機関銃英語が聞き取れる (本を手にしました)

出版社さんに送っていただき、昨日、手にしました。英語喉よりもちょっと小さめです。

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新しい言説形成を この10年で

ZENさんのコメントをいただき、考えるところがありました。英語が聞ける、言える、そしてコミュニケーションができるという状態になるということに関してでした。 私は人生を振り返ると授業で分かった、、、という経験がありません。あるいは本を読んで分かったという経験も少ない。どちらかというと、分からんと思いながら、人とコミュニケーションしているうちに分かったという経験ばかりです。統計学でいうと、分かり始めたのは、ずいぶん前にフロリダ州立大学の鎌田先生のプレゼンテーションを聞いて、えー?ラッシュモデルってHLMでできるの?ということを知り、話を聞いたところから、あーそういうことだったのか?と分かり始めました。 ラッシュモデルとHLMって似ても似つかないと思っていたのに、実はHLMでラッシュモデルができる、と教えてもらって、えーー、そういうことだったのか!と分かったわけです。 こないだ味噌汁パックをかってきたのだけど、それは4種類の味噌汁がつくれるんだが、味噌自体は同じなわけです。具をかえるだけ。豆腐とか、アゲとかね。その味噌汁パックを買ってみたら、実は豆腐の味噌汁と油アゲの味噌汁の味噌の部分が同じだったと分かったわけです。カラクリがね。 HLMでラッシュモデルができるんなら、実際、それをやってみると統計モデルの味噌が何かが分かったわけです。なーんだ、そういうことかと。で、何が油アゲとか豆腐にあたるのかがよく分かった。そういえば、HLMでもラッシュモデルでも、同じような感じのものがOUTPUTとして出てくるなあとは思っていた。 ギターにしても中学の時の友達と話をしていて、「わしは、F#の意味が分からんから、Fで代用しようと思う」と言ったら、「おまえ、アホか?」といって、シャープいうたらこういうことじゃ、と教えてくれて以来、ギターのメカニズム、いや音楽のメカニズムが分かったと思った。ちなみに、小学校のとき6年間ピアノに通ったのに、このことが分からなかったのだが、大笑いですが。 おそらく、記号の世界をPENETRATEすることが苦手だったのだと思います。人に、こうしたらよいんだよ、やってみたら、と言ってもらい(社会資本を使う)、実際に自分でやってみる(DIRECT EXPERIENCE)の二つが起こって初めて、何かが理解できる、、、と。 でも思うんだけど、皆もそうでしょう?記号の体系って専門家じゃないと分かりにくい。記号の体系にそのまま入っていける人なんて、全人口の1%ぐらいじゃないか?数学の教科書とか、誰でも難しいんでしょう? 物事を理解したり、マスターしたりするうえで、人とのコミュニケーションが大切じゃないかということがいいたいのです(そもそも、学校で先生はそれをするために、存在するわけですが、クラスに生徒数が多くなると、コミュニケーションが不可能になるような気がします)。 英語喉で聞けるようになる、言えるようになると、*コミュニケーション*ができるようになる。世界の人と。すると、それは社会資本的なリソースが増えるということになるということだと思うのです。 歴史を語る、世界を語る人達、つまり、言説形成をしている人達はたくさんいるけど、きっとこれまで、世界の人々とのディスカッションなしに、言説をつむぎ、本を書いてきたのではないでしょうか?オピニオンをつむぎだしてきたのではないでしょうか。 この10年、色んな分野で新しい言説形成を起こすというのはどうだろう。 まあ、色々あるけど、環境問題などに関しては、日本がリードしているように思えるので、期待した。 難しい話ではなくて、日常、個人個人がやっていることが、なんらかの形で世界の社会資本(人のつながり)をリソースとして、新しい言説形成につながるというのはありえないだろうか。 こないだ日本に帰ったとき、本屋によったら、誰かが、日本人は世界の価値観なんぞ無視して、わが道を進めというようなことを書いた本がばーんと、横積みなっていた。国家の品格の藤原さん関係だったか?渡辺昇一氏関係だっただろうか?まちがっていたらすみません。 思うに、これからの10年は、我々が言説形成のリードをしないといかんと思うのだがどうだろう。 英語が聞けて、言える、、、そして世界の人と議論をしたうえで色々と見えてくるものがあるのだと思うが、それを基礎にして、新しい言説形成をする、、、と。 明治大学の斉藤さんが(声に出して読みたい日本語の人)が、藤原さんの新著?の表紙によせた応援の言葉で、この人(=藤原さん)に文部科学省の長官になってほしい、、、とおっしゃっていて、私は危機感*あせりを感じた。 言説が古すぎる*無理がある*と思うのである。 本を読んで本を書くというスタイルは、限界があると思う(本を読んで本を書く、、、これの意味わかる?え、だめなん?と思われました?)

