February 2010

英語リスニングができない原因と強化法

リスニングができないのはどうしたらよいか?という質問がMIXIの英語教育コミュニティにあった(http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=15010242&comm_id=15156)ので、以下の文を書いたけど、言っても理解されないだろうと思ったので、やめたのだが、せっかく書いたのでここにセーブすることにした。 英語教育のコミュニティーでは、結構、理解されることが少ないように思うが、なぜか理解をしてくれるのは他の分野の人が多いように思う。 今日GOOGLEしたら、こういう理解を示した人がいた。フルート奏者のかたで、英語喉を認めていただいているようだ。 http://liocat.seesaa.net/article/141373675.html もちろん、英語を専門とされているかたの多くが、英語喉を認めてくださっているが、英語を専門とされていない方からの激励のメッセージが多い。 どういうこっちゃ。 そもそも何の専門知識ももっていない3歳だった姪に、英語を繰り返させたら、全くネイティブと変わらない発音、さらに正しいシラブル数でリピートしてくる。そもそもVの発音のほうが、Bよりも楽そうだったが(大人にとって難しそうな音のほうが、子供には簡単そうだ、、、というか、どの音でも簡単そうだった)、口元が安定していないので、かえって発音が完璧なのだ。 ***   私は英語の聞き取りが100%できますが、その観点から言いますと、英語の音節を日本語におけるヒラガナのように聞き取ることが基本です。   よくネイティブの人達で歌を使って英語の発音を教えようとする人がいますが、それは歌だと音符の一つが1シラブルに値するので、その練習にちょうどよいのです。   例えばgood byeという表現は、英語では2シラブルです。母音が2個あるので、当然ではありますが、それが2シラブルだと知らずに聞いていると、単純な単語の組み合わせでも聞き取りにくいです。   練習方法としては、母音に意識をあてて聞くというのがよいでしょう。ただ、二重母音は2シラブルではなく1シラブルですが、だからといって、シラブルの聞き取りの障害にはならない感じで、一拍で発音されているので、そんなに気にする必要はありません。   シラブルが日本語でいうヒラガナに値しますから、そのシラブルに注目せずには、英語の聞き取りは難しいです。   例ですが、例えば   どこで?   という日本語の音節の区切りは   do-ko-de?   ですが、この音節の区切りを知らない外国人がいるとすると、、、   d-ok-od-e? とか、わけのわからないところで区切ってしまうでしょう。   これを日本人は英語でやりがちです。   例えばですが、   Can mom join?   Can-Mom-join   と区切って始めて、英語としての意味を持ちます。それぞれ、CAN,MOM,JOINのそれぞれが、ヒラガナの一つ一つのようなものです。   その英語におけるヒラガナが聞けるかどうかが、リスニングの要となります。   MACDONALD’Sの発音はMAC-DON-NALDSだ、、、というように区切って教えるような教え方をする人がいますが、まさにそれがシラブルを大切にした教え方ということです。   実際、そうすると発音にゆらぎがあっても、通じます。   SEPTEMBERがSEP-TEM-BER と三つに区切ると通じた、、、とかそういう実体験があるならば、よく理解できると思います。   THURSDAYが通じない人がたくさんいますが、THURS-DAYとシラブルを正しくして発音すると、よく通じます。  

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ロシア語でもフランス語でも喉発音でいける

ロシア語とフランス語を喉発音でリピートしました。 ロシア語は全然勉強したことがないのだけど、喉の音を聞いていると、音が比較的鮮明に聞こえてきます。だからそれを喉で真似します。微妙にややこしいところがあります。例えば、TYみたいな音とCHがやや混乱しそうになるのですが、その辺は、耳を澄ましながら格闘してみました。 フランス語は、勉強したことがあるので、比較的楽ではありますが、知識を使ってリピートしているのではなくて、ただ単に聞いたとおりリピートしています。フランス語といえば、リエゾンが多いということで有名ですが、不思議と、喉発音でやっていると全然リエゾンに聞こえません。ただ単に単語を言っているだけです。 MIXI動画です(メンバーでない人はご連絡を)。 http://video.mixi.jp/view_video.pl?owner_id=4672939&video_id=8669784 三羽チャンネルに載ったら(THANKS!)、この下にURLを書きますね。 XXXX  全然、発音練習していない言語をあえて、リピートすることで言いたいことは一つ。 何年発音練習するから、うまくなるのではないということ。 それから、聞けて言えると、音が聞けるものだから、あ、これならフランスに半年ぐらいいれば、かなり喋れるようになるかな、、、みたいな自信がつくんです(これはMさんが以前、おっしゃったことを何回も使わせていただいています。) そういうのありますよね。あ、このまま練習すれば、半年後には、このぐらいにはなっているかな?みたいな。 よく高校教師のときに、「勉強の仕方がわかりません」というような相談を受けましたが、そういう生徒達は、全くイメージできないんだと思います。これを続けていれば、このくらいはいけるだろう、、、みたいな感覚が勉強しててもてないんでしょう。

