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見えるものと見えないもの

自分の身体(口、喉、姿勢)を知ることが英語喉である。簡単な問答から始めてほしい。 なぜ外国人(例 英語ネイティブ)の声は違うのか。 体つきが違う、、、とかそういうことではなく。日系人でも渋く、深い声を出している。女性でも、喉で除夜の鐘がなるような音を出している。 普通にまねしても、まねできない声である。 自分は、一体、どんな口、喉の使い方をしているから、あのような声を出していないのか、、、。 喉ブレーキの存在にきづき、認識し、それを操ってみる。無意識に操れるだろうか?喉ブレーキを使うより、実は使わないほうが、無意識状態だ、、、ということが分かってくる。リラックスしておればよいのだから。 ではなぜリラックスできないのか。 英語喉のマスターは頭のゲームである。 さて、読者からのメッセージで、こういうのがよくある。「私も、前からネイティブの声が違うと思っていたんですよ。」 意外に思われるかもしれないが、私自身は、一度も、外国人の声が違うと思ったことはなかった。喉革命が自分の喉に起こってから、はじめて認知した。今では、例えば、テレビで未開の地の原住民の言語を聞いても、すぐ、「あ、この言語は喉言語だ、、、」と瞬時に分かる。響きでわかる。 私にとって、とても面白いのは、私自身が一度も、西洋人の声が違うと思ったことがないことだ。喉革命以前でも、それなりに、英語をうまく喋っていたがために、通じたし、100%理解できた。 だからこそ、見えなかったのだろうか。 見えるもの 見えないもの 普通、知識が多いと、見えるものが多い、、、と考えるのが普通だろう。ところが、この場合は、知っていれば知っているほど見えなくものが大きかったということだ。 私は英文科だったし、英語を教えていた。だからこそ、見えなくなっていた。 西洋人の声が違うことさえ、一度も考えたことがなかったのだ。 今思うと、絶対に、信じられない。今は、右を向いても左を向いても、英語話者の英語が喉発音以外の何[者]にも聞こえない。 「裸の王様」という表現がある。見えないのに、見えると思い込んでいる状態だ。喉革命前は、英語の本当の音を知らないのに、知っていると思っていた。しかし、この状態以上に悪い状態に私はあったということだ。 英語を勉強していない人にとっては、当たり前のこと(外国人の声が違うこと)が、英語をよく知っていると思っていた自分には分からなかったのだから。 どのような表現、ことわざが当てはまるだろうか。 プラトンの洞窟の比喩だろうか? (わざと、プラトンの洞窟の比喩を説明しないことで、知っている人が「俺知ってる、、、」とちょっといい気分になりますよね。その修辞的効果を狙うために、ここで突然終わります。)

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はっきり喋ればOK?

発音は通じればよい、CLEARに喋れば、、、という考えがある。 何をもってCLEARに喋るかが、日本語と英語で違うのである。日本語ではCLEARに喋るとは、はきはきと、ちょっと声を大きめに喋ることだと思う。ところが、英語では、日本語話者の「はきはき」=CHOPPYだ。CHOPPYで声を大きくとなると、西洋語文化においては、これは、怒りとか不快感、あるいは軍隊における命令を意味する。 喉を理解することは、西洋を理解するにつながるが、同時に日本語、そして日本文化を理解することでもある。 喉実践者からの報告でうれしいのは、喉革命後、言われなくても、自然に、そういう探索の旅が始まっていることだ。 ある喉実践者のかたが風邪を引かれたらしい、、、が、ますます喉発音の意味を実感した、、と解釈できる報告をしてくれた。どういうことだろうか。なんとなくわかるような気がする。

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喉で思考の旅へ 歯医者編

喉実践者の質問は、本当にするどい質問だ。著者の考えてもみなかったような質問にどきりとさせられることがある。 喉は、自分自身の身体(そして文化)を理解する旅へのいざなってくれる、、、と思う。口発音から喉発音への移行に成功し、3ビートをやれば、次から次へと今まで分からなかったことが分かってくる。実践につきあっていただいたかたがたとは、色々な話をした。話が止まらない、、、といった経験もあった。 歯医者に行ったのだが、口を開けて検診を受けるあいだ、なぜ自分は喉を閉じようとするのだろうと、自分に問いかけた。西洋人は喉をあけたままで治療を受ける。ところが日本語話者である自分は、どうしても喉を開けることができない。 絶対的にミステリーだ。日本語話者は喉が繊細というかセンシティブである、、、などという説明を最初は考えていたが、納得がいかない。だって、食べ物を食べるときは平気に、喉を多くの流動物が、ごくんごくんと、通過する。 なぜ、歯医者では、喉を守るがごとく、喉を絞めるのか? 舌のおき場所に困るほどだ。喉をしめると、舌が前面に出てくるような気がして、どこにおいたらよいか、一瞬迷った。 鼻呼吸だ、、、。私は歯医者での呼吸は鼻呼吸である。そしてその最中は喉が完全に閉じている。だから、喉を絞めてしまうのだ。西洋人はどうなのだろう。 勝手に決めてしまわず、西洋人との対話の中で真実を発見する。そのあたりは、私が全てこうだといってしまわず、皆さんにお任せしたい(英会話のネタにしてください)。 あ、ここで言いたかったことは、英語喉をやることは、自分自身を理解するということ、、ということです。自分自身の身体(口、喉付近、姿勢などを含める)を理解するのです。 (その思考の過程で、欧米人がこの本でこういっているとかいうことは、とりあえず括弧にいれておくのです。 括弧にいれるというのは、言われていることを仮説として扱うということです。 特にこれまでアメリカ人の学者が書いたものが絶対的であるという感覚があったのではないでしょうか。今後は日本から独自の情報を発信していきましょう。)

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