あけましておめでとうございます。今年も、よろしく御願いします。

さて、31日は、NHKで紅白歌合戦を一部見ました。4分の1ぐらい見たと思います。毎年同じことを書いていますが、やはり演歌勢、ベテラン勢はすばらしいですね。それに比べて、やはり若手は、口発音ぎみなので、音程もなかなかパーフェクトにのりにくい。口発音だと、コントロールが難しい。

個人の資質じゃなくて、やっぱり、口に重心がいっていると、うまくいかないのですよ。 やっぱり、口に重心がくると、音の震源地から離れた場所に意識がいくので、音程がゆれるのじゃないかなあ。

パフュームさんは、なにか、いいかんじで、踊れていいと思うのですが、声のほうは、エフェクトをかけることで、工夫していますね。てか、日本の歌手って、グループで歌うことが多いですが、あれは、一人一人の日本人声が響かないので、あきらめて、コーラスにすることで、音に重奏感を出すという工夫でしょうね。

歌唱力には限界があっても、才能がある人達の集まりだから、悩みも大きいのではないかな、、、。声が響かないというのは。かえって、まあまあうまいレベルの人達ほど、歌った後に喉が痛くなったりするのではないだろうか、、、。ちゅうとはんぱに、喉ブレーキがかかるので。

どなたかが、TWITTERで口発音は「半ブレーキ」がかかったかんじと表現されていたけど、その状態で歌うと、困難がともなうのです。

ただ演歌勢は心配ない。うま~い!

たぶん、若手の彼ら、彼女らは、日ごろからがんばっていると思うのです。でも、ポイントは、口の奥のほうで音を切ると、音の響きが継続しない。だから、けっこううまいほうである歌手(若手)でも、こぶしは、語の最後だけしかかけない、、、というかかけれない。

日本語の個々のヒラガナのたびに、喉で音をきりがちになるので、全体的に響かすことができないわけです。

今回も、アンジェラさんは若手でも本格派だったんでしょうけど(見れなかったのですが)、それは喉発音ですよね。 お母さんが西洋人ってのが関係しているでしょう。

英語喉でやると、とても自然に、音が響くので、コブシをかけるぞ~って意識より、ひびきすぎないかな?という心配のほうが出てきてしまう。いっつも響くので。私がエレキのときに感じることに似ている。うるさくなりすぎないかというのが心配。

音が響かないのは、練習の問題じゃない。日本語の音の性質の根源的な問題。ガが一番説明がしやすいです。ガと発音すると、日本人は口の奥のところの喉がぴたっとしまるところから始まりますね。

あれをゆるめる、、、、いや、ゆるめるどころか開けたままにしないと、歌がうまく歌えない。

、、、と前置きが長くなりましたが、それでは、いってみましょう。皆さん、紹介いたします。

歌手、ボイストレーナーの菅原里奈先生の

ボイトレ本&DVD「ミラクルボイスメイキング」の紹介です。なな、なんと、発声補助器具「ハローボイス」と いうのも一緒になって3点で1セットの企画なのです。そして、なんと、このボイトレ本&DVDは、英語喉にも関係しているのです。

http://www.animatojp.com/hellovoice/

里奈先生が言及されている、「英語喉」の上川一秋先生によるペットボトルを使った英語の発音メソッドというのは、あの、外人声ギブスのことなのです。これは本当です。だって書いてあるでしょう?「上川一秋先生による」と書かれているところの、上川というのは、私(このブログを今、書いている人、つまり私)です。疑ってはいけませんよ。

さて、里奈先生のサイトを読んでいて、そうだ、そうだ!と思ったところは、「あなたの本当の声を見つける」という考え方です。

本当にそうです。喉発音は、まさに、生まれたときに、親からもらった本当の声です。それを見つけるということです。

自分の声を見つける、、、本当にそうです。

皆さんも、本当の自分の声を見つけてみませんか!!!!

