February 2008

英語喉と3ビートは単にネイティブが毎日やっていることである

英語喉と3ビートは単にネイティブが毎日やっていることである。それ以下でもそれ以上でもない。したがって、新しい理論、、、というふうに喉が語られる場合、ちょっと違う?かなあ、、、という気がする。   理論というと仮説検証とかいうことがあるから、間違っている可能性がある、、、というニュアンスがする。ところが喉と3ビートは、本当に単にネイティブがやっていることなのだ。   だから、たとえば、ネイティブに喉を説明するならば、うん、そうですよ、、、となる。もともと喉と3ビートは喉話者である共著者が発見したものだ。   ところがネイティブが言語学を勉強していると、話はややこしくなる。口も大切だ、、、とくる。勉強すれば、勉強するほど見えなくなるもの、、、それが喉である。3ビートのほうは、あまりにも当たり前なので、気がついてみるとネイティブも認めざるを得ない。   そもそもスペルにも書いてある単語がたくさんあるではないか。SUMMERがよい例だ。Mが二回繰り返されている。従来の音声学はなぜかこの二つのMを完全に無視していたのである。従来のパラダイムを勉強すると、目の前にあるものが見えなくなることがあるのである。   名前にもよく登場する。LARRYはラリーではない。あえてカタカナで書くならば、レイア・リーというかんじだ。Rが二回繰り返されるのだ(またAは二重母音である)。   よく見てみると2つあるでしょ。Rが。   新しいパラダイム、喉と3ビートで見えてくるものがたくさんある。それが見えてきている読者がたくさんいるのはうれしい。まだまだ従来の知識との違いに苦労してらっしゃるかたがいる。これは当然だろう。   とりあえずは忘れて後で帰ってきてみるのがベストだと思う。というのは、まずは乗ってみる、、、というのが大切だ。   私自身、喉だってのは分かるけどそれは母音だけでしょ、、、とか思い続けていた。2週間ぐらい。   勉強すれば勉強するほど、見えなくなるもの、、、   母音と子音の違いにあまりこだわらないでほしい。母音だったらこう発音する、子音だったらこう、、、というような考え方を捨ててほしい。   日本人は子音が弱いとか、母音が強いとか、そういう発想もいらない。子音と母音、、、という分類が存在するから、そういう発想が生まれたわけで、実際は、どうでもよいことだ。   勉強すれば勉強するほど、見えなくなる、、、 これには理由がある。勉強というのは、たいてい本でするものだ。本はもともと現実を説明しようとしたものだが、現実ではない。本と現実がずれている場合、現実から学ぶのでなくて、ちょっとずれてしまっている本から学ぶことになる。すると、勉強すれば勉強するほど現実が見えなくなることがあるのである。 対策としては、現実をしっかり観察することが大切だ。

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日本を説明?

