June 2012

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英語を喋るのが速いのはよいことではない

英語が聞こえない人には、英語が速く喋られているように聞こえるかもしれません。 でも、実際はそんなに速く喋っていません。よく、ニュースの英語はましだけど、普通の一般会話は分からないという人がいますが、スピードでは一般会話のほうが遅いはずですし、実際は、喋りが速すぎて理解が難しい人は存在しません。 実際に、音が聞けたら、速い英語が存在しないことがわかります。 英語はシラブルに3つは、音をこめないといけないので、2つで発射完了になる日本語と比べると本当にゆっくりなのです。 速く聞こえるのは、シラブル、3ビートを無視しているからで気のせいということです。 さて、英語を喋るのが速いことじたいも、よいことではないんです。そもそも、通じにくい。例えばですが、 SHE ISは SHIY-YIZというふうに発音して初めて2シラブルと認識されます。速い人は、喉発音位置が浅いので、Yが発音できず、SHIY-YIZがSHIZになってしまう。だから、速くなってします。JOE ISはJOW-WIZと発音されて、初めて、正しく2シラブルと認識されますが、喉発音位置が浅いと、JOYSみたいに、1シラブルとしてしか認識されない。 それ以前の問題もあります。速く喋ろうとしてしまう人は、そもそも、喋る前に、文を用意している。だから、速くなる。 でも、英語というのは、その瞬間瞬間で意味をGENERATEできないといけません。 暗記した文を用意して、そのコンテキストに当てはめている人も速いかもしれませんが、それは、実際の会話では効率が悪すぎて、無理でしょう。暗記した文が出てくるのは、10年に一回とかです。 先日、テレビでBE FOND OFという表現がでてきましたが、受験時代にLIKEという意味だと勉強して20年以上たって始めてでてきたような気がしました。 皆さん、喉発音と3ビートをやりながら、あせらず一語一語、喋ってください。 英語には1シラブルごとに意味があることが多いのです。日本語ではシラブルごとにはまだ意味が発生しません。 Iだけで、もう「私」という意味です。その意味をしっかり伝えようという気があるならば、自然にゆっくりになるでしょう。 日本語では私の「わ」だけではまだ意味がありません。だから、わたしは~と、速く一気に言いたくなるのが日本語です。 広島弁は結構ゆっくりですが、1個のシラブルに情報がたくさんつまっているからかもしれません。 例えば、「せん」の1シラブルだけで、標準語の3シラブル語「しない」に相当する情報を持っています。だから、あせって喋らなくてもいい。 さらに、広島弁には、中国語と同じで「四声」があります。 「しない」という意味の「せん」と、例えば線とか、千は、「四声」が違うんです。シラブル内に含まれるイントネーションが違うのです。そのあたり、速く喋ってしまうと、情報がつたわりにくいかもしれない、、、だから広島弁はゆっくりなのかもしれませんね。 英語もゲップエリアとアクビエリアの存在のせいで、事実上、「四声」があるようなもんです。英語を中国語だと思って喋るといいかと思います。しかし、事実上は、ゲップエリアを定位置に、3ビートを実践していると、自然と英語が中国語のようになれば、正解です。東日本の出身のかたは、これが難しいので、意識して練習してください。 英語は、まず主語を言ってみる。そして考える、、、と言う感じで喋れば、自然なスピードになると思います。 http://blog.with2.net/link.php?709532:1932

