シラブル
YUMIさん、それから、RYOGONさんが、シラブルに関してBLOGで発信されていましたので、紹介します: YUMIさん http://ameblo.jp/englishbootcamp/entry-10659772554.html RYOGONさん http://language-study.blog.so-net.ne.jp/2010-09-29 RYOGONさんは、サルでも聞こえるシラブルと、歌を紹介されています。歌においては、音符の一個一個がシラブルですから、確かに、誰でも聞こえるのでしょう。 サルとおっしゃいますが、うちの愛犬でもシラブルを手がかりに、人間の言葉を理解しているようです。例えば、愛犬の大好物は、アイスクリームとか、ピーナッツバターです。正確には、アイスクリームは与えませんが、ピーナッツバターは、苦めの薬を飲ますときに、与えます。 PEANUT BUTTERは、英語では、PEAN-NUT-BUT-TERですから、4シラブルです。これを日本語風に、ぴいなっつばたーと言っても、愛犬は知らん振りです。でも、4シラブルで正しく言うと、そわそわしだして、「俺に今、すぐくれ」という感じで暴れだします。 あ、い、す、く、りーむ も通じません。 でもICE-CREAMの二拍で言うと、え?どこにあるんだ?という感じで、そわそわし始めます。 すると、皆さん、それは単体で発音しているからだと思うかもしれませんが、わざと長めの文のなかに、PEANUT BUTTERという単語を埋め込んで、発音しても、愛犬は反応します。実際問題として、英語喉をまだやっていない日本人の中学校1年生よりも、私の愛犬のほうが、聞き取りができるように思うことがあります(厳密な実験での証明方法を考えてみます、、、食べ物の名前を混ぜた文にする必要があると思います。)。 <後日談 愛犬に日本語なまりと英語なまりで話しかけて、反応を見ました。日本語なまりでは、反応がありませんでした。犬でさえ、2ビートの英語が分からないということでしょうか? www.estat.us/blog/cookies.mp3 > 結局、色々、なまりがあったとしても、英語が国際語として通じるのは、日本人の英語以外は、シラブルの数が同じだからです(まあ、数というか分割する部分ですね)。 英語喉の話をするのに、前は、ネイティブと同じ発音になると言っていたのですが、そんなことを言ったところで通じない、分かってもらえないことがよ~く分かりました。多くの人が英語が分かるということが実感できないのだと思います。私の周りのノンネイティブ(中国人、ギリシャ人など)、は英語に全然苦労していない、、、でも、それを言っても、信じられない人が多い。 だから、最近は、シラブルを強調しています。 だって、シラブルの数が日本風があってよいと言う人は、さすがにいないですからね。 ただ、数というか、まあ分割の仕方といったほうが、正しいですね。実際には、数は数えなくてもよいですから。聞いて、あ、聞こえると納得すればそれで良いと思います。 でも、すれにしても、すぐ、他にも大切なものがありますよね、、、とか話がそれがちです。 でも、やはり文化理解が大切でしょうとか。 でもシラブルが聞けたら、話が分かるので、交流が広まり、文化理解に行き着くのです。 でもイントネーションよりシラブルが大切だとなると、受験英語が困りますね。シラブルの分割方法は、結構、簡単なので、試験問題になりにくい。 でも、そろそろ、なんでもかんでも試験とか資格制度にしてしまう癖は、やめたほうがよいのではないかと思うことがあります。 実際、仕事などをしていて、自分の持っているスキルは、資格制度によるものでなくて、何かを実際にやっているうちに、自然に身についたものじゃないかな。 皆さんの多くの人がコンピュータプログラマーだと思うけど、結構、やっているうちにマスターしませんでした? 私もSASプログラマーなんだけど、自分で勝手にやっているうちに、スタイルのように身に着けてしまいました。特に、データをPARSINGする技術などは、そういうテクニックが存在するなどということを意識せずに、自分でやっているうちに、パールだとか、そういう言語でそういうのをするのが普通だということを知った感じです。 最近では、DATA EDITINGと、統計分析の境目がないんじゃないかという感覚にとらわれています。統計モデルだって、あれ、DATA EDITINGみたいなもんじゃん、、、みたいな。