発音よりも内容が大切だ、、、という言い方の問題点は以前に指摘した。今回は、「日本を説明する」ということの問題点というか、からくり?について話したい。   NHKを見ていたらクールジャパンという番組があり、日本を説明する、、、ということがメインになっている。これがきっかけとなったのだが、それ以前にきっかけとなったのは、留学記ものでよく聞くエピソードで「外国に言って日本のことを聞かれて困った。日本にいるときにしっかり日本のことを勉強しておけばよかった」、、、という言い方である。   もちろん、素直にとって、それはそうです、、、と言いたいところなのだが、実際のメカニズムとしては以下のとおりだとおもう(これは意見であり、あくまでも仮説です)。   私も口発音時代は、よく日本のことを聞かれた。でも喉発音になってから、聞かれなくなった。変わりに日常のことや、どんな音楽がすきかとか、、、そういう日本でも当たり前に話されていることが会話の主題となった。   なんで口発音でしゃべるとすぐに日本の話になるのかなあ、、、。   結局のところ、口発音でしゃべる日本人に、外国人は面食らうのではないだろうか。それは、他の外国人と比べても、ものすごく違う英語だからだ。そして、この人には自分の文化は理解できないだろう、、、だからこの人の国のことを聞いてあげよう、、、と思うのだと思う(あくまでも仮説)。   旧正月で集いがあったので行ってきたのだが、ある初対面のアメリカ人と話していて、最後の10分ぐらいでわかったのだが、その人は日本にJETで2年入っていたということだった。 (ここでのポイントは、最後になって、相手が日本に住んだことがある、、、ということが判明した点。)   口発音時代にはひとこと何かいうだけで、「日本人ですね」と分かるわけだから、すぐに日本の話になっていたのだが、喉発音を始めてから、ネイティブが私を日本人だとか、何人だとか意識せず、単に「人」と認知しているように思う。   以前だと、JET経験者だと、会ってすぐに、「実は日本に行ってたんですよ」という感じで日本の話ばかりしていたわけだ。   私自身も同じようなことをしている。アジア系の人にあって、最初の2秒で相手が口発音だったら、「私は日本から来たんです。あなたは?」という感じで、アジア人同士だ、、、というような感じの話をする。最初の2秒で、相手が喉発音だったら、「あっそう」ってかんじでなんとなく納得して、アジアに関係ない一般的な話をする。   アジアというより東洋といったほうが正確だろうか。   日本の魂を忘れたか、、、という話ではない。   アメリカに来て、アメリカ人と話して、すぐに日本の話になるのは、それは、口発音でしゃべることが原因ではないかという仮説である。   そういう意味で、日本を説明しよう、、、という考えを、国際交流の第1目標にかかげるのは、あまりに大げさではないかということを言いたい。口発音時代(石器時代みたいか)に留学した日本人の経験に基づいて、「私は海外で日本のことをいろいろ聞かれて、回答に四苦八苦した。だから、これからの若い人は、日本のことをよく勉強して、海外で困らないように」ということで、そういう目標が掲げられたのでは? まずは人間と人間の普通の交流があり、その交流のなかからいろいろな方向性が出てくるのが普通っぽいのかもしれない。   現在、旧パラダイムと新パラダイムのはざまで、上に書いたことが一体、通じるだろうか、誤解されないだろうか、、、などと考えながら筆をおきます。

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今朝もNHKのニュースを見ながら思った

今朝もNHKのニュースを見ながら思った。バイリンガルのアナウンサーさんは、英語喉をいつやってくれるかなあ、、、と。   ものすごく英語のうまい人が集まっているのだけど、やっぱり鼻でごまかしてるなあ、、、と今朝も思った。ネイティブっぽさを鼻にかけることで、それっぽくしている(喉革命前は自分もやってましたけど、、、参考 カズの英語 革命前革命後 http://www.estat.us/kaz/id12.html の音声はここ、、、と書いてあるところをクリック。)。   それはそれでいい、、とはならない。というのは、一生懸命聞かないといけなくなるからだ。80%はネイティブっぽいが、20%は鼻でそれっぽくしている場合、ものすごくうまいんだけど、聞く側としては、20%を逃してはいけない、、、ということで、集中してニュースを聞かないといけなくなる。   ところが、本当にネイティブの人が出てくると、「集会のときの休め」って感じで、急にリラックスした状態でも頭に入ってくる英語に変わる。   うーん、早く英語喉読んでくれー、やってくださーい、、、と心から願う毎日、毎朝である。NHKのバイリンガル放送を見ながら。   バイリンガル放送のアナウンサーさんが鼻にかけたようなしゃべり方をしなくなる瞬間が来ると思うので(喉革命)、毎日モニターしたいと思います。   今日、書きたいと思ったテーマはずばりこれ。IPAについて。IPAは音声学の国際的組織なんだけど、こんな口の図を発表している。で、これって母音と舌の位置の関係を示している。 http://www.arts.gla.ac.uk/IPA/vowels.html   あくまでも舌の位置なんだけど、日本人がこれを理解するとき、口のなかで音を響かせる位置だ、、、と勘違いしてない?   私自身は勘違いしてましたよ。皆さんはどうですか?   西洋人がよって集まってこの図を作ったとき、これは単に舌の位置であって、音を響かせる位置という意味はなかったと思います、、、が。   ま、とにかく、母音と舌の位置は暗記する必要はありません。舌をあっかんべーと口の外に出したかたちでも、すべての母音を正しく発音できますよ。   舌の位置 は 音を響かす位置、、、というわけではない、、、ということを言っておきたかっただけです。   口のなかの音を響かす位置(そんなに細かくコントロールすること自体、魔術師でないと無理でしょうが)が大切でないことは、まあ明らか、、、ですよね。食べ物を口でもぐもぐやりながらでも、すべての母音は出せるし、しゃべれますからね。

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