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会話は、言いたいことを「伝えるためだけ」のものではない

英語喉を4年ほど前にDCで直接指導させてもらったかたが(国際機関勤務)、当時、会議などで、準備をしなくてもいいようになったということをおっしゃったことがある。 http://blog.with2.net/link.php?709532:1932 日本には、たくさんのいわゆる英語上級者がおられるが、英語がネイティブのように喋れるということではなくて、たくさんの語彙を知っておられ、聞こえた英語の断片に基づいて、相手の言っていることを推測しながら、英語を喋られている人もいるだろう。 実際、私の友人は、まさに、その分からない、聞けないことを武器に会話を豊かにしていると言っていた。 もちろん、最初から英語が全て聞けるなら、そういう工夫はいらないだろうとは言っていたが、人生でもう何十年も英語が聞けないことが当たり前でありながら、英語を教える立場である場合、そういう超オカルト的なる方向に進まざるを得ないのかもしれない。 しかし、英語喉で楽になってもらいたいものだ、、、。 いわゆる英語初級者も中級者も上級者も、究極的には英語が聞けない、できない、、、が、語彙力、文法力で対応している。 いや、それに加え、論理力とか、プレゼンテーション力、ディーベート力という分野も、大人を対象とした日本の英語教育では盛んだ。 しかし、英語が音として100%聞こえる世界にいると、そのようなものはいらないことに気づく。 それ以上に、コミュニケーションとは、自分の思っていること(もう、できあがっていること)を、主張するのは、会話の目的の全部ではないことに気づく。 例えば、会議で、どうやったら、仕事を期限内に終えられるのか、、、という質問があったときに、 かならずしも、答えがないときがある。 答えがないので、相手と、ブレーンストーミングをする、、、。そのときに、的確に、思っていることがないことがある。 会議の目的は、必ずしも、主義主張をすることでなく、とりあえず、喋りながら考える、、、みたいな状況がある。 相手と一緒の次元にたって、COLLECTIVEにブレーンストーミングをする状態。 英語喉以前はそれができなかった。だって、言う前に、言うことが完成しないといけない感じがした。そして、「言いたいこと」を英語の訳すので、頭がいっぱいになる。そして、最大のオチは、頭がいっぱいになりながらも、発言しようとするが、会議で、こちらを向いてもらえず、発言が結局できない、、、という状態。もう一つオチを加えるならば、、、結局、英語喉に出会っていなかったら、今でもそういう状態が続いているわけで、きっと、「文法、語彙、ディベート力、文化を理解する力などが大切です」と皆さんに言っていたかもしれない(これが最大級のオチであろう)。 英語が音としてそもそも聞こえていない場合、「ディベート力」とか、「論理力」とかは魅力的な概念だ。 しかし、実際は、会議やプレゼンテーションにそういう意味で準備をする必要はない。スライドはハンドアウトを準備することはありえるが、仕事で、いつもやっていることを、いまさら、論理力で磨くなどという必要はないのだ。 英語が聞けていえれば、ディベートやプレゼンテーションの練習をする必要がなくなる。 実際、日本語によるコミュニケーションにおいては、そういう面倒なことは考えない。 英語が聞けないから、語彙を覚えようとか、ディベートが大切だとか、色々な方向に言説が拡散しているのだと思う。 英語喉で、英語が聞けると、会話というのは、かならずしも、主張のためにあるのではないなと感じる。 英語が論理の言語だとか、主義主張の言語だというのは、完全に勘違いだ。 最近仕事で、よく状況が分からないけど、まず、ま、話してみよう、、、という余裕がでてきて、楽だ。繰り返しになるが、前は、がちがちに準備して、会議で、主義主張をしようとして、でも、結局、周りが私をそもそも見てくれずに議論がすすむので(透明人間化)、結局、発言できない、、、という悪循環にはまっていたのだろう。 そういう意味で、英語喉なしで、日本でディベートやらプレゼンテーションやらの練習をしても、意味がない。

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エルさんに有料指導で結果が出ました

先日、エルさんに有料指導をさせていただきました。 http://blog.with2.net/link.php?709532:1932 やはり、英語喉の最大のコツを強調した授業で、音として英語が入ってくるようになられたという報告をいただきました。 http://ameblo.jp/elcchi/entry-11268064144.html このように一人一人、音が聞こえるように指導させてもらうことを積み重ねていこうと思います。 英語喉が普通になり、日本人が英語が自由に喋れる時代が来ることは、「夢」だと最近思います。以前は、歴史的必然とばかり思っておりましたが、やはり99%の日本人が英語がそもそも音として聞こえないなかで、聞こえるようになりますよと、言っても、絶対に信じてもらえないわけです。ですから、これは、かなりの運をともなう「夢」です。 さらに、人口の集中している日本の東半分の方言は、声帯を硬くして発声する度合いが高いので、自分ができないことは信じられないのでしょう。喉を開いて発音する、、、ということは、ついに、当たり前に言われるようになりましたが、喉の底を鳴らすまでは、想像力がいかないのではないでしょうか。 英語喉が普通になるとすると、AKP48の人が試して革命を経験したとか、そういう運にかけるしかないと思います。そんな話をこのあいだ、指導させていただいた海外の在住の人も言っていました。  

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