日本人がYOU FIRST的なのは、日本語を話すときに、相手の反応、理解度を探りながら話す言語なので、そういう感じになるような気がします。テレビを見ていても、コメンテーターの人が誰かが言ったことを、そのまま要約して発言することも多いように思います(こういうことですよね、、というふうに丁寧に確認しながら話す)。

自分の考えでは日本語はフォーマルに話す場合、聞いていて理解しにくい言語だと思うんです。日本人同士でも。だからテレビでもテロップが出ます。長い単語が多いので、聞いていて理解しにくいんじゃないかと思います。

一方、英語の場合(その他の言語でも同じだと思いますが)、相手にたくさん情報を与える、話をたっぷり相手に機関銃を発射するように、与えることが美徳で、誠実な話し方なのだと思います。映画を見ていて、内容を小出しにされると嫌ですよね。映画を見るなら、全部見たいですよね。それに似ていると思います。

外国人のほうは、日本人の発言が短いのは、相手の理解を確認しながら話しているのだ、それが美徳なのだと理解してくれるといいですね。

日本人のほうは、外国人がだらだらだらだらとたくさん話すのは、誠意をつくして解説しているのだと理解するといいと思います。

自分はアメリカの民間会社に勤めていますが、会社内のスピーチクラブで、スピーチを10回ぐらいして、このことにやっと気が付きました。自分がスピーチをしている間、アメリカ人はし~~~~んとして聞いてます。

最初は退屈しているのかと思いましたが、アメリカでは(というか、たぶんワールドスタンダード)、会話はし~~んとして最後まで聞くのがエチケットなのです。喋っているほうは、情報をたっぷり相手に伝えます。自分は確かに英語を話すときは自分の世界にはいって、ME FIRSTという感じかもしれないものの、発想を転換して、ME FIRSTは結局は相手にたっぷり情報を与えるのでYOU FIRSTになると思っています。

外国人は日本人と会議が一緒になったときは、日本人は相手の理解を少しづつ確認しながら話す人たちなのだと強く理解すると良いかと思います。日本人がちょっと話して終わったとしても、実はそこで終わっているわけではなく、相手の反応(うなずき、あいづち)を待っているのだと。だから、終わったと思って、話始めないことが大切です(外国人は日本人が話しを小出しにするために、話が終わったとすぐ勘違いしてしまう。日本人が話しを小出しにするのは、相手の理解を確認しながら話すためなのに、、、)。

ところでこの外国的な話しかたの場合、本当に話しまくる人がいた場合(たぶん、ちょっと病気かも)、痛いです。歯止めがありませんから。10年以上前に勤めた職場で、話を独占してやめてくれない人がいました。

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2 thoughts on “外国人 VS 日本人

  1. Kenji Imai says:

    すごくいい記事ですね!感動しました。

    1. KAZ (英語喉著者・当サイト編集人) says:

      Thanks, this was a response to my FB friend's post. She felt that in a meeting with foreign participants, white people do not take into consideration non-native speaker's state of understanding (of the content being discussed).

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