今日は、朝、あるプロジェクト(昨日説明した)のボスから電話が入り、カズ、日本語の文書を見るのを手伝ってくれ、、、という指示をもらった。

私の仕事は、州政府だとか連邦政府のコンサルティングだけど、このプロジェクトは米国において、震災があったときに(アメリカではトルネードとかが多い)、援助をするのが目的。それも心のケアの援助だ。国内の震災のみが対象なのだけど、連邦政府のリクエストで例えばハイチ地震のときは、ハイチの心のケアのため、色々と後方支援をした。

なんと、今回は、日本の震災の心のケアの後方支援を少しするということなのだ!

アメリカでは、誰が何人とかあまり考えていない。私が日本から来た日本人だということを、たまたま、このプロジェクトのメンバーとは電話会議だけのことが多いこともあり、実際、メンバーに直接はあまりあったことがない。私は、普段から英語喉で喋っているのでアメリカ人だと思い込んでいたのだと思う。

でも突然思い出したように、私が日本語ができるということに気づいたのだ。それは昨日、実は、電話会議の最後で、「俺は日本から来たのだ」と言ったから、メンバーの間に知れ渡ることになった。

タスクは心のケアの日本語の資料を調査することだったのだ。今日までは、遠く離れて、どうやって貢献できるのかと愕然としていた。日本に住んでいる人でさえ、あまりの被害で道路状況など悪く、できることがない、、、といらいらし、この際、原発内で消火作業に協力できないだろうか、、、などと、思っている人は多いはずだ。

皆さん、これ読んでみたらどうだろうか?

サイコロジカル・ファーストエイド 実施の手引き 第2版 という文書で元々英語で書かれたものを兵庫のかたが訳されているのです。

http://www.j-hits.org/psychological/index.html

英語で読むならば、http://www.nctsn.org/content/psychological-first-aid でPDF版を探してください。 

調査によると、心のケアというのはとても重要だということだ。どのように、人に接するかもある。また、自分ともどう接するかというのもある。

さて、アメリカの国務省が、アメリカ人は、少なくとも80キロ?ぐらい原発から離れるように勧告したが、アメリカ人にとって、感覚的に20キロ、30キロは近すぎるのだと思う。普段から、フリーウェイで70マイルで自動車を運転している。70マイルというとキロにすると100キロぐらいだ。だから、心理的に20キロ、30キロは近すぎるのだと思う。自国で運転するときの感覚で、距離を考えるのだと思う。実際、私も毎日70マイルで運転している。それが制限速度だからだが、それでも他の車が追い越していく。

昨日は韓国人の同僚が、目に涙をためたように、ねぎらいの言葉をかけてくれたが、今日は、中国人の同僚がまたしても目に涙をためながら、ねぎらいの言葉をかけてくれた。カフェテリアに行ったら、エルサルバドルの人が目に涙をためながら、ねぎらいの言葉をかけてくれた。 

一番苦しいのは、やはり被災地のかたなので、この色々な人の思いが届いて欲しい。

加油!と言うそうだ。中国語で、発音はジャユだったか。

 

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One thought on “仕事に燃えた+心のケア

  1. Masa says:

    かず先生

    罹災後の心のケアは、本当にいくら重要視してもし過ぎることは無いほどの大切なことだと思います。
    実際私も妻も、大震災から16年を経た今でも引きずり背負い続けているものが幾つもあります。
    燃え盛る友人の家から助けを求める声を聞きつけ、私がドアを壊して入ろうとした時に中から凄まじい熱風と煙が出て来て、それでもとにかく入ろうとしましたが妻が必死で抱きついて止めました。実際入ってたら友人を救うどころか、私もどうなっていたか分かりません。
    それで私と妻は燃え続ける友人宅を前にして、何も出来ず、慟哭し、立ち尽くすだけでした。
    止むを得ないことなのですが、そういういくつかの思いは生きている限り消えることはありません。
    だからこそ、心に深い傷を負った人達が、傷を癒し、希望を抱いて歩み出すためにも心のケアはとても大切です。
    かず先生が、そういう重要な仕事に、アメリカから携わることが出来るのは、とても素晴らしいこですね。
    必ずやその取り組みが、実りある仕事になりますように。

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