私は英語喉で100%聞き取りができるという状態になってから、相手の話と途中でからんでしまうという悪い癖がついてしまっている。相手の喋りをのろく感じてしまい、待っているのが面倒だからだ。おそらく口発音時代、自分が会話に入り込めなかったという経験があり、今では会話の中心になりたいなら、あまりに簡単になれるために、調子にのってしまっていた可能性がある。息を吸いこむだけで、相手がこちらを見る。

やっぱり英語はスピードが遅い。それから、ちょっと聞いたら、だいたい、何をいうのかが半分ぐらいで分かってしまう言語だ。喋る内容が難しければ難しいほど、いつもの仕事のことなので、逆に分かりやすい。だから、思わず、喋り始めてしまう、、、しかし、これは悪い癖であり、直したほうがよいと思うにいたった。

逆に日本語は理解が難しい言語だ。最後まできちっと聞かないと分からない。

日本人と電話で話をしているとこのことが良くわかる。相手の言っていることを最後まで待たないといけない。

さて、英語におけるうなづきもあまりいらないということが分かる。

日本人は、会話をしながら、「はい」とか「うん」とかを多用するが、英語ではそうでもない。相手が言うことを最後までだまって聞いているのが結構普通だ、、、ということに気がついた。

一方、私は日本語の癖がついてしまっているようで、YEAHとかなんとか、言いすぎだということに気がついた。さらに、そもそもYEAH(イントネーション下がる)と言ってしまって、あれ、これ間違っていると思ったりだ。だって、相手が、週末に映画を見たんだといったときに、YEAHとイントネーション下げながら言うのは変だろう(が、うん、、、という意味で思わず言ってしまっている)。だって、私のことではないのだから。YEAH?と感じならいいと思うが。

でもくせで、YEAH YEAH言いすぎだと思うにいたったので、今後は、しない。

日本語でうん、うん、、、という意味つもりでつい言ってしまう。

英語ではYESは肯定と言う意味だけど、日本語で、はいとか、うんは、「はい、聞いています」という意味だろう。

YEAHとかア~ハ~を言ったらいけないということではないけど、日本語感覚で、相手が何か言うごとに言う必要はないということだ。

日本語で、なぜ、はいとかうんを多用するかというと、日本語は、情報の伝達スピードが遅いので、ちょこっと何か言うたびに、伝わっているか確認するためじゃないかな?

英語だと、I LOVE YOUの3つのシラブルだけで、情報が伝わるけど、日本語では

私は(うん)、あなたを(うん)、愛しています(うん)

<16シラブルぐらい?>

と言う具合に、時間がかなりかかるので、そのたびに、「は~い、言っていること分かっていますよ」と確認する、、、これが日本語の会話じゃないかな。

無線で、「ロージャー」とか「了解」とか、「どうぞ~」みたいな意味?

ね~

も同じ機能を持っているのだろう。

私はね~(うん)、あなたをね~(うん)、愛してるよね~(うん)

日本語はシラブルが多いので、要所要所で、「おい、聞いてるかい?」ってのを確認しながら喋るのだろう。

小学校とかの集会で、校長先生が喋りだすと、女子が、ばたばたと貧血でたおれまくったのを覚えているが、何か関係あるだろう。ね?とかがなく、うんと言わなくてもよくて、先生の話を聞いていると、シラブルが多くて、伝達のスピードが遅いので、頭がぼ~~~としてくる。

20年以上前に、CUNYの鶴見教授がCNNに出たときに、人が喋っているときに、うん、うん、うん、うん、、と先生がうなづき音を出されるので、不思議だった。

最近になって、昔JETで日本に言っていた人が、日本で、「うん」、とか「はい」が多いのでびっくりしたといっていた。

さらに、私が最近、ネイティブと会話していて、私自身がYEAHとか言い過ぎかもしれないと思い出した。

YATTAMONさんが、YOUTUBEでリアクション芸人と称して練習されているのをみて、あれ、なんか、ネイティブって結構、そういうのしていないような気がすると思い出した。

