信じるということは?105人募集

先日のLINAさんのコメントにもあったが、喉の威力を信じるということは大切だ。私の感覚では、最初のころは、信じられない人がいることが信じられなかった。 声がネイティブが違うということだけで、普通はぴんとくるだろうと思ったし、また、英語喉の最初にある説明や練習で、納得してもらえるはずだからである。特に、日本語は、短く音をきっており、それが音として、喉の閉じる音がすることまで指摘している。最近では、機関銃英語において、喉の奥を鏡でみて、あ、い、う、え、おと日本語ではっきり言うと、奥がぴくぴくと動くことを指摘している。一方は音による確認であり、一方は視覚的確認だ(後者は、外人声ギブスとして動画が存在する)。 一つ、もう一つ信じてほしいことがある。日本には1億人以上の人がいるが、そのなかで英語が無理なくしゃべれて、100%音としてきけて、書けて読める人は、あまりいないということだ。 想像するに、小林克也氏、私、そしておそらく天満氏とron氏を含めて、105人ぐらいではないか。 確かに発音がうまい人にはあったことがあるが、そんな人でも、仕事のことなら聴き取れるが(コンテクストでなんとか)、ネイティブ同志が話しだすとわからないとおっしゃる。 もちろん、帰国子女のような人ははぶいての話である(あ、昨日のBLOG ENTRYを読んでくれた同志社時代の級友が帰国子女なのだが、英語を喋るときは声が低くなるよ、とメールをくれた)。小さいころから英語圏で育った人はこの105人にははいらない。 1億人以上、人口いるなかでの話だ。 一方で、日本人以外、韓国人以外であれば、上のことは、ある程度英語を勉強していれば当たり前のことなのだ。 私などは仕事で、私より10歳以上も若い、大学院を卒業したばかりの中国人などが、当たり前のように英語を使い、100%聞き取り、文法にもあんまり苦労せずに、仕事をしている様子を見て、最初はびっくりした。 ギリシャ人だってフィンランド人だって、南米の人だって、英語の聞き取りが難しいといいながら、プロの仕事をしている人は、ワシントンDC界隈では存在しない。廊下の掃除をしている南米からのおじさんだって、英語を聞き返してくることはない。英語を勉強する時間がなければ別だが。 そんな極端な?1億以上もいる日本に、105人ぐらいしか英語が普通に話せて、書けて、聞ける人がいないなんて?と思われかもしれないが、私はアメリカに長く住んでいる友人や知人がたくさんいるが、皆さん、大変な思いをされているのである。 それほど喉発音や3ビートを知らない場合英語は大変なのだ。 だって、英語の神様と日本で呼ばれている人でさえ、リスニングに苦労されているという。この話を聞いたとき、私が本当に愕然とした、、、。え、リスニングの教材とかを作っているあの人が、リスニングには今でも苦労しているのですか?と。 そこで、アピールしたい。105人ぐらいいると私が想定している人よ。ぜひ連絡ください。 なぜ105人かというと、最初15人ぐらいかと思ったのだが、まあ0をつけて105人とした。 英語喉は2年前に出版されたので、もしかしたらそれに近いレベルの人が育っているかもしれないので、その場合も連絡をお願いしたい。 具体的には、私が機関銃英語の動画でやっているようにラジオを耳にあてて、それで言われていることを、そのまま繰りかえすことのでき、本を読むときに、日本語と同じ速さで読め、書いたり話したりも全然問題ない人。ぜひご連絡を! そんなことを考え始めたのは理由がある。 発音の本などに、周波数が大切だとか、腹式呼吸が大切だとか、色々書いてあるが、それはそれを書いている人が英語が未発達だからそういう方向に向かうのではないだろうか? だって、本当に英語ができるならば、 1.腹式呼吸をしながら英語を喋る 2.せずにしゃべる をやってみて、違いがないことが分かるはずだからだ。それが分からないとすれば、まだ英語が未発達なことが原因ではないだろうか。 あるいは英語を喋るときに、論理が大切だとか内容が大切だとかおっしゃっているのは、そもそもそういうものに頼らないと英語が聞けないということではないか? あるいは、個々の音より、イントネーションが大切だと思い込んでおられるのは、そもそも個々の音が聞けないからではないか?木が見えないから森をみて木を想像しようということではないか? アクセントの位置が大切だとおっしゃるかたは、英語がまだ未発達だからそう思えるのではないか。私は、アクセントをわざと間違ったり、あるいは強調の位置なしでしゃべることができるが、まったく意思疎通に問題がない。それは英語ができるからである。英語ができるからこそ、アクセントの位置が、英語のコミュニケーションにまったくといっていいほど関係がないことを体験できるのである。 英語ができる105人を探しもとめ、そしてその105人のかたに喉パラダイムの存在を知ってもらうことで、協力を得たいと思う。まずは小林克也氏と話したいものだが、残念ながら、連絡の取り方が分からない。 克也さん、わしも広島じゃけん。ベストヒットusa、みよーたよ。連絡したーんじゃけど、どーやったらええじゃろか? (このメッセージは克也さんに、いや広島県民にだけ分かる暗号である。) もう一つ、きっかけがある。大津先生だったか、小学校での英語教育に反対する声明で、やる気をもって、英語をマスターした人がいる、、、と書いてあった。私はそんな人はいないと思う。ありえない。 「小学校での英語教科に反対する要望書」http://www.otsu.icl.keio.ac.jp/eigo/kosaka.pdf 喉発音と3ビートを知らずに英語をマスターすることは物理的、生理学的に無理だからである。ただし、なにかの拍子で、知らず知らずのうちに、喉発音と3ビートを体得されている人がいる可能性があると思う。 程度の問題はあるが、普通に英語ができる人、楽に聞ける人は日本で105人ぐらいしかいないと思う。 ただし、英語のどの第1期の世代がこの2年でどこまで英語力をあげたかということは多いに興味がある。ぜひ教えてください。 ***  小学校で英語喉と機関銃英語をやるならば、高校卒業の時点で英語が普通に使えるようになるであろう。 いや、英語喉と機関銃英語があれば、小学校から始める必要はない、、、と逆説的に言えるかもしれない。 どっちでもいいかもしれない。が、親としては、メソッドがあるのだから小学校からやろか、となるに違いない。 

