喉発音に関して、まだ喉革命を経験・体験していない人は、単に声の質が違うだけでしょ、発音自体には関係ないのでは、、、と思われるかもしれない。確かに西洋人の声は違うけど、あれは、体格が違うからでしょ、あるいは、文化が違うからでしょ、、、と。あるいは、分類して終わってしまう可能性もある。そういう声はCREAKY VOICEと呼びます、、、と。


実は単に声の違いではないのである。英語の音は、首の根元から口まで、20センチ?ぐらいの空間を十分につかって初めて出すことが可能になるのである。喉をリラックスさせ、2箇所を使い分けながら、立体的な音をだす。その立体的な音こそが本当の英語の音である。Rは首の根元が震えるような音、、、これこそがRの音なのだ。Lは首の上のあたりから出る音である。ネイティブの子供はRを間違えてWとして言ってしまうことがあるが、これはRWも首の根元が響いてはじめてRWと認知されるのである(アメリカ英語の場合)。


これまで、私達は、口の中の狭い空間をしか見ていなかった。舌の動かし方にいたっては、狭い口のなかでの話だから、5ミリ四方ほどの動きを理論化していたのである。だから、舌の位置が1ミリずれているのではないかとか、べったりつけていないのではないかとか、くっつけている時間が短いのではないか、、、というような方向に言説が向かったのである。


そのような狭い空間の様子を変えた程度ではLRになったり、RLになったり、たくさんあるヨーロッパ言語の母音を一つ一つ区別することは不可能なのである。


これまで私たちは、例えば、HATAを言うのに、「あ」と「え」の中間をねらったり、鼻にかけて、それっぽくしたり、あるいはYを入れたりして(HYAT)、その音を出そうとしてきていた。実際、私自身もそういったテクニックで、それなりにネイティプっぽい音をだして、それなりに通じていたが、いつも「WHAT?」といわれたり、バーガーショップでHAMBERGERと言うと、相手が確認してくるのである。HAMBERGERね?と。


これまで首の根元から口までの長い楽器、、、をどのように使うかは、視野になかった。西洋人にとっては、喉を使うことはあまりに当たり前だから、理論の対象にならなかったのだ。
ぜひ喉革命を体験していただきたい。やってみていただきたい。


喉発音は単に低い声を出すということではない。低い声を出すから喉発音になるのではない。喉発音にすると、たまたま低めの音になるのである。


喉発音を実践することは、低い音を出すことではなく、首の根元から口までの20センチ?にわたるかの空間を使って発音をすることである。

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