土曜セミナーレポート(2) とても大切な記事 (実践者の皆さん、絶対読んでね) 息を吸いながら喋る訓練の工夫
さて、昨日のセミナーでCさんのお陰で、すばらしい発見がありました。そして、それをジーナに言ったら、「それはすでに言っているでしょうが」と指摘されました。やっぱり、すでに英語喉に書いてあるんです。 英語喉って私にとっても本当に不思議です。すでに書いてあるのに、発見が続く、、、と。日本人にとって、喉発音と3ビートがいかに、自明でないかということだと思います。 さあ、実践者の皆さん、いいですか? 英語喉の最初で、息を吸いながらの発声練習がありますね。これは、息を吸いながらだと、喉発音しかできないので、無理やり喉発音を経験してもらうための練習です。 そこで、昨日、Cさんが、私が考えもしなかった質問をされました!!! 息を吸いながら発声するとき、息は鼻からも吸うのですか?(つまり、口からと鼻からの両方から吸うのか?) で、気づいたのですが、英語喉では、 すでにネイティブは口と鼻の両方から息を吸うとしています。実際、ジーナはそうしています。特に(ジーナは私の嫁はんなので)、寝息などで分かります。黒部ダムの水流に匹敵するような息の量です。確かに、口と鼻の両方からしています。 私自身は、起きているときは、やはり口と鼻の両方から息をするのは苦手です(が、喋るときは、リラックスさせて、そうするようにしています。)でも、寝たら、やっているそうです。 さて、そのCさんの質問を受けて、自分でやってみたんです。そしたら、皆さん、どうなったと思いますか? 息を口と鼻の両方から吸いながら、発声すると、音量が増えたんです!考えてみると、当たり前のことですけどね。<音声学者が読んだら、そんなことは文献に書いていないと怒られそうです(笑)。> <日本人の声が小さいのは、喋るときは、鼻のほうに向かう弁を閉じてるからかもしれませんね。ゲップですら、日本人のゲップは小さい。ネイティブのゲップは大きい。> わ~~~、ぶちすげ~~~~と感動しました。(で、あとで、ジーナに報告したら、「だから言っているでしょうが」とのこと。実際、英語喉にも書いてある。でも、英語喉って、本当に日本人にとっては、ブラインドスポットのことばかり、、、言われるまで分かりにくい。 私の感覚、、、え?息を口と鼻の両方からするとは知っていたけど、それって息を吸いながら喋るときもするの? ジーナの感覚、、、英語喉の最初は、常にすることを書いているので、この場合だったら、そうしないとかそういうことではない。ーー>実際、例えば、ネイティブの息の仕方とか、喋るからそうするんじゃないですね。喋るとか喋らないにかかわらず常に息の量が多い。) 日本人って、喉が緊張しがちだけど、それは姿勢のせいなどもあると思いますが、鼻のほうに向かう空気を制御する弁がとじてしまうのかな??? 実際、本当に、本当にリラックスすると、確かに、口と鼻で呼吸できますね。 音声で示してみます。聞いてくださいね。びっくりしますよ。でも、このせいで、発音位置がうわずってしまったらダメです。ゲップエリアが基本位置ですよ。 www.estat.us/blog/breathIN.mp3 あ、これは昨日の参加者さんに言ったのだけど、私はこんな実験をすることがあります。アメリカ人と一緒に、またしてもアメリカ人のボスと喋るとき、緊張していると、アイコンタクトをしてくれません。アメリカ人のほうばかりボスは見ます。だから、わざとぽーかん口にします。体をリラックスさせて。すると、平等に、見てくれます。 西洋人と仕事を一緒にしているかた、ぜひ実験してみてください。 または、パーティーで、外国人2人とあなたの3人で喋っているとき、無視されていると思ったら アホ顔にしてみてください。すると見てくれますよ。
土曜セミナーレポート (1) 英語を速く読まず、シラブルごとに英語喉でゆっくりと!
