THEの読み方

英語喉で紹介しているが、日本で教えられているTHEの読み方は正しくない。日本では、名詞が母音で始まる場合、その前のTHEを「じ」と読むと教える。それ以外は「ざ」だ。ネイティブが、「そんなルールはない」と言うのを私は20年ぐらい聞いて、そのたびに、「やっぱりネイティブ自身は、自分の言語に客観的になれないのだな」と自分で納得していた。

ところがさすがに、滞在が長くなると、やっぱりそんなルールは使っていないなあ、、、というのが自分でも否定できないものとして現実化した。英語喉の執筆において、そのことが問題となったが、やはりそんなルールはないということになった。そして、どういうときが「じ」で、どういうときが「ざ」なのかという真実のルールも発見することができた(発見というほど大げさなものではない。)

以下のことも、同じでとうてい、これまで英語を勉強してきた人には受け入れられないかもしれないが、本当だ。

  • 英語では(日本語と同じで)強弱が大切でない
  • イントネーションは(日本語と違い)大切でない
  • 音の長さは(日本語と違い)意味に関係しない。

「そんなの関係ねー」って感じで理解してほしい。英語を正しく発音し、聞き取るためには。

上のことが来年の1月、2月ぐらいまでに受け入れられるとすると、センター試験、入学試験などで混乱が起こるのだろうか。アクセントの位置を問う問題などで。というより、答えるのが簡単になるということだろう。どの音がゲップエリアでどの音がアクビエリアかを知っていれば、どのように音が上下するような感じがするかが、分かりやすくなるからだ。

 

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7 thoughts on “THEの読み方”

  1. THEの読み方についてはずっと疑問に思ってました。自分でtheを発音する際に次の音が母音か否かを考えて意識的に発音を変えるというのは非常に不自然であり難しいからです。実際にネイティブの発音を観察すると母音の前であろうがなかろうが発音が同じ人がいることに気はついてました。しかし、母音の前と後で音が違う人がいるのも事実であると思います。そこで私は最初意識的に変化させているのではなく、次の音を発生するときに母音か子音かによって口内が何らかの変化を起こして自動的に変化するのではないかと考えました。この考えを某音声学掲示板で示したところあっさり否定されました。未だに真実を発見できずにいます。
    不思議なのですが先生の発音も母音の前では「じ」となっているところがあるように思えます。もしよろしければどういうときが「じ」で、どういうときが「ざ」なのかという真実のルールを教えて頂けないでしょうか?

  2. 「ざ」対「じ」ですが、THEはとにかく特定のあるものを指すときに使いますが、その特定度が高いもののときに「じ」となります。訳すとTHEは「その」であり、特定の「その」です。でも、他のなんでもなく、絶対的に「その」である場合、「じ」になります。これは、慣れれば、感情、気分だけでコントロールできるようになるでしょう。

    現在の英文法には、まさにKSさんが指摘された問題があります。それは実行不可能性です。これは発音についても従来の知識が同じ問題を持っていました。知識の体系としては、一貫性があるが、実際に実行するのが不可能であるということです。KSさんのおっしゃった部分をそのまま引用してみます。

    「自分でtheを発音する際に次の音が母音か否かを考えて意識的に発音を変えるというのは非常に不自然であり難しいからです。」

    後ろから考えて、前のものを特定するのは、物理学的(時空間的)に不可能です。

    現在の英文法を使えるものにするためには、まず現在の英文法を「脱構築」する必要があります。脱構築の際に、大切な視点は、「英文法」という言説は、かならずしも、真実の英語のルールを表しているわけではない、、、ということからはじめます。特に、日本における英文法の言説構成は、「試験」の影響を大きく受けているように思います。THEの読み方にしても、もし、従来の説明のとおりであれば、試験の材料として好都合です。試験に使えるものにしたい、、、という意志が文法の言説形成に影響を与えているのかもしれません。このあたりは、歴史研究の対象になると思います。

