語になってしまうのではないだろうか?どうしても、押さえることのできない動物的、本能的な反応ではなくて。 よく考えると、アメリカの映画館に行くと、人が笑っている。げらげらと。しかし、日本ではあまり笑わない。映画館では。というのは、日本人のハハハは単語だからじゃないか?人の迷惑になるので、映画館では言葉は喋らない。だから、その延長線で、笑わないのではないだろうか?

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