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基礎と応用とは何かを再定義するべき

学校で、基礎と応用というと、だいたいこういう意味だろう。 基礎、、、基礎ができてないとか先生がいちゃもんをつける、、、生徒は、じゃあ、基礎をかためると言って、暗記みたいなことをする。 応用というと、応用問題といって、絶対にとけないような、わけのわからんものを解かされるけど、どうせできない。 一体、基礎とか、応用とは何なのか?みたいなことを考えていたのだが、仕事でよい例があった。 ある政府の統計でタバコを吸っている青少年の%が、45%だと書いてあるとする(これは適当な数字)。で、さらに、そのCONFIDENCE INTERVALが上が50%で下が40%だと書いてあるとする(P=5%)。 これらは統計学の色々な数値だ。意味は分からんでもよいけど、まあ、だいたいに理解するとすると、まあ、タバコを吸っている%はだいたい45%ぐらいだけど、まあ上は50%ぐらいまで、下は40%ぐらいまでぶれがありえるという、、、ような意味だ(厳密にはちょっと違うけど、まあ、そういう感じだ)。 さて、仕事で、一体、この%が、何人の青少年を調査してでてきたものかを知る必要性があった(聞きゃええんだけど、連絡したら、今、サイトがダウンしているので、分からんと言われた)。 なぜ、Nがいるかというとまたややこしいが、その45%という数値の標準エラーを出したかったからだ(専門的に知っている人はコンフィデンスインターバルがあるやないかというかもしれないが、、まあ聞いてほしい)。で、なんでそれをしたいかというと、自分たちのサーべイで得られた結果と比べたかったからだ。自分たちのによる%と、またN(何人かということ)は分かっている。 で、応用とはなにかということだけど、%が45%で、コンフィデンスインターバルが40%と50%だということから、Nを導き出すことができることはできる、、、でやってみた。 これが応用じゃないかと思う。 こんな式を統計学の本から書き出した。 % +- 1.96*sqrt[(p/1-p)/n]  (ちょっと簡素化したが、使っている数字1.96は、P=5%というところから導き出した。) この式のうち、%は分かっている。Pも分かっている(あ、同じことか。P=%/100。)。 そしたら、Nが分かる。Nだけが分からん、未知の数字(中学校ではXと呼ぶのかな?)になるからだ。 で、この式を色々と変えて、Nが左側にくるように式を整理した。これは紙に書いてやった。 紙に書いてやって、式が出来たら、今度はその式をエクセルシートでやってみた。そしたら、Nが求まった。 まあ、こういうのが応用じゃないかと思うのだ。 で、このプロセスのどこが暗記とか勉強のお陰で分かるかというと10%ぐらいじゃないだろうか?つまり、統計学の授業をとって、基本的な項目をしっていたから、これが出来た部分は10%ぐらい。 あとは、二つあると思う。 一つ目は、誰に相談したらよいかを知っておくこと。メールしたりとか。 二つ目は、エクセルシートなどで実際にやってみて、正しいかどうかを確認。勉強で暗記?みたいにした事柄は、あまりはっきりとは覚えていない。だから実際にやってみて、計算してみて、正しいかどうかを、確認しながら進む。 これはたまたま自分の仕事ででてきた応用ということの例。 そういうのを応用と呼ぶのではないだろうか。 あ、あと、今日やったことで、相関関数は-1から1までの数値で、XとYの関係を表すけど、それをあえて回帰分析でやりたかった(MULTIVARIATEにしやすいので)。XとYの両方を標準化してから、回帰分析をやると、求められた係数が、相関関数と同じになる。それは理論的には分かっていたけど、実際にそうなるかを確かめてみると、やっぱりそうなったけど、微妙に違ったのだが、それは、XとYに存在する欠損値がぱらぱらとあるためなのだが、XとYを標準化する前に、XとYに欠損値があるケースを全部除外してから、やり直すと、理論どおり、結果が同じになった。 このように、とりあえずやっている(=シミュレーション)というのがあって、はじめて私の仕事は成り立つし、また、やっていて、納得するのだ。 現実の仕事には、とりあえずやってみるというような要素があり、まただからこそ、少しだけ面白かったりするが、学校では1年に一回の試験で、ずばりと人生が決まったりするのがつらい。 学校でテストされる知識と実際の知識の使い方が違うのが痛い。 あ、なぜこんな結論になったかというと、半年に1回みる悪夢を昨晩だったか、見てしまったからだ。 なぜか、同志社の一般教養だったか体育の単位だったかが一つたりず、卒業が決まっていたのに、卒業できない?とあせる夢だ。 私の学生のころは、授業が1年間のものばかりだったから、一つ一つの単位が、その人生を決定する可能性すらあった。 そういうのは、恐い。 そういうのは、しかし、実際の社会ではあまりないような気がするのだ。 実際の社会は、辛いことなどが多いし、しんどいことが多いのが普通だが、なぜ、学校までしんどくする必要があるのだろう。しんどいことに準備しなくても、どうせしんどい仕事が待ってくるのだから、せめて学校のときぐらい、楽しく学びたいものだ。    

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