October 2010

英語が聞こえるということ

今朝、またフランス語のニュースを聞いていたが、意味は分からないが、音としては、確実に頭に入ってくる。単語を知っていたら、分かるだろうという感じだ。そして、シラブルはあまりにも当たり前のものとして聞こえてくる。 フランス語の音はものすごく喉の深いところからくる。フランス語には二重母音がないが、それは、本当の首の奥の奥なので、2重の母音を出すのがきついのかなあ?などと、自分にしか分からないことを考えたりした。英語のオは首の高めのところで発音するので、ゲップエリアに発音位置が戻っていく際に、ウのような余韻が日本人には聞こえる(まあ、Oは2重母音ではないのですが)。フランス語にはそういうのがないのかな?もうすでに深い、深い、ところなので。 大学のとき、フランス語が全然聞こえなかった。3年間、フランス語の授業をとったのに。3年目の授業では、結構、好きな先生だったけど、フランス語の映画を見て、その台本を訳していた。しかし、フランス語映画は全然、聞こえなかった。1年生のとき、好奇心で、英語と同じようにと、田辺キャンパスのLL教室でフランス語を聞いてみたが、全然だめだった。 今は、なぜ、これが聞こえない人がいるのか分からないという感覚がある。 言語学習の臨界期にしても、脳というものを考える一般の言説にしても、だいたい、若いころのほうが脳がよく働くとかいう感覚があるが、 英語喉をやっていると、年齢に関係なく、脳は何でも吸収するのではないか?などという気がしてくる。 よく考えると、やっぱり大人は小学生とかよりも頭がよいわけで、だから英語だって、大人だろうか子供だろうがマスターできるはずだ。 しかし、喉発音とか3ビートとか聞いても、ピンと来ない人はいるわけで、それがなぜかわからなくなる。しかし、おそらく声がものすごく硬い人がいるのだと思う。声の硬い人がもしかしたら日本人の90%であり、それが英語喉普及のスピードに現れているのではないだろうか? 外国人の声が根本的に違うということも、聞こえないのかもしれない。 大学院のとき、日本人の知り合いから私のオフィスに電話がかかり、アメリカ人が伝言をとってくれたことがある。その日本人の知り合いは男性だったのに、アメリカ人は、「SHE SAID,,と言った。彼女がこう言っていたよ、、、と。 声が甲高いので、女性と思ったのである。 もしかしたら、甲高いのが普通なのかもしれない、、、とNHKを見ながら思うことがある。 別件だが、、、  今、NHKニュースを見ている。すると空港付近のタクシー会社が中国人の講師を雇っていて、中国語をタクシードライバーに教えているシーンが写った。ツアイ*チェンと中国人講師が2シラブルでお手本を見せると、それに続いて、ドライバー達がツアイ*チェ*ンと微妙に3シラブルで繰り返しているのが聞こえた。 しかし、この人達に中国語は漢字1字=1シラブル=1拍ですよと言うだけで、きっと中国語を正しく発音できると思う。 シラブルのパワーだ。 また別件だが、こちらで買い物に行くと、たくさんのヒスパニックの人達がいて、スペイン語が耳に入ってくるのだが、こちらが聞こうとしていなくても、聴き取れるのが英語喉のすごさだ。 皆さんの中にも、海外に住んでいるならば、英語喉をやった後に、通りすぎていく人達が喋っていることを聞こうとしていないのに、耳に入ってくるというようなことを経験した人がいるのかもしれない。 あ、そうか、最初に三修社さんに紹介したときに、この、聞こうとしていないのに、道を行き交う人の英語が飛び込んでくるということを経験していただいたのだが、それがなかったら、今、英語喉も機関銃英語も存在しなかっただろう。 まだ皆さんの中には英語喉を信じているのに、いまいち聞けない人がいるだろうか?とにかく信じて、しばらくやってみてほしい。

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言語は深いのか、簡単なのか?