    まずは文法書の目次を眺めることからはじめるとよいと考えます。どのように知識が並べられているか、どのような項目が一緒に取り扱われているのか、どのような知識が簡単とされ、どのような知識が難しいとされているか。また、国家によって、文法書の構造がどう異なるか、、、などもよいアプローチでしょう。

  3. theの読み方ですが、別に日本だけの問題ではないのでは。

    下記はいずれも定評ある英英辞典ですが、いずれもtheの発音は母音前か子音前かで異なるという記載があります。

    http://www.merriam-webster.com/
    http://www.bartleby.com/61/
    http://pewebdic2.cw.idm.fr/

    ブリティッシュカウンシルやBBCの、英語で書かれた英語学習者向けページでもそうなっていますね。

    http://www.learnenglish.org.uk/grammar/archive/articles_pronunciation.html
    http://www.bbc.co.uk/worldservice/learningenglish/grammar/learnit/learnitv199.shtml

    これらの記述が絶対だと言うつもりはありません。ご発見のルールがよりよく実状を表しているなら、それを広めるのも結構だと思います。ただ、その場合は日本の教育を批判すれば済むような単純な問題ではないことは、上記からもお分かり頂けることと存じます。

    このような英語国発の「正しくない」情報には、今後どのように取り組んで行かれるおつもりでしょうか。お聞かせ願えれば幸いです。

  4. THEの話ですが、さっそくYOUTUBEでBBCと打ち込んでイギリス人のニュース番組を聴いてみました。最初にでてきたTHEが「じ」と発音されています(いきなりですね)。ところが後につづく名詞は母音で始まっていません。

    http://jp.youtube.com/watch?v=YyKUblhXJw8

    再生ボタンをおして11秒から12秒のところで(CHIEF SCIENTIST) AT THE MET OFFICEのTHEを聞いてください。ザではなくジと発音されています。これは、特定のオフィスであるということを強調しているからそうなった、、、と説明することができます。 (画像の下に秒読みがでてきますから、どこでこの箇所がでてくるかがわかります。)

    本に基づいて本を書くのではなく、実際の現象に基づいて本を書くという方向で考えています。

    いいかえると文献に基づいて理論検証をするのではなく、実際のデータに基づいて理論検証をする、、、ということです。

    また、ネイティブがこうだと思っている、思い込んでいる説明ではなくて、ネイティブが実際にネイティブ同士で喋っているときの英語を観察することを大切にしたいと思いです(もちろん思い込んでいるから間違っているということではありません)。

    自然の状態で話されている英語をデータとして、分析をすすめたいということです。そのための条件としては、観察者が英語を100%聞き取れ、理解する必要があります。たまたま私自身が、それができる状態ですので、それを生かして、現実の英語を分析しました(もちろん、ネイティブである共著者の観察がネイティブメソッド発見の核であることはネイティブメソッドの歴史のほうに書いたとおりです)。

    英語が100%聞き取れるということは傲慢なことではありません。私がたまたまアクビエリアを使って英語を喋っていたために、英語の音を比較的、理解しやすかったのだ思います。英語喉を通過すれば、誰でもそうなると信じています。音が聞こえることを武器に、単語や表現を覚えていく作業がいりますが、これは英語の環境に身をおき、楽しみながら覚えることが大切です。

    最後に、英語国発の正しくない情報に関してですが、舌の位置と母音の関係において、正しくない理解がされていると思いますが、これは、実は喉だよ、、、と指摘すれば、あー、そういわれればそうだ、、、とネイティブの学者さんはおっしゃるのではないかと思います。特にLとRの違いが喉の発音点だと指摘すると(そして、従来は舌の位置の違いだけだと思われていたと、、、)5秒から10秒ぐらいで、OH MY GOD!とおっしゃるのではないかと思います。

    私はよくこんな感じで説明します。

    The difference between RED and LED is a good example.  Traditionally people explained it in terms of tongue positions.  With L you put the tongue to the roof of the mouth; with R you roll it or move it backwards like this (ちょっと実践してみる。).  But actually we discovered that the difference is where you resonate sounds in the throat.  You pronounce R at the bottom of the neck like this(ここで実際にREDと言ってみる); With L you do it at the upper part of the neck(LEDと言ってみる).

