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口発音から喉発音への移行

例えるなら、自転車に乗れるようになる瞬間に似ている。2輪で倒れずに前にすすむなんて絶対に無理だ、、、と最初は感じるだろう。ただし、スピードが加わると2輪で安定する、、、という物理的な理屈を後で知って納得。また、まわりをみると、誰でも自転車に乗れているので、できるようになるということがすんなり理解できる。 私自身も、喉をリラックスさせたら、頭がぐにゃっとなって、まっすぐしていられないと思っていたから、どうやってやったらいいんだとあせった。また、喋ろうとすると日本語のくせで必ず喉に力がはいってしまう。 二つのことを理解する必要がある。首に力をいれなくても頭をささえることはできる。肩の上に頭を置いているかんじにすればよい(そして上半身は腰の上においてるかんじにすると、ネイティブの標準姿勢になる、、、英語喉参照)。それから、喉を力ませなくても、声が出せる、、、、このことを理解、、、というかまずは一回できてみるとよい。 喉を力ませているのは、それは、日本語では短い音を連発しなければならないという日本語独自の要請のためだ。喉ブレーキをかけているからである。そのことをよく頭で理解する。発想の転換がいる。赤ちゃんの時の発声法を思い出すのである(といっても無理か。温泉につかっているときの発声法?がよいだろう。よく酔うと英語がうまくなるという説があるが、あれは、喉がリラックスするからかもしれない。たしかブッシュ氏が小泉さんは酔うと英語がうまくなる、、、と冗談を言っていたが、あれは結構、本当かも。「ろれつがまわらない」という表現があるが、英語喉で喋る英語はちょっとだけそんな感じがする。) 喉発音に移行すると、色々とよいことがある。私は喉発音を今2年ぐらいやっているので、なれてしまったが、喉発音ができるからこそ、できることが少なくとも10項目ぐらいはある。それを言いたいけど、いつかのネタにと、秘密にしている。絶対、そんなことができるわけがない、、、と皆さんは思われるようなことだ。 まあ、一つは、例えば歯医者さんで口を開けたままで、コミュニケーション可能な会話をすることができる、、、とか、そういうことだ。 あるいは、息をすいながら喋るとか。 そんなの無理でしょう?と思われたかもしれない。ところが、西洋人は誰でもできるのだ。驚いたときに、「はっ」という音を息を吸いながら出すが、これはハロウィーンシーズンにテレビにでてくる映画で、なんぼでも出てくる例だ。 日本人ができないから、外国人ができないという発想を転換する必要がある。 ちなみに(というか逆に)、日本人ができて外国人ができないことの一つに、野球のキャッチャーのように座った状態から片足で、すくっと立つというのがある。一度、リサーチでおとずれたアメリカの高校の社会の授業で、日本について話をしてくれといわれたので、この芸を日本人にしかできない芸として紹介したら、教室に火がついたように盛り上がった。実際、私にしかできなかった。ただ、私ができるから、他の日本人もできると思い込んでいるのかもしれないが、この芸はきっと日本人の生活習慣(床に座る)があるからこそ、出来る芸だと思っている。 参考 音声ファイル 口発音と喉発音の違い http://www.estat.us/blog/nov012007.wav  

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冠詞のAとか定冠詞のTHE

私もおもわずそう思ってしまっていたが、英語のAとかTHEはそんなに大切ではない、、、とおもって英語を喋っている人が多いと思う。A PENとかTHE PENが例だ。 そもそも短いし、また従来の発音の本を見ると、AとかTHEにくる母音は「曖昧音」という名前がついていて、弱く発音してください、、、と書いてある(弱く読んだら聞こえない、、、というつっこみは今回はしない。) AとかTHEが抜けて喋ってしまうと、やっぱりまずいらしい。会話の内容がしっかりつたわりにくくなるようだ(どんな具合に、、、というのは今回は省く)。 3ビートの観点からいうと、AとかTHEはきっちりシラブルを構成できるし、それを知らずに聞いていると、聞き取れない。 以下に例を挙げてみる(発音記号は適当)。 This is a pen --> this-sis-zap-pen 3ビートを期待して聞いていないと、え、今のZAP何?となる。 this-sis-#a#-pen だったらダメというわけではない。なんらかの理由でaを強調することはOKだ。 3ビートがものすごいと思うのは、無意識にできるようになる、聞けるようになる点だ。 無意識にって? 例えば、生まれて言った事のないような文章でも、自然と練習なしに3ビートができるようになる(3ビート習得のための練習はいるが、その特定の文章を読むリハーサルがいらないということ)。理屈をいうと、 1)母音がシラブルの真ん中に来る、、、というのは勘で制御できるようになる 2)喉をだらーんとさせておくと、勝手に子音のコピーが起こる。 生まれて私が一度も言った事のない文章でも、リハーサルなしで3ビートができるということを示せばいいだろう。また3ビートの練習は英語でやる必要は必ずしもない。日本語でもいい。 http://www.estat.us/blog/oct31_2007.wav なぜ、上のこと、特に「無意識でもできるようになる」という点を強調したのか。従来のやりかたでは、よく口を大きく開けるとか、舌をこの位置におくとか、イントネーションをこうする、アクセントはここにおく、、、と色々あるが、これらの項目は、無意識にできるようにならない。実践するならば、いつも意識におかないといけないが、これらの複数のことを意識して実践するのは、不可能に近いし、実践したとしても、考えながら喋ることが不可能になる。 例えば上の録音でWとRのときに、絶対に唇を丸めてくれといわれると、非常に困る。リハーサルが10回ぐらいいるだろう。