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周波数の話はやはり変ではないだろうか?

先日、周波数の話になったが、周波数の分布の様子が、言語によってことなる可能性はあるが、周波数の高さが英語のほうが高いというのは、どう考えても 変(へん) であろう。いや、低いというのはおそらくあっている。だって、どう聞いても日本人の声は高いし、ネイティブの声は低めだ。もっと正しい言い方をするなら、口発音でしゃべるとどんな言語でも高めで平たく、またCHOPPYだ。逆に、喉発音でしゃべると低めになるように思う。だからと言って喉発音だと高い音が出ないということではないが、会話のときの普通の声は口発音に比べると低めだ。 英語と日本語で周波数が違うという話は、どこをたどっていっても、いんちきくさい引用にとどまっていて、いつまでたってもデータを使っていて、PEER REVIEWのついた学術論文にたどりつかない。 ごちゃごちゃいうまえに結論を言うと、周波数がどうのこうのというのは、そういっておけば、信憑性が高まるかも?科学っぽいということだけでしょう。脳がどうのこうのというのと同じレベルの話だと思います。 さて、英語の日本語で周波数の分布の様子が違うということ自体はありえるのであるが、 だからどしたん? ということになる。 OH MAH MAH氏が教えてくれたところをさぐるとLとRの違いの周波数の分布の違いという話になる。が、ここでよく考えてみよう。論理が破綻しているのが分かるだろうか、、、。 http://atrcall.jp/atrcall/study/index.html 1、LとRは日本人には聞き取りが難しい(英語喉をやっていない場合) 2、だからその違いは周波数の分布の違いにあるにちがいない(ネイティブのLとRを比べると分布に違いがあった!)。 3.で、それで、ほらねと納得。 さて、なにが論理破綻かというと、LとかRの選択に問題がある。LとRは日本人が近いと思っているだけで、西洋人にとっては、全然違う音であるし、発音が難しいということではない。 では、日本人に聴き取れる音はどうだろう?たとえばBとS。これは完全に聴き取れる。日本人でも。 それでは、BとSの周波数の分布が同じなのだろうか?そりゃ違うと思う。でも日本人にはBとSの違いは聴き取れるでしょ。 LとRは日本人は聞き取れない。分布を見た。微妙に違う。その違いを聞いてないのだから、日本人は聞き取れないに違いない。  BとSは日本人は聞き取れれる。分布を見た。微妙に違う。あれ、違うのに聴き取れるのはなんでや? 周波数の分布が同じだったら聞き取れて、違ったら聞き取れないという仮説を立証するには、この二つのグループの音を見ていかないといけないだろう。日本人の聴き取れる音のペアとそうじゃないペア、、と。 なんか、それらしき説明もあるが、意味がよく分からない。 以下は、三羽四郎二郎氏が整理してくれている動画集の一部であるが、私自身がLとRの解説をしている。英語喉をやっていようといまいと、この動画をみれば、瞬間的にLとRの違いが分かるようにあるのではないだろうか????  http://www.youtube.com/watch?v=YRLKpNvPo94 いや、それはあなたが自分でそう思いこんでやっているからだとおっしゃるなら、機関銃英語のLとRのところを聞いていただきたい。喉の発音位置の違いが非常に大切と知った上で聞くと、これまでなぜLとRの違いが分からなかったのか、、、と思われることだろう。 ちなみに、これは、他の人がとったものだが、LとRの違いが舌の位置の違いだと勘違いしている人の説明である。よく聞くと、音が首の奥のほうから出てくればRじゃんと突っ込みをいれたくなるだろう。しかし、日本人に懸命に教えてあげようとしているこのかたの気持ちになって、この動画をみてください。 http://www.youtube.com/watch?v=NkzfeWhWyPo 周波数の話だが、分布の話は論理の破綻があるという意味で問題だ。またデータを使っていてPEER REVIEW的のある論文が存在しないのである。 みつけたかたは一報をお願いしたい。ただし、ちょっと関係しているというのは勘弁していただきたい。