言語学者の先生たちは、言語が限りなく深い存在であるとする。 しかし、英語喉をやっていて思うのは、発音とか聞き取りに関して言えば、一番、首の底で楽にして発音していれば、もっとも正しい英語になるということだ。しかし、言語学の先生達は、言語は深い、色々ある、多様だ、、、などという方向に持っていきがちだ。 しかし、例えば、子供であれば、海外に来て、1年もたたなくても、ぺらぺらになる。 その現象をみて、英語喉パラダイムだと、ね、外国語習得って簡単でしょ、、、となるが、言語学者が同じ現象を見ると、言語習得の臨界期以前に外国に行くと、習得が早い、、、となる。臨海期などという概念を持ち出すから、また脳というものを神秘化してしまう。 <実際は、例えば、日本人の小学生が亜米利加の学校に行きだして、英語を聞くときに、シラブルを正しく聞いているから、英語を覚えるのが楽なのだ。4歳だった私の姪にSPRING ROLLって言ってみてとみたら、SUPURINGU RORUと絶対に言わない。そのまま、シラブルを正しくSPRING-ROLL(2拍)で繰り返す。逆に、5歳でSUPURINGU RORUと言ったら気持ち悪いだろう。子供は聞いたとおり言い、覚える。しかし大人だって、シラブルや喉発音を覚えれば、英語を英語のまま覚えるだろう。> 私は、この言語学者のパラダイムは、その言語学者さんたちが、英語をはじめとする、外国語ができないからそういう発想にいたるのだろうと考える。 実際できてしまうと、非常に発音にしろ、聞き取りにしろ簡単であることに気づく。 これはギター演奏でも同じだ。指を一定の規則のもと+センス・フィーリングで動かすのだが、非常に単純な音楽の仕組み(相対音感による)がある。 ギターが弾けない人にとっては、これは分かりにくいだろうし、できないから、ギタリストが生み出した結果としての演奏の細かいところを見て、色々なルールをつくるかもしれない。 しかし、メロディーを生み出す側、ギタリストの側から見ると、実は、結構、シンプルなものにもとづいて生み出しているのである。 運転と同じだろう。どんなに自動車の動きが複雑に見えようと、結局のところ、ハンドル+アクセル+ブレーキだけで全てが説明できてしまう。運転している立場から見ると。しかし、運転の出来ない人には、そう見えないかもしれない。 天動説の時代、宇宙の星の動きが過激なほど複雑に見えたのだろう。しかし、地動説となり、一挙に、星の動きはシンプルに理解されるようになった。 英語の発音や聞き取りも同じものだ。一旦、出来始めると非常にシンプルで、口や喉が一番楽なように使うと、例えばだが、BETーTERのTTのところが自然とBETーDERのようになる。これは英語喉で解説している。だらんと口や喉をしておくと、二番目のTのところだろが、舌を口の屋根からはずすだけになるので、日本人が普通期待する威勢のよいTの音にならず、アメリカの発音と同じで、だらけたようなDのような発音になる。 英語には、というか、言語にはシラブルがある。そのリズムにのって聞けば、つかみ所のある音声が聞こえ出す。何が最小の音の塊かを教えてくれるのがシラブルだ。英語をテレビなどで聞くとき、音量をあげて、テレビ機に手をあてれば、シラブルの響きを、びりっ、びりっ、びりっ、と感じることができる。 NHKの英語番組などでは、あまりにナレーターが、おおげさなので、音程のほうに、集中力がいきがちだ。それでも、シラブルのリズムを消すことはできない。こちらで20ドル払ってテレビジャパンというのを見ているが、英語番組のCHAROと、日本人の子供向けのショーのノリが同じだ(ものすごいはしゃいだような人がでてきて、音程を上下させて喋る)。 上で書いたように、テレビをつけておいて、テレビ機に指を触れると、感じれるほどシンプルなもの、それがシラブルであり、日本人が200年無視し続けたものである(いや、明治時代の日本人が英語ができなかったと私は決め付けているが、そのあたりはどうだったのだろう?)。 当然、シラブルを知らなければ、英語の音が変化したり脱落したりしているように聞こえるだろう。しかし、シラブルを知り、その読み方である3ビートをマスターすれば、え?リエゾンって何?となる。全て聞こえるので、変化だとか、脱落だと言われてもわからんのだ。 脱落とか、音の変化とは、英語が分からない、聞こえない日本人が、英語が分からないことの理由として編み出した概念であろう。実際、英語が本当に聞こえていたら、そういう感覚を持つとは思えない。 ところが、英語ができてみると、日本人以外の外国人は、韓国人も含め、結構、普通に英語を喋っていることに気づく。いつまで、言語習得には臨界期があるというような説を、データ検証なしに、サポートするのだろうか??? と一般人は思うかもしれないが、よーく検証してみると、言語学者は、別に臨界期というコンセプトをまじめにサポートしているわけではない。そもそも、そういう研究をされていないと思う。 ただ意見を求められるから、そういうコンセプトを紹介しているだけではないだろうか。思うに、英語教育において発言している言語学者さんたちは、英語教育が専門などと思っていないと思う。ただ、人から意見を求められるから、参考にという感じで発言しておられるだけではないだろうか??? 皆さんに、言いたいことは、発音ができて、聞ければ、言語はそれほど難しくないということだ。だから、きっとできるようになる。それを信じて、楽しみながら英語を勉強してほしい。 意味が分からなかったとしても、音として聞こえていれば、勉強していても楽しいと思う。そのうち、分かるようになります。 私もフランス語のニュース放送を聴いているのだが、今朝、MERCIE、、、 エクテみたいな表現が聞こえてきた。正確には聞こえなかったけど、あ、聞いてくれてありがとうみたいな表現だろうと予想がついて。今度聞こえたら、きっと覚えるだろう、、、などと思って納得した。 ちょっとずつ理解できる表現があると楽しい。 フランスに3ヶ月ぐらいいれば、かなり上達するだろうなあ、、、みたいな気がする。 よくNHKを見ていると、夢がどうのこうのという言い方が出てくるが、英語ができれば、開けてくる道があると思う。

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喉1号さん33箱目アドバイス

喉1号さん、UPありがとうございます。音声によるアドバイスです。つながりはよくなりましたし、ゲップエリアがなっている、、けれども、まだ硬い要素があります。個々の音を正確にコピーする、、、というようなアドバイスをしてみました。 www.estat.us/blog/nodo1gou33.mp3  

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