よくがんばったぞ!

So you think you can dance http://www.fox.com/dance/ というアメリカの番組で、ダンサーを募集し、テストし、全米第1位を決めるという、アメリカンアイドルのダンス版のようなのがあり、日本人のコンテスタントが1人、結構、がんばった。地方予選を通過し、LAS VEGAS予選まで進んだ。 上のURLで名前などを確認しようとしたが、分からない。 昨日、落ちてしまったものの、結構、ジャッジを感心させた。ジャッジは、きっと彼には(ロックという特殊なのが専門の彼には)、社交ダンスはできないだろうという感じがあったのだが、結構できたのだ。かなりがんばった。ジャッジにかなりほめられた! 関係ないが、LAS VEGASのVEGASは(前にも書いたが)VEIGASだというのが、聞いていて分かった。そう発音しているからだ。 落ちた後の、挨拶は、日本人の良さが出ていて、どんな西洋人も言わないようなことで彼はしめくくった。 この間、アメリカで先生たちに出会い、その人たちのおかげでここまでこれた、、、と。 そういえば、あんまりそういうことをアメリカ人のコンテスタントからは聞かないと思った。日本人の美徳である。私が、彼の言ったことに、あれ?これは独特だと思ったのは、先生*達*と複数形だった点かもしれない。 彼は英語は、やはり基本的にカタカナであり、ジャッジの言っていることが100%理解できないのか、かみ合わないところがあった。完全に心と心のコミュニケーションができないところが残念。ただしこれは日本人として普通だと思う(聞き取り、発音の問題があるのだが、文法の違いもあると最近は思う)。 「英語喉」と「機関銃英語」を献本したいが、名前も分からない。 先日、米国在住の喉実践者のかたと話したのだが、そのかたは、学会(アメリカで)に行くと、日本人の発表になると、観客がごっそり席を立つことがある、、、内容はすばらしいのに、、、と、くやしい報告をしてくれた。 学会というのは、ホテルなどで、同時に色んなセッションが行われている。言っていることが分からないとなれば、ちょっと隣の部屋(会場)のセッションをのぞいてみるか、ということになるのだろう。お金を出して、学会に出席しているし、時間は限られているので、結構、自由にセッション間(ホテル内の会場間)を行き来するのだろう。 発音のせいで、観客が、、、ということだが、ポイントは3ビートVS2ビートだ。やっぱり2ビートで言われると、言っていることが分からないのである。中国人だって、口発音ぎみだが、ビートとシラブルにあまり問題がないので、英語ネイティブは比較的リラックスして、中国人のプレゼンテーションを聞くことができる。ただし、日常生活では少し違う。口発音なので、中国人の音も結構、CHOPPYだ。怒られているような感覚で聞くという傾向がある。ただし、最初は口発音でも、なぜか中国人の場合、喉発音に平気で移行していく人がたくさんいる。きっと聞き取りに問題がないから、喉発音に気づくのが早いのかな。 なぜ2ビートで発せられる日本人英語がネイティブに通じないかに関しては、英語喉のレッスン39のエッセイを参考にしていただきたい。「中継地点 なぜ3ビートがそれほど大切なのか」がタイトルだ。 3ビート、そして喉発音さえ見につければ、、、  我々はすばらしいものを持っているのである。心と心のコミュニケーションができるならば、もっとすばらしいものを世界に貢献できるだろう。 あ、ところで、西洋のオハコ芸である社交ダンスで西洋人を感心させたという件は、上で紹介したが、毎年、7月の独立記念日になると、日本人の人が、ニューヨークのホットドッグ早食いコンテストで大活躍をする。 http://espn.go.com/page2/s/rovell/020704.html あれは、きっと、口発音が関係していると思う。西洋人は喉ブレーキを全く使わないためか、食べたり飲んだりするときに、息も一緒にすいこんでしまう。だから胃に空気がたまる。ゲップがかなり出る(し、またそのゲップの音もえらく大きい)。 一方、日本人は、息を吸い込むことなしに、食べ物を胃にに押し込めることができる。喉ブレーキのせいだろうか?微妙に空気の流入を防いでいるのだろう。 だから、毎年、毎年、日本人が、ニューヨークの早食いコンテストで優勝するのではなかろうか。なぜいつも日本人なのか?これは偶然であるはずがない。 http://espn.go.com/page2/s/rovell/020704.html これは上と同じURLなんだが、下まで読んでみると、なんと彼は、コンテストのときに、筋肉をリラックスさせるためのドラッグを服用しているんじゃないか?というような、疑惑もあるそうだ。実はそうじゃなくて、秘密は喉ブレーキの使用であるなんてことが分かったら面白いだろう。 というわけで、この人をはじめとする日本人の選手が、毎年、独立記念日に大活躍するのだが、これまた英語のせいで、インタビューのときに通訳がつく。 世界で、がんばっても英語に困難を覚えるのは、日本人と朝鮮語話者だけなのである。大リーガーなどでも、ノンネイティブの選手で、通訳がつくのは、日本人だけだろう。 喉でしゃべり、シラブルを聞き、使うなかで英語を覚えてみたら、英語はそんなに難しい言語ではない。ネイティブの2歳の子供でもしゃべっていることを思い出そう。