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信じてついてこいという言い方がある

高校教師時代に、生徒が冗談で、先生、ついていきますとかいう表現をしていたのだが、それをなつかしく思い出す。 私についてこい、などとは言えないのだが、一つだけまともにとらえてほしいことがある。 それは、語彙というのは大切だが、語彙というのは、まだ英語があまり喋れない人が気にして勉強するものではない という点だ。 もちろん中学、高校レベルの語彙は大切だろう。だが、まだ英会話がある程度できない人が、せっせと語彙を勉強するのは、長期的には無駄だということが言いたい。 ちょっと丁寧に説明する。以下が英語がうまくなるプロセスだ。 1)言えて聞ける (英語喉と機関銃英語でマスター) 2)中学高校レベルの基本語彙をマスター(このくらいはやってほしい) 3)英語におおいに触れる(IMMERSIONというやつだ) いわゆる単語帳で覚えるような語彙は(3)のプロセスのなかで、出会いながら、必要性にかられながら、覚えるものだ。 まだ聞けて言えない状態で、覚えても決して使えるようにはならない。特に、例えば、この単語には3つの意味があるとかそういうようなことを覚えていっても、どうせ将来使うことはないし、使おうと思っても忘れているだろう。 いや、私はTOEICのスコアを伸ばしたいので、そんな余裕はない。もっとイソギタイという人。以下が実行できるだろうか? 1.時事問題などに関して英語で読む。TOEICの問題に時事問題などがあれば、それを読んでもよいだろう。 2.読んだことを、実際にネイティブあるいは英語を使う外国人と議論する。その課程で語彙をマスター。実際に会えなければ、このさいネット上でのネイティブとの議論なども可能なのではないか? こんなのもありだ。 1.好きな映画を見る 2.聞けて言える状態で聞こえた表現をメモ 文化的なことで分からなかったことなどもメモ 3.実際に映画について外国人と語ってみる つまり、常に使うのである。 さて(1)の喉発音と(3)実際に使うは関連している。皆さんのなかで近くに外国人がいる人は試してほしい。喉でしゃべっていると、自然と外国人があなたのほうを見てしゃべる。口発音の人がしゃべったのに、あえて、喉発音のあなたのほうを向いて、確認をもとめたりするだろう。 ある論文を面白く読んだ。カナダの日本人大学院生が集まって、差別の問題について座談会形式で語っている。それは、いかにカナダの教室で日本人として、いや日本人女性として、差別されたかという内容だ。例えば、自分が何か言ったときは、何も言われなかったのに、その後でネイティブが同じことを言ったら、「あ、そうです、そうです」と同意したとか。それで、「えええ、自分も同じこと言ったのに、なぜ?」という感じの経験をされたそうだ。具体的には、その無視した人は黒人だったそうで、同じマイノリティーなのに!というショックがあったようだ。 それはおそらく口発音だから、無視されたのである。口発音は我々の想像を絶するほど、ネイティブにとってわかりにくいのだ。 例えば、日本人が正しいと思っている無声音はただの 風である。 Sはするどい風 THはつむじ風のようなもんだ。 風で、音を理解してくれといっても無理なのである。 ここでのポイントだが、喉発音をやっていれば、外国人が真剣に普通にあなたの話を聞くようになる。だからこそ、実際に使うという機会が異常に増えるのである。      

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