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具体的な発音
バニラをどう発音するか?アクセントの位置を間違ったから通じないという思い込み

  バニラをどう発音するか?  v-u_-N / N-i_-l / l-u_# である。ネイティブメソッドの発音記号は、非常にシンプルなルールから成り立っている。 大文字は日本語にもある音を喉発音。小文字は日本語にはない音。 シラブルごとを / で区切る。上の例だとこの単語に3シラブルあることがわかる。 あと、3ビートの特徴として、子音が2回繰り返されていることに注目してほしい。NとLのところ。もちろん、本当に2回繰り返すというよりは、最初のほうはスウィングとして読み、2番目はフォロースルーとして読むのだ(英語喉参照)。ネイティブメソッドには、強勢の位置を表す記号は存在しない。従来の辞書によると、第2シラブル、、、というか2番目の母音の上に強勢が置かれるとある(つまりバニラの「二」のところの母音のイが強く発音される、、、とされている)。が、その強勢に関しては、気にしなくても、喉で発音し、3ビートでよめば、自然と、イのところに強勢がおかれたかのような気がする発音になる。喉と3ビートを実践しておれば、自然にそうなるわけだ。そうなるのだからそうなるのだから、それ以上の追求はいらないのだが、あえて言うならば、喉発音 + 3ビート +個々の音の特徴 がからまりあって、そうなる。もっと「あえて」いうなら、i_は、首の奥でもものすごい奥で発音されるので、「げろっ」て感じがする。そのげろって感じが、あたかも、強調しているような響きに聞こえるのだろう。 あえて、あまのじゃくになるならば、わざと強調箇所を違う場所にしても、何の問題もなく、この単語は通じる。喉と3ビートをしているかぎりは。 よく聞くエピソードで、日本人が海外に行き、バニラを注文したらバナナがでてきたという話がある。そして、その間違いをしたのは、アクセントの位置を間違ったからだ、、、と思ってしまうようなシーンの説明があったりするが、それは気のせいである。アクセントの位置のせいではなく、発音が違っていたから(喉発音VS口発音)、シラブルがちゃんと言えてなかったから(3ビートVS2ビート)、通じなかったのである。 こんな感じのスキットだと思うが、英語ネイティブと、日本人観光客が考えていることが違う点に注目してもらいたい。 日  バニラください 英     え?なんですか? 日     バニラです。 英     え、バナナ?(発音が独特だからわかりにくいなあ。もう一回言ってくれたら想像できるかも) 日  いえ、バニーラです。 英  もう一度言ってみてください。ごめんなさい。 日  バニーラお願いします。 英  ああ、バニーラですか、バニーラね。(あ、なるほど、バニラか。発音が違うから分からなかったけど、分かってよかった) 日 はい、バニーラです(ああ、アクセントの位置を間違ったから通じなかったんだな、、、)。 アクセントを間違ったから通じないんだな、、、という納得は、非常に大変な状態を生み出すのです。何千、何万人の受験生が、アクセントの位置を覚えなければいけない状態をつくりだすからです。 上の会話は次のように終われば誤解はなかったのですが、 日 アクセントの位置を間違ったからわからなかったんですか? 英 いいえ、そういうわけじゃないんですけど、なんせ、全然違う発音にきこえたものですから。 私たちは、納得するまえに、ネイティブに聞いてみる、、、、という視点にかけているような気がします。ネイティブには自分の言語が分からない、、、というような神話があるような気がする。 逆に、ネイティブメソッドを使えば、音を覚えるだけでいい。アクビエリアだったら、音程が高く、ゲップエリアだったら音程が低い感じにだいたいなるから。ただし、これは絶対にそうなる、、、というより、3ビートとの交互作用の結果、そうなるわけだから、そういう決定論的な表現はさけたい、、、がだいたいそうなる。 英語の英語らしさは、以下の公式から生まれるのである。 喉発音(2箇所)+3ビート+感情(適当)  入試の時期までには、ネイティブメソッドでいかにアクセント問題に対応できるかのマニュアルを作成しときます。例えばRやYが単語にあったら、どうのこうの、、、、というかんじになるでしょう。 以上の内容を補足する音声版も聞いてみて下さい。 http://www.estat.us/blog/oct30_2007.wav  

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