聞き取りが100%できる世界はどんな世界?
天満さんが5回でというテーマのBLOGエントリーを書いてらっしゃる。 http://processeigo.seesaa.net/article/111178576.html これは5回、クラスを受けたぐらいでCNNとかが聞けるようになったとおっしゃった受講者が出てきたということですよね。 まあ、今、日本で少しづつ国産ネイティブが出ているわけですが、このように短期間で聞き取りができるようになったというのは非常にうれしいですね。結局、ミステリーでもなんでもなくて、日本人はこれまで英語の最小単位である音節がなんであるかをあいまいにしたまま英語を聞いていたわけです。つづりからは分かりにくいですからね。 それがある日突然、3ビート理論に出会うことで、さらに喉発音によってちゃんと音の全容を聞くことで、音が聞こえ出す。で聞こえ出してみると、これまでものすごく難しいと思われていた英語が聞こえる、、、と。もちろん分からない単語などはあるだろうけど、音としては聞き取れる。 これは当たり前ではあります。例えば日本語を勉強するアメリカ人が平仮名を知れば、聞き取りには問題なし。わ、さ、び、という三つの音を知っている人はワサビという単語が聞き取れるし、ワビサと言われても聞こえる。 日本人にとっても英語も同じですね。子音ー母音ー子音が基本的に一拍だということを知れば、それに基づいて英語を聞けば聞き取れる。 ただし、喉というのはやはり避けて通れない。というのは、日本人は口のほうの音に注意がいきがち。音は喉で発声するわけですから、口のほうだけきいていると音の最初であるとか、音と音の以降するときの音を聞いていない。雑音として処理してしまうわけです。 例えば、M。Mの始まりのところ、唇と唇があわさる前のときに、英語だとすでに音が喉でごろごろと起こっているわけだけど、ここを聞いていないことになる。 だから英語の音の好きだとこだけをとらえて、所々しか聞いていない。 (英語の発音がよくなる本というのがあって、それにアメリカ人のモデルのような女性が出てくるのだが、Mなどは、確実に唇と唇が合わさったところから発音してお手本を見せていた(DVD)。このように日本人対象にお手本を見せると、おおげさになり、従来の自然な音の全体とか流動性が消えてしまうのである。) 2ヶ月直接、教えさせてもらったのだが、半分しか受講できなかったかたがいた、、、にもかかわらず、そのかたも突然聞こえ出して仕事に困らなくなった。3ビートはお教えしなかったが、これは基本は説明させていただいたとか、独習されたということもあるかもしれないが、喉をやっていれば、音が聞こえだす、聞こえ出せばシラブルも聞きやすい、、、というような効用があったのかもしれない(ですね?)。 突然聞こえ出す、、、というのは本当に面白い現象だ。出版社さんに最初に紹介させていただいたときも、翌日には聞こえ出したというものすごい効果があったし、第1実験者である苅谷さんも1週間もかからなかったと思う。 私自身はどうか。最初からアメリカ英語は100%聞けていたので、皆さんほどの感動はなかったのだが、アメリカ以外の英語もクリアに聞こえ始めたのはよかった。最近、ふと気づいたことがある。以前は、アメリカ人の退屈なプレゼンテーションを聞いたとき、眠くなっていた。今はなぜか眠くならない。聞き取りにエネルギーがかからないからだと思う。退屈でも、エネルギーがそんなにいらないために、眠くならない。 それから最近、CDで音楽などを聴いていて、歌詞カードなどを見なくても(ついてないCDが多いが)、歌詞をくちずさんでいる自分がいる。これは日本語の歌を聴くときと同じだなあと思うが、小さな?いや大きな感動である。 それから意味がよく分かるために、感動も大きい。アメリカの多くの音楽というのは常に社会的な動きなどと連動している。歌詞に意味が浅いものは、あまり残っていない、、1時的に売れたとしても、、時代をこえてのこることはない、というようなことを感じる。 例えば、ブルーススプリングスティーンなど。以前は単にメロディーを聞いていたのだが、改めて聞くと、感動が大きい。彼が歌うアメリカの風景が頭に浮かんできて、うーん、その気持ち分かるなあ、、みたいな気になる。 ボブディランなんかもそうだ。ものすごい才能の持ち主だとは聞いていたが、喉革命以前は、メロディーしか聴いていなかったので、歌詞にまで頭が回らなかった。音が100%聞けるようになって、彼の音楽の偉大性に気づいた。 スーパーなどで音楽が流れているときに、その歌詞がよいと、すっかりその世界にはまってしまっている自分に気づくことがある。 で、歌詞に意味が浅い歌は聴く気がなくなった。 ブログの人気投票です。 http://blog.with2.net/link.php?709532
Thanks, Tenma-san!
Thanks again! http://processeigo.seesaa.net/article/111130417.html ブログの人気投票です。 http://blog.with2.net/link.php?709532
ノーベル賞授賞式
日本人は、ナンベさんも含めると4人受賞して、一人のかたが日本語でスピーチをした。3人のかたは英語だった。ところが、テレビから4メートル離れて聞いていると(つまり細かい単語が聞こえにくい距離)どなたのスピーチも日本語に聞こえた。もうアメリカに50年ぐらいは住んでいそうな南部先生の英語も日本語に聞こえた(シカゴ大でお見かけしたことはある)。 さらに、スウェーデンの人(?)が日本語でスピーチかなにかをよんだが、これも日本語には聞こえず、なんらかのヨーロッパ言語(3ビート、喉発音)に聞こえた。 やはり2ビートと口発音VS3ビートと喉発音の二つのグループの違いは大きいなあ。 ブログの人気投票です。 http://blog.with2.net/link.php?709532