日本語を英語に訳すのではなく、心を訳せ(ということを真顔で言いたい)
さて、英語喉を直接教えていて、発音は、2時間でネイティブレベルにする自信がある。聞き取りは、人によって異なるのだが、この土曜日は、小さいッや、伸ばす音に惑わされない!ように指導して、音の聞き取りの成功率も精度をあげたい。このあいだは、最初はご主人に指導させてもらい、それで、その2週間後に奥さんに指導させてもらい、そのときに、「あれ~、聞き取れてる~~」といううれしい言葉を聴いた。しかし、この成功度を高めたい。 やはり直接教えるというのは効果が速い。日本で今英語喉を参考にしてくださっているのは、天満さんとYUMIさんだが、なかなかの成果を上げられているようでうれしい。もちろん、喉が開ききらない人も出るだろう。開く、、、という表現が正しいのか、、、日本語でするようにピコッって感じで緊張させない、、、ということなのだろう。もう、ご存知だとは思うが、念のため: 天満さんはここ http://processeigo.com/ YUMIさんは http://ameblo.jp/englishbootcamp/ (天満さんもこないだ書いてはったけど、勝手に紹介しています。内容などは、ご自身で確認してください!) 教えるときのこつは、どれだけリラックスしてもらうかということではないでしょうか?こないだ、ジーナが質問を受けて、ネイティブは体に力が入っていたとしても、喉はリラックスしたままだと言っていて、ピンと来たのだが、ジムで体を鍛えているとき、顔をしかめながら、トレーニングしているは私だけだということが判明(前から気がついてたが)。で、ワザと、喉だけはリラックスさせて、腕立て伏せとかしてみたのだけど、これって結構、可能だし、きっとネイティブはそうしていると思う。 体の緊張が、喉(首の中のパイプ)に連動していないのではないだろうか??? これって、喉発音の練習になるかもしれない。腕立て伏せしながら、意識して、喉の力を抜き、ありゃ、喉に力を入れる理由ってないんだな、、、と。 さて、今日のテーマだけど、最近、聞いていて、あれ、それ違うんじゃないかと思う言説だけど、英語を喋るときに、日本語の細かいニュアンスも訳す、、、とか、「よろしく」は英語でなんと言いますか?とか、日本語にあるけど、英語になりにくいことをどういうかとか? TWITTERで、よく、これはこういうみたいなのがある。どれもこれも、日本語から英語になりにくいもの。例えば、「つーかさあ」をどう言うかとか(今、これ例として作ったのだ)。 そういうのは、日本で英語を勉強する立場だと、覚えにくいし使いにくい。 さらに、日本語があって、それを英語に訳そうとするやりかたは効率が悪い。 もっと、言語になっていない、体、心のなかにある原始的な意味のようなものを英語にするとよい。例えばですが、アメリカに来て、英語が得意でない人が、子供の学校に行き、アメリカ人と交わり、そのあとで、「よろしく御願いします」と言いたいとする。 でも、それは、日本で社交辞令用の言葉であるところの、「よろしく」を訳そうとしている。 そういうときのコツだが、一体、じゃあ、アメリカ人が何を言っているのかを観察。よろしくとか言っていないと思う。 そういう決まり文句を日本語から英語に訳そうとするのでなく、日本語で、、、というか言語はとりあえず、横においておいて、体、心、頭の中に、抽象的にある意味を大切にする。 すると、言葉じゃないけど、「また会いましょうね」とか、「息子の友達になってください」とか、そういう意味の塊が心のなかにあるはずだ。 その意味を英語にするのである。 日本語を介入させずに。 今、例えば、頭の中をからっぽにしてほしい。実験で。そして、意味が浮かんでくるのを待って欲しい。それは例えば、「え?どういうこと?分からんなあ」という不安の気持ちが浮かぶかもしれない。あくまでも言語になっていない気持ち。 それを英語で言うのだ。 トイレ行きたいと思うかもしれない。それは体で感じることだ。 その原始的な意味を英語にするのである。 会話のとき、う~ん、この理由を分かって欲しいという欲求が、言語を解さず、心のなかに生まれるなら、そこで、BECAUSEと言うのである。 日本語を英語にするのはやめよう。あえていえば、心を英語に訳す?のだ。 この観点から言うと、むやみに、語彙を覚えるのはよくない。 