昨日の土曜セミナーはとても私にとって充実していました。また参加者三3人も、とてもすばらしい効果を経験されたと思います。最初に、CNNを見てもらって、聞こえたところを繰り返してくださいと頼みますと、Aさん、まあまあ、Bさん、まあまあまあ、Cさん、う~ん、難しい、、、という感じでしたけど、2時間後だと、Cさんは、うまく聞いたニュース英語を繰り返してらっしゃった。Aさんも、Bさんも、特に3ビートのリズムがつかめて、聞こえやすくなったとのことでした。 発音も、Cさんは、実際上、ネイティブと同じになってしまっていました。AさんとBさんは、緊張度にばらつきがでましたが、リラックスできたときには、ネイティブとだいたい同じになっていました。実際の定着は、1)リラックスできるかどうか、2)実際に、使うかどうかにかかっています。 実際に使うかどうか、という点、皆さんがお帰りになって、あ、こういえば良かったと思う点がありました。それは、英語喉のセミナーの最後でフリートーキングをしてもらって、前から気づいていたことがあります。それは、勉強したばかりの英語喉を使わないで、高速スピードで喋りだすかたのほうが多いという点。これは昨日だけではんく、前から気づいていました。 これは私の意見ですが、その時点までで、すでに英語は長くつかってらっしゃるので、その英語で当然、喋られるのではないかな?当たり前のように聞こえますが、おそらく、例えばこれまで20年ぐらい、使っているフレーズとか、初対面のときに言うパターンとかが誰でもあると思うのですが、それが出てくるのでは? 私が、昨日、このことは言わなかったのですが、気になったのは、英語が速いという点です。実は、その前のときに、参加されたかたと電話で話をしたのですが、 「私は英語を喋るのが速くと、、、」 と悩んでおられました。 つまり、英語喉をせっかくならっても、それを、その時点まででマスターしておられた、早い英語、、、厳密には、もう暗記してしまっている、パターンになっている英語を使ってしまう、、、のでは? 昨日は私はこのようなアドバイスをしました。ゆっくりと、言っている一つ一つの単語を考えながら、喉から発音してください、、、と。 つまり、これまで使っているので、頭に暗記されている英文は、おもいきって使わないのです。じゃなくて、一つ一つの単語を、シラブルを大切にしながら、ゆっくりと喋るのです。 例えばですが、I THINKという表現でさえ、おそらくすでに頭に暗記されているはずですが、暗記されているのを使わずに、I THINKというのを本当にそう思いながら言うのです。 暗記されているもの、頭に収納されているもの、使い古しているものを、おもわず、読んでしまうから、英語が速くなるのではないでしょうか?そして、喉発音が実践しにくくなります。 そういう意味で、ぐーグルの副社長さんが本で、とにかく言うことを50パターン覚えこんでしまう、、、という練習は私はいいと思えません。大切なのは、新しい状況で、新しい内容でも、その場で、ゆっくりとでも作り出すことです。X IS Yというような非常に基本的な構造を使いながら。 早く喋る必要はないのです。実際、ネイティブは、たらたらと喋っています。英語ってスピードが遅いですよね。シラブルに、だいたい3つ音もがはいるので、全体的にスピードが遅い。 だから、ぼんぼんぼんぼん、、、という感じのたらたらしたリズムになるのです。 弾丸英語、機関銃英語に聞こえるのは、シラブルを単位として聞かずに、個々の音(MとかSとか)を聞いているからでしょう。それだと当然、むちゃくちゃ速い。) 実は、他にも昨日のセミナーから学んだことがあります。また後で。
まとめ 英語喋れるの?