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喉発音と機関銃英語 練習の際の心構え

喉発音について  昔、フランス人に、JE SUISとまで言っただけで、「あなたは日本人ですね」とばれたという逸話を聞いたことがあります。JEだけだったかもしれません。日本人の出す音が平たく、ピッチが高いのでばれてしまうのです。また音が短いです。JUがJYUになるという問題もあります。Yがとれない。 弁当BOXを読まれるときに、全体で勝負と思われるかもしれません。したがって、全部を読むことが大切だと思われるかもしれません。絶対音読!って感じで、そういう訓練を好む傾向が普通あります。ところが、練習に大切なのは、BENTO、いやBENだけでよいかもしれません。いや、Eだけでよいのです。Eが喉で出せていなければ、その素材全体を読む意味がありません。それができなかれば、絶対に母音は出せないし、THEなどはザとしか発音されません。喉が緊張気味だと、THEが絶対にザになります。 そういう意味では、英単語もでてこない喉の最初の方のレッスンが大切です。どうしても、うまくいかない場合は、頭を切り替えて、風呂に入って声を出す練習をしたり、動物(例 犬)の目の前に抱いてみて、その犬の鳴きまねに挑戦してみてください。練習材料が英単語である必然性はありません。日本語をあえて、喉発音してみるのもよいでしょう。 機関銃英語の練習 ボンボンボンが聞こえにくい人は次に挑戦してください。 (1)機関銃英語のCDを聞く時に、本当に聞くこと。本当にというのは、私たちは聞いているようで聞いていないということがあります。生徒の皆さんは、学校で、先生の話を聞くまねをして、皆さんは何年になりますか?私たちは、聞くまねがいつのまにか得意になっています。本当に聞いてください!(学校の先生、、これは昔、高校教師時代の私のことです、、、は、教室がしーんとしていると、生徒が熱心に聞いていると勘違いしますから、これはしかたがないでしょう。) (2)これは英語喉のほうで強調していますが、看板に書いてある日本語をとりあげて、これは3ビートではどういうだろうと、考えて自分で言ってみます。例えば、駅名で淀屋橋とあるならば、YOD-DOY-YAB-BASH-SHIとかです。こうすることで、頭のなかに、子音ー母音ー子音のパターンが感覚的に定着すると思います。 (3)フランス語やスペイン語を聞いてみてください。アメリカ英語よりも、シラブルのボンボンボンが聞きやすい。中国語でもよい。 (4)歌を聴いてください。1音符に当たるのが1シラブルです。

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茂木さんの番組のプロフェッショナル 細野秀雄さんのが面白かった