例えば、CRITICIZEという言葉がある。批判するという意味だ。しかし、そういう言葉を使う前に、体、心できっと、「好きくないなあ」という何かに対する嫌悪感を感じているはずだ。 その心を英語にするのだ。 そうすれば、CRITICIZEなどという単語を使う必要はなくなる。 え、じゃあ、CRITICIZEという単語をどうやって覚えるの?となるが、上のように心を訳すという会話方法をしておれば、自然に英語を覚えてくる。会話力も増す、、、そのプロセスのなかで難易度が高めの単語も自然に覚えてくるのである。 まずは、喋ろう、会話しよう、友達を作ろう。英語を使おう。 そして後から語彙力が勝手についてくる。 もちろん、語彙を増やすのが楽しい場合は、それはその楽しさを生かすべきだと思う。TOEICやGTECなどの試験を、やる気のきっかけにするのもありだと思う。ど でも、とにかく、心を英語に訳すというやりかたは、相手がいないと無理だぞ。いや、上は理論的っぽく書いていたが、相手がいれば、友達がいれば、心を訳すというのは、自然に起こることなのかもしれない。 私自身は、そういえば、大学時代から外国人の友人が多かったので、上のことを、あまりにも当たり前のように実践していたように思う。 大学のとき、一度だけ、いわゆる決まり文句を覚えておいて使ったことがある。NHKのラジオ講座で、期待に沿う、LIVE UP TO ONE’S EXPECTATIONと習った。アメリカ人の留学生を清水寺に連れて行って、そこで、その単語を使ったら、YESと言っていた。でも、なんか、ぎこちない感じだった。別にHOW DO YOU LIKE IT?でもよいからだ。 暗記したものを、その場面が来るのを待って、使うというのは、非効率的だと思う。使い勝手が悪い。 上のことをアドリブ英語で喋ってみました。 www.estat.us/blog/imi.mp3
英語はノロマな亀である 日本語よりも遅い遅い (皆さん、これ絶対読んでね)
英語の聞き取りに苦労している人が多いが、 英語は日本語よりも遅いということをはっきりと認識してほしい。本当にノロマな亀だ。 だって、1シラブルに普通、少なくとも3つは音を入れなくてはいけないし、二重母音やら、複数の子音が入れば、シラブルがちょっと伸びてしまうかもしれない。 一方で、日本語こそが、機関銃言語である。1シラブルに、普通二個しか音をこめないから、速い速い。 <最近、英語が早口すぎて困っているという人の相談を聞いたが、それは、もしかしたら、英語を2ビート(日本語の要領)で喋っているからではないだろうか?> さて、音声で聞いて、発想の大転換をしてほしい。日本語を早めに言って、シラブルに合わせて、手拍子を打ってみる。速すぎて、手がついていかないほどだ。 ところが、英語ではどうだろう?速めに喋りながら、手拍子を打ってみても、余裕でついていける。 おはようございます、のヒラガナごとに(つまりシラブルごとに)合わせて、手を打とうとしても、速すぎてついていけない。ぱぱぱぱぱぱぱぱぱ。 しかし、GOOD MORNINGは余裕でついていける。3シラブル(GOOD-MOR-NING)なのでパンパンパンと手拍子を打ちながら言ってみよう。HOW ARE YOU?は3シラブル(HOW-WAR-YOU)なので、パンパンパンでいける(シラブルというのは、基本的に子音ー母音ー子音からなる音の塊)。 ところが、元気ですか?は ぱんぱぱぱぱ、、と結構速い、速い。 音声で聞いて確認してほしい。 英語はノロマだ。早く聞こえるのは、文字通り、MとかKとかAとかの個々の音を聞いて、それを処理しようとしているからだろう。 しかし、英語のヒラガナであるシラブルにピント?を合わせてほしい。すると、のろまに聞こえる。 喋るときも、のろまでよい。 英語はノロマな亀です。 音声はここです。 www.estat.us/blog/sloweng.mp3 <100年後にこの文章を読んでいる日本人の皆さんへ: 今日は、2010年の9月27日です。100年前はこれを言っても、信じてくれる人はあまりいませんでした。なぜならば、2000年代初頭の日本では、精神論が猛威を振るっていたのです。がんばればよいとか、がんばることが大切だとか、そういうことに、気をとられていたのです。でも、多くの実践者が喉パラダイムを経験して、少しづつ広まっていましたよ。>