全然しないということではもちろんないけど、なんとなく、出すタイミングが違うように思ったのだ。入れるタイミングと頻度の問題だ。

そんなとき、英語喉LIVEをやっていて、自分で自分の録音を聞いて、YEAHとかが多すぎると感じだした(それが、うるさくて気が散ってしまう)。参考にと聞いているラジオのインタビュー番組でも、それほど、うなづいていない。

日本で英語を勉強するとき、よくスキットというのを読まされたりするが、あの形式があるから、うなづきが大切だと思ってしまうかもしれない。

剣道を始めて、アメリカ人の日本語ができる人で、指導や説明を受けるときに、うん、うん、うん、うんと言うのだ。そしてそのタイミングが相手が喋っているとき2秒に一回ごとに言っている。

こういううなづきは日本語特有なのだろう。うん、はい、はYESではなくて、「聞いていますよ」という確認の掛け声だ。

実際に、日本語のインタビューと英語のを比べてみましょうか。完全にランダムですが、まず日本語。

英語は?

英語は英語としてしゃべる。日本語は日本語として喋る。全く別のものとして、、、と言うことだと思う。難しそうに思えるが、英語という言語自体、激しく簡単なので、やってみればできる。しかし、日本語でやっていて、当たり前だと思っていることをとめるのは自分との戦いだな。

日本語と英語を比較しながら勉強すると、英語が喋れるようにならないと思う。つねに日本語が邪魔をするだろう。

日本にいる外国人タレントはどちらかというと、とてもうるさいイメージがある。おおげさなイメージがある。ワ~~~オ~~~~とか連発をするイメージがあるのだけど、あれは、実は、日本人のリアクションをまねしているのだ。

先日紹介したダニエルカール氏のテンションの高さ。あれは、日本人の特に若い女性のリアクションを真似してるだ。

だから日本の番組がアメリカで放送されていたりするけど、人気がある(例 さすけ、、、とかアイアンシェフ(料理の鉄人)とか)。見ていて、リアクションとかが面白いからだ。逆に、アメリカ人がまねをした番組をつくっても、日本人の感覚では、なにか物足りない(笑)。

顔に「やる気」が見えない。

ちなみに、剣道クラブの大学生メンバーも、アジア系だけどアメリカで育っているので、日本人と違って、顔が脱力している感じなので、ちょっと拍子抜けをしてしまう。

では、今日書いたことを適当にアドリブ英語で喋りました。

[audio:http://nippondream.com/file/kaz_10_18_2011.mp3|titles=kaz_10_18_2011]

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3 thoughts on “英語の場合、「うなづき」不要論

  1. Masa says:

    私もSKYPEでネイティブと喋っている時に、ちょくちょく相手のあいづちが少なく感じてしまい、Can you hear me? とか Are you there? をしばしば言ってしまうのですが結構ちゃんと聞いてくれてるんですよねw

    こちらはあいづちが無いと、聞こえているのか、あるいは伝わっているのか不安になりますが、やはりそれは日本語の特徴なんでしょうね。以前にあるアメリカの友人と英語で喋っていたときに、彼は日本語も達者なので突如日本語でこう言われました。「Masaさんあいづちが多過ぎる~」

    その時はあまり深く考えなかったのですが、今思えばKazさんの考察通り、日本語感覚であいづちを入れるタイミングとネイティブがuh huhをはさむタイミングはかなり違うんでしょう、きっと。

    それも含めてネイティブ話法を貪欲に学んでやろうと思ってますw

  2. やったもん says:

    You can say that again!
    まさにその通り! あいづちが無いと不安になりついつい「Can you hear me?」と
    聞いてしまいますね。
    それが日本語の特徴なんですね。心にとめておきます。

  3. redjoker says:

    8月からスウェーデンに留学していますが、現在、日本に一時帰国中です。昨晩、日本での英会話の先生に会う機会があり、「留学の成果を見せてやろう!」と意気込んで、一生懸命相手の話に相槌を打ったりコメントしたりしていたのですが、自分自身、不自然な印象を受けていました。力みすぎて、相槌を打ちすぎだったんですね(^_^;) 英語には英語の話し方がある…それを意識して、これからも英語の練習をがんばりたいです。

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