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やはり英語が聞けて、言えて、通じると世界が見えてくるはず

機関銃英語が聞き取れる、、、は機関銃のように聞こえがちな英語を、人間の言葉に聞こえるようにしましょうというのが、背後の思いである、、、と書いたが、これは出版社さんが考えてくれたことで、言われてみて、こちらが初めて、そうなんですよねえと、膝を打った感じだ。 機関銃のように速く聞こえる言語が急にスローダウンして聞こえる、、、これはよく考えると理にかなっている。この世の中に速すぎて聞こえないような言語はない。理解できないほど、早いスピードでしゃべるということは、あまり考えられない。言語は理解されるのが目的なのだから。 運転していて、前は、道路の表面的な情報を見て、おどおどしながら運転していたというのは、前に書いた。ところが、道路や周りの景色を立体的に見ながら運転し始めると、急に、周りのスピードがスローダウンしだした、、、という経験がある。だって、周りの自動車を見ていると、スピードがゼロ、とまったかのような感覚にとらわれる。そりゃそうだ。だいたい同じスピードで走っている周りの自動車に、当たらないぞ、事故を起こさないぞ、と念じて、よく見ながら運転していると、まわりが止まって見える(これは相対性理論としてアインシュタインが証明しているが、、、ってのは適当に言ってみただけです)。 それに似たような経験を学習者にはしてもらいたいものだ。シラブルのリズムを聞き、その塊が、大切な塊なのだということに気づき、その原理を体得し、集中的に練習してもらう。 これが 機関銃英語が聞き取れる!という新しい書籍であり、新しい練習のパラダイムである。 今回はあえて練習と呼ぶ。というのは原理を体得したあとで、それが身につくように練習するというのは、やはり大切なプロセスである。 原理を体得せずに、単に繰り返すというのは、良くない。あるいは原理ではないものを原理だと思い込んでそれを練習するのも、効率が悪いだろう。 皆さんは、日本の空港で流れる英語のアナウンスを聞いたことがあるだろうか。ものすごいゆっくりしたスピードで一つ一つの単語ごとに読んでいくのが日本流のアナウンス英語であるが、あの英語はものすごい矛盾をはらんでいる。 英語喉革命を体験したものにしかわからないかもしれない。 あの英語アナウンスはそもそも外国人用のものである。したがって英語がわかる外国人用のものだ。英語が分かる外国人はそもそも聞き取りなどに問題がない。だから、あんなにゆーっくり読む必要がないのである。 日本人の感覚で考えて親切に、ゆっくり英語を読んでいるわけだが、実はゆっくり読む必要がないのである。というのは、日本語話者と朝鮮語話者以外の英語学習者たちは、そもそも自分たちの母語が3ビートであり、喉発音であるので、日本人のように聞き取りに苦労しないのである。 逆にゆっくり読まれると気が散って、分からなくなるかもしれない。 さて、逆に、皆さんはアメリカなどの空港で聞くアナウンスが機関銃的でわけがわからんと思われるかもしれないが、日本人、韓国人以外の外国人は、そう思っていない。 それは、シラブルが何かを無意識のうちに知っているからである。 最近、また藤原さんの国家の品格というのをトイレで読んでいるのだが、やはりあの本は、英語ができず、外国人とのコミュニケーションが全然出来ない人が、本からの知識と想像で外国について語った本であるなあと思う。 アメリカは論理で通すという点を藤原さんは主張しているが、それは全然、事実と異なる。おそらく、藤原さんが英語ができない、聞こえないから、相手が、論理的な感じで、AですかBですか、みたいな選択を迫るようなしゃべりかたをしていて、それで「あー、アメリカ人は論理的だ」と思ったのでなかろうか。 アメリカでは、論理で戦うと藤原さんは述べているがそんなことは無いと思う。アメリカの職場で大切とされるのは、まさにグループワークであり、和をもって尊しとされる精神であり、それは日本と全く同じだ。 まずは、我々が英語が聞けて、言えるという状態になり、そしてある程度のコミュニケーションをする。そんななかでわかってくる外国とか、日本文化とかがあるだろう。 この作業に10年ぐらいかかると思うのだが、ぜひ、皆さん、一緒にやりましょう!

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