さて、音声で解説。本当の自分の声を見つけるとは何か?

www.estat.us/voicetraining.mp3

もちろん、里奈先生のサイトも見ておいてくださいね。

里奈先生、おめでとうざいます!!!!!多くの人が、自分の声を手に入れることができることを今年は毎日いのります。

2011年をNIPPON DREAM元年に!

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2 thoughts on “2011年 明けましておめでとう +菅原里奈先生のボイトレ本&DVD「ミラクルボイスメイキング」の紹介 

  1. アキ says:

    カズ先生、新年あけましておめでとうございます。
    確かに、自分の声を見つけるということは、私達のような英語ネイティブでない者にとっては、英語発音における自分の自然な発声に慣れると言う意味で、よく感じが分かります。日本語と英語を喋る場合は、同じ人でも随分と違う声になるのかな。これは個人によって違いますかね。

    新年早々、恐縮ですが、以下の2点につき、最近疑問に感じていることがありますので、質問させてください。私の知人の英語教師も、長年疑問に感じていた部分だそうです。

    (1)a と the の使い分けについて
     私の知人の英語教師は、冠詞の a を使うときは、沢山ある物の内の1つの物を意味するとき、the を使うときは、唯一無二の特定の物だけを意味するときだと理解しているそうですが、これは正しいでしょうか?

     発音上の疑問ですが、ask them, call them, make them などを英語ネイティブが言うときは、普通は th の部分が脱落して聞こえますね。最近、オバマ大統領の演説をテレビで観ましたが、そのとき彼も、そんな感じで喋っていました。これは、th が聞こえていないことが常識的に分かるので問題ないと思いますが、in the, on the などの場合はどうでしょうか?

     th の音が脱落すると、in a, on a と同様な発音となり区別が付かないのではないでしょうか?
    私はよくアメリカ映画を観ますが、その登場人物の多くも、th の抜けた発音をしているように聞こえます。ほとんど冠詞の識別ができないと思うのですが、これでも問題ないのですか?
    日本人の英語学習者は、冠詞の区別を気にしすぎでしょうか?

    (2)昔から曖昧音と言われている u_, i_ についてです。
     この2音は、英語で最も使用頻度の高い母音(おそらく8割以上)ですが、これはそれぞれ、アウオとイエの声の基になっている(喉の声帯の根っこを軽く振動させる)音ではないでしょうか? 最近、そんな感じがしています。
    曖昧音というよりも、科学的にはルート母音とでも言うべき音なのではないでしょうか?
     ルート音が人間の声に変化して2つのルート母音となり、それが上昇してさらに明瞭な多数の母音に変化している。これ、考えすぎかな?

    以上、お手数ですが、よろしければぜひご回答をお願い致します。

  2. 上川一秋 says:

    アキさん、あけましておめでとうございます。

    さて、THEのほうですが、そのルールはTHEの半分ぐらいは説明するけれども、完全には説明しないというかんじだと思います。

    さてTHEの脱落ですが、脱落していないのではないでしょうか?本当に消えていたら、CALL THEMがCALL EMですから、CAL-LEMと発音されてしまいますが、そうなりません。THの後半だけの発音が脱落しているように聞こえるということかもしれません。

    >ルート音が人間の声に変化して2つのルート母音となり、それが上昇してさらに明瞭な多数の母音に変化している。これ、考えすぎかな?

    これはありえると思いますが、ちょっと分からないです。人間の歴史は長いですが書き言葉の歴史は浅いです。文字がなかった時代を想像してから、理論化するとよいかもしれません。

    XXXがYYYに変化する、、、という音声学者の好きな方程式は成り立たなくなります。

    u_はu_だから、u_であり、i_はi_だからi_なのかも。

    しかし、i_とu_がINTERCHANGEABLEだったりしますよね。PRESENTATIONの最後のとこの母音が例です(これは英語喉でも紹介していますね。ネイティブは、i_とu_の両方のパターンで言うけど、どちらを発音しているという明確な意識がないということをジーナが言っていました。)

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