昨晩、NHKを見ていたら、茂木さんの番組で、とても面白い人が出ていた。細野秀雄さんという科学者(化学者?)で、材料を研究している人。コンクリートとか。 http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/090526/index.html 普通は、茂木さんの番組は、根性論、精神論に傾いてしまいがちだと思う。そして、いかにただ働きが大切か、頑張ることが大切かが前面に来て、若い人が見たとしたら、逆に、困る方向に向かうメッセージが強い。さらに、がんばってもどうせそんな風にはなれない人ばかりでてくる。先週は、役人の人だったが、現在の日本で彼のようになれる人は大学の1,2,3年生ぐらいの人のなかで、運良く試験に通る人、また試験勉強をいとわない人だけだ。参考に全然ならない。(さらに、役人の人の活躍は分かるが、連日、日本列島を旅し、人(職人さんとか)を訪ね、情熱で人を動かすというが、税金がうまく効果的に使われているのか?評価はどのようにされているのか?情熱で動かすというが、それはよいメソッドなのか?精神論ではないのか?そんな楽しそうな仕事にに、皆が自由につけないとは、職業選択の自由の精神が泣くのではないか?) ところが昨日の細野秀雄さんの番組は面白かった。わくわくした。自分でもあんな研究や開発ができるんじゃないか、、と思えるほどだった。我々の日常生活(仕事とか、観察とか、喉の旅とか)にも生かせるようなポイントがたくさんあった。 特に面白かった点。 彼の師匠である人に(公害問題に取り組んでいた人)、細野さんが、自分も公害をテーマにしたいと言ったら、公害はその時代の問題であり、将来の問題ではないかもしれないから、とらわれずに、自分のテーマを探せと指導した点。時代によって、大切なことが変わるという真をついていると思った。 細野さんが、目の前の事実をとらえることを大切にしている点。本にこう書いてあるから、正しい、、、ということではなくて、事実を大切に、、、ということがすばらしいと思った。本と事実が違う、違いうると言う点は、やはり科学である。 細野さんがやっている科学が、色々やってみる、、、という試行錯誤に基づいている点。あるとき、材質の色が変わっていた、、と。誰もそれに気をとめなかったが、細野さんは、それが気になり追求したと言う点。 細野さんの助手がしゃべるとき、全然、上唇を使っていなかった点。全ての日本語の音を正しく発音できていた。MもBも。あ、これはちょっと論点がずれたか。 助手さんが、新しい提案をしたとき、細野さんが、「それを裏付ける論文あるんか?」と聞いたら、助手さんが、「自分でやってみたらそうでした」と言った。細野さんがそれを聞いて、おーそーか、じゃあ、やってみろ!と言った点。 目の前の事実から目をそらさないとはそういうことだろう。音声学の人が目をそらしている事実が色々ある。 1)なぜアーと言いながら、舌をべろべろと動かしてもアがイになったり、あるいはアが違う音になったりしないのか?(喉パラダイムからの解説:舌の位置や動かし方は、微調整であり、音の核ではない。微調整の部分を強調して、日本人が練習しても正しい発音にならない) 2)なぜ、西洋人は、日本人と声が違うのか?(喉パラダイムからの解説:日本語は口発音、英語は喉発音。喉は首の根元から、口までの長い楽器である、、、当然、声の深みが違う。その深みを持ってでないと、ヨーロッパ言語の発音は不可能。例えば米語におけるSHIPのIは首の根元からでしか出せない) 3)なぜネイティブは、普通にしゃべるとき(映画を参考に)、英語音声学の本に書いてあるような口の開きかたをせずにしゃべるのか?(喉パラダイムからの解説:音声学の教科書に書いている口の開き方は、幻想。ネイティブの先生がおおげさに教えようとしたことからの勘違いである。) 細野秀雄さんならば、英語喉を分かってくれると思った。 茂木さん自身もBLOGで細野先生に関することを書いてらっしゃるが、私の見方と違うと思った。 http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2009/05/post-574a.html 茂木さんの感動はここにある: 青春の日に受けた感動が、人生の時の経過の中でいかに伏流して、やがて思わぬかたちで姿を現すか。 私の感動は、これだ: 今、ここで、何を学べ、何が役立つか?である。細野さんの、事実をしっかりと見るという方針は、日本国民の誰でも使える方針だ。 茂木さんの視点でいくと、偉い人は、皆、小さいころが違う、若かりしころが違う、、、となる。そうなると、普通の一般市民で我々にとっては、手がとどかないということになる。 国家の品格の藤原さんも、偉い人は、小さいときにこうした、ああした、という話が多い。 日本国民のほとんどの人にとって関係のない話であり、ちょっと違う観点から言えば、小市民は黙っておれ、、、というメッセージとなる。 もちろん、こんな悪いことを考えている人はいないが、結果として、それも、UNEXPECTED CONSEQUENCEとして、プロフェッショナルという番組は、そういうメッセージを発していると思う。 逆に、英語喉が象徴し、目指すのは、日本ドリームであるが、年齢やら教育レベルに関係なく、今、ここで何が具体的にできるかということだ。英語の発音や聞き取りの分野に関しては英語喉がその理論と実践を完成させたのだが、他の分野にもこの運動を波及させなければいけない、、、 と、イソイデ書いているから、生意気に、また大雑把な言い方になるのだが、結局はそういうことだ。日本ドリームとは。 英語喉と機関銃英語には、ノンネイティブの私がどうやって英語を勉強したかなどということは全然出てこない。そんなことは、英語の習得に無関係であるからだ。 大切なのは説明であり、その説明を発明、発見することである。 細野さん、そして助手さんの活躍をテレビで見て、そういうことを考えて、感動した。

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