朝日新聞と産経新聞のウェブ版で同じような記事があった。

http://blog.with2.net/link.php?709532:1932

それは、中国の女性SWIMMERのドーピング疑惑。むちゃくちゃ、速いスピードだったという件で、西洋人が疑惑を抱いているが、それは、東洋人に対する偏見ではないかという論調だ。

しかし、彼女が疑われているのは、現在、アメリカで最も速い男性たちの一人よりも、速かったからではなくて、彼女独自の記録よりも、驚くほど速かったからだ。でも、そのことには言及せずに、西洋人の偏見だと決め付けている。

これは英語が聞けないので、聞こえた部分だけに基づいて記事を書いているからかもしれない。

また、西洋人の偏見説を日本の大新聞の記事にしながら、それではその記者さんたちは、ちょうどロンドンに来ている西洋からの記者たちと英語でディスカッションをしたりで、書いているということでもないだろう。

英語の口先で話しているかぎりは、日本人は、海外において、外国人と平等の立場に立てない。これが大問題だ。それは、相手が差別するということではなくて、口先で喋る英語はわかりにくく、分からないたびに、聴きなおすのが気の毒だということなのだ。

口先で喋る英語は、どうしてもシラブル数が多くなってしまう。例えば、SAMPLERという単語は2シラブルで言って初めて通じる。少々なまっていても、2シラブルでいっているかぎりは大丈夫だ。ところが口先で発音すると、3シラブルか4シラブルぐらいになる。SA-N-PU-LAとなる。これだと、さっぱり英語が通じないのである。日本語で言うと、「むし」と言おうとして、「むむしし」と発音し、ちょっとぐらい発音がちがってもいいじゃないかと思っている状態に似ている。

喉の奥で発音しないと音がスムーズにつながらないから、シラブル数が増えるのだ。

いや、それ以前に、口発音の英語だと、確実に、こちらを見てさえももらえない。口を閉じているところから喋ろうとすると(口発話者の特徴)、相手が、なにかをいいたがっていることさえ、気づかない。

外人は、口がぼけっとだらしなく開いたところから発話を始めるのだが、そのときの細かい息遣いがコミュニケーションの大切な一部なのだ。

先日、日本人の集団でレストランに行ったのだが、アメリカ人のウェイターさんが、俺にばかり、聞いてくる。お勘定、もってきましょうか?とか。それはやっぱり喉発音というのがあったのだと思う。

喉発音にしてはじめて、日本人が外国人と平等の場所に立つ。それがないと、西洋人の言っていることを想像しながら解釈し、日本語だけでそのことに不満をいい、記事にすることになる。

西洋人の偏見、、、ということにしようとしているが、急に、本人の記録から見ても、急激なるタイプの伸びをみて、日本人だって、あやしがっているはずだ。

これは昨日作った番組。聞き取りが向上したときの感想集。雑音が入っているのは、DCでのボランティアクラス。

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One thought on “戦後が終わっていない 終わっている?

  1. Kotori says:

    恐るべし口発音英語!!

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