    って感じで説明すれば、5秒ぐらいの絶句状態のあとに、OH MY GOD, THAT IS TRUEとくるでしょう。

    先日、バイリンガルの友人(日本人)に電話で話したところ、3秒ぐらいの沈黙のあと、「(今まで)全然、気付かなかった、、、」と言ってくれました。

  5. Youtubeの動画は拝見しましたが、それ以前に、辞書のリンクは確認して下さいましたでしょうか? Merriam-WebsterとLongmanには、強勢形として子音前でも「ジ」の発音があることがすでに記述されています。特にMerriam-Websterは母音の前でも「ザ」になることがあると認めた上で、通常は(usually)子音前なら「ザ」、母音前なら「ジ」と発音する、と記述しているのです(この強勢形は、日本の多くの英和辞書も記載しています)。

    Youtubeの動画で行われている発音は、Merriam-WebsterやLongmanのルールでも十分に説明できてしまいます。

    Kazさんが主張されているのは、母音前・子音前のルールは実は存在せず、もっぱら強勢形か否かだけで発音が区別されるということですよね。その証明にはこれだけでは不十分で、さらに「母音前でも「ザ」と読むのが普通である」例を(できる限り豊富に)挙げる必要があるのではありませんか。

    そして、一番勘違いして欲しくないのは、それを本当に証明すべき相手は、私や他の日本人ではなく、前出のような英語国の辞書編集者や機関であるということです。

    今回の件からもお分かりのように、Kazさんが批判している対象の中には、英語国発の知見や理論が含まれます。だから前回「日本の教育を批判すれば済む問題ではない」と書いたのです。

    今回の例で言えば、英語国で認められている「母音前・子音前」のルールを脱構築するのであれば、大本である英語国を相手にせざるを得ません(しばしば批判しておられる音声学についても同様。英語音声学の本場は英語の本場でもあるイギリスだし、舌の位置や唇の丸めによる基本母音を提唱したのもイギリス人のDaniel Jones)。

    「説明すればネイティブ学者はOh, my god! というだろう」との想像を否定する気はありませんが、実際に説明してそう言わせる気はないのでしょうか?

  6. CRRECHYさん

    昨日は、アメリカ人がTHEをどう発音しているかがちょっと気になりました。やはり、THEに関するルールは従来のものではないようです。THE EMAIL をいきなりザと発音していましたし、THE COAUTHORをジと発音していました。ひまなときに、ビートルズの歌か何かで例を探してみます。

    口を丸めたりする点(外から見るとよくわかるので、これが一番よいと思います)ですが、私は毎日、ネイティブと話していますが、口を丸めて喋るのは、なにか強調したりするときで、普段は、ふつうの口で喋っています。つまり口を丸めたりするのは、表情であり、発音、、、といえるかどうかは?です。

    職場に言語学、ESL、フォニックスの専門のかたがたくさんいますけど、その通りだねと同意してもらっています。

    お願いとしては、まずは喉を経験していただけませんか?そうすれば、分かってもらえると思います。これは本当にお願いしたいです。自転車に乗るのに似ているところがあります。えー、2輪車でこけずに前に動くの?と3輪車時代、思ったものです。 でやってみると、結構、できる。そして物理学的にもMAKE SENSE。でも、この納得はできてから、しみじみと分かることがあります。

    英語国発の情報をも含めて、考えるという点、よい点だと思います。ネイティブメソッドの理論を基礎に、経験研究がすすみ、今後は日本が情報の発信元になることを願います。

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