結局のところ、私たちが80年代に英語を勉強していたころに、アドバイスを発信していた人達、例えば、松本道弘氏、あるいは松本氏が師匠と仰いでいた人達のアドバイスというのは、英語を勉強するのに、それほどお金がかからないアプローチばかりだった。しかし、ある意味で本当に英語が好きでないとできないものばかりだったかもしれない、、、 英字新聞を読め 英語で考えろ 外国人と喋れ VOICE OF AMERICA, FENを聞け(FENは当時のアメリカ軍の放送) 当時の人達は、自分で実際に英語を喋っていたと思う。その代表が小林克也氏であり、東後先生だった。私の中学校1年のときの先生も、英語をしゃべっていた。中学校の近くに造船所があり、そこにフィリピンの労働者がいて、一度、体育館にバスケをしに来ていたのだが、剣道部だった、私と友人は、M先生を呼んでこよう、ということになって、呼んできたが、M先生がその人達と英語で喋るのを聞いて、感心したものだ。 <あれ?大橋巨泉さんとか、中曽根首相もしゃべってなかった??あれ見て、すげーと思ったものだ。> ところが、最近、日本人が英語を喋っているところをテレビで見ることが少ない。英語を喋る役目は完全に、帰国子女さんたちか、日本語がぺらぺらの外国人になってしまった。日本人の発音の先生達は、英語を、本当に、しゃべりたくなさそうに、ちょこっと読むだけだ。 読むだけであり、アドリブで喋らなくなっている。 <そして、外国人の英語は、必要以上にややこしいものになっている。たぶん、日本に住んでいる外国人は、自分たち独自の味を出すために、わざと難しい英語を喋っているのではないだろうか???実際、英語ってネイティブだったら誰でも喋れるので、飯を食うには、屁理屈をこねながらえらそうにしないといかんだろう。ネイティブだったら誰でも英語が教えられるわけじゃないんだということを、ネイティブ自身もアピールしたいだろう。 しかし、これは私の主観だが、英語で喋らナイトのアナウンスの英語は、普通の日本人が到底理解できるレベルではない、、、難しすぎるのは、ネイティブさんたちが職を失わないためのストラテジーじゃなかろうか? さらに、あの番組は英語が分からなくても楽しめるようになっている。 80年代には考えられないことだった。私は東後先生の土曜のフリートークを分からないなりに聞いていたし、VOAも分からないなりに聞いていたが、英語が好きであるとはそういうことだと思っていたから、苦にならなかった。 確かに、番組中、英語が分からないと楽しめないかもしれないが、分からないから楽しめないというのは、熱意が足りないのではないかな。 > さらに、ネイティブのように喋る必要はないとか、どのくらい英語をマスターするかも、人によってレベルを設定しろだの、面倒くさいことばかりいっている。 そういう面倒くさいことを言うのは、それは英語が苦手だからだろう。 実は、これは、あてづっぽうで言っているのではない。その人の英語を少し聞くと、口発音かどうか分かる。口発音の人には、英語が聞けないのだ。これは本当だと思う。さらに通じにくい。これは実際、本当だ。だから、いやいやながら喋っている英語の例文を聞いただけで、その人が英語ができるかが分かる。 英語できる? と聞くと、それは何を目指しているかによりますとか、また面倒くさい言説にであうだろう。 私は、英語にレベルがあるなんて思っていなかったが、今でもそう思う。例えばだが、THIS IS Xという表現は、日常でも使えるし、仕事でも使えるし、留学先でもつかえる。 なのに、なぜ英語に色んなレベルがあるとか、そういうことが言えるのだろう???? 本屋に行くと、ホームステイの英語だとか、ビジネスの英語だとか、細分化されつくしているのだが、私にとって、英語は単なる英語にしかすぎない。 そして英語にはアドリブ英語しかない。 言語はその瞬間ごとに、単語を出していくものだから、アドリブ英語しか存在しない。 アドリブ英語をマスターするには、使いまくるのがまずは大前提だ。 使いまくるには相手がいる。 その相手、何人いる? NKJMさんや、ASHURAさんが、英語について振り返ったエッセイを披露してらっしゃる。私の場合、やはり考えると、両親がそういうのをサポートしてくれたというのが大きいと思う。父が、高校になったらホームステイでもどうか?と中学のときに言ってくれたことがあるが、やはりそういうのは、やる気がでたと今思う。 さて、これから全ての親が、子供の英語教育をサポートしようというのが結論ではない。80年代、90年代、と日本人は苦労してきた。さて、ここにきて、喉が原因だと判明したのだから、これからは、 どのような家庭環境にあろうと、どのような境遇にあろうと、 英語喉で英語ができるようにしませんか?というのを言いたい。 だから、皆が皆、留学をする必要はない。してもよいが、今までのように決死の覚悟で臨む必要はない。日本だって、グローバル社会の一部だからだ。 今日のテーマについてアドリブ英語で喋りました。英語会話のコツなども披露しました。 www.estat.us/blog/can_you_speak.mp3