さて、タイの日本語の先生や、YUMIさんが、英語喉に関して発言してくれていて、読むのが楽しい。この人達が言うなら本当だろうからやってみようと思う人が出てくるだろう。そのことがきっかけで英語が楽しくなる人がでてくるだろうし、その人達のスキルレベルも伸びるだろう。

私の場合は、直接ジーナから聞いたわけだが、やはり仕事もある程度のレベルにくると、スキルだけじゃなくて、コミュニケーション能力も問われてくるので、私自身のキャリアも救われたと思う。たしか、KENJIさんも、面接がスムーズに言ったそうだ。またNITROさんや、ZENさんからも成功談を聞いている。

次は、世界に対して、人としての顔をもった文化進出にそなえるべきだと思う。アメリカのスーパーに行くと、しいたけだとか、とうふだとか、だいこんだとか、日本のものがたくさんある。他の国よりも、日本発のものが、あるような気がしてならない。本屋にいくと、フランス人の本など置いているとは思えないのに、日本人作家の漫画コーナーがどかーんとある。もちろん、道路は日本車で一杯だ。

日本は、製品とか、物で世界にすばらしい存在感を示しているが、人としては、静かな存在というイメージだ。YAMAPANPANさんが書いていたが、英語をどんなに勉強しても、日本人は使う段階になると静かで、結局、一定の人しか発言しない。これは、知り合いの通訳さんも言っていた。日本からやってきても、会議の最後のほうで、ちょこっと言うだけなので、通訳が楽なのだそうだ。

これからは、人として、世界で活躍するべきだと思う。

さて、天満VS上川論争というのはどういうことかというと、このあいだの、USTREAMの番組で、(録画がありますので、見てくださいね)、私がSのときに、舌がどてっとしたままでと解説したときに、天満さんが、いやあ、Sは舌が盛り上がって、風の通り道が狭くなるでしょう、とおっしゃった件だ。

やはり、Sは舌がどてっとしたままだ。まずは英語喉を読んでみたが、舌がもりあがるとか書いていない。つまり、Sには風キャッチが起こらないのだ。

でUMEKOさんの最新のドリル練習の音声を読んで確信したのだが、Sで風キャッチをする、、、というか口のなかで摩擦を増やすと、やはり口発音になり、1シラブルに入りきらなくなるのである。例えば、SPRINGという単語を発音するときに、舌を盛り上げたりしていると、Sのところが突出して、全体を1シラブルでいえなくなる。

さて、以前、Rの発音において、喉でやっていると、自然と舌が後ろに動きませんか?とおっしゃっている人がたくさんいたし、私もそういう気がしていた。しかし、英語喉には、そういうことが書いていない。著者でそういうのは変だけど、ジーナがそう書くようにいわなかった。ジーナが言わないときは、そのプロセスが起こらないということだ。

発音が向上し、読み込んでくれると分かると思うが、英語喉には必要なことだけしかかいていない+発音を可能とするための全てのことが書いてある。

コンピュータのプログラマーさんとか、あるいはダンサーのかたなどには分かると思うが、細部の細部に関する作業を必要とする分野というのがあるが、英語喉は、本当にジーナが名人芸的に全てのこと、また発音に必要なことだけを、書いたのだ。さらに、頭のなかで全ての構造をイメージできて、章のなかの事項をソフトウェアをつかうように頭のなかで、入れ替えたりできるそうだ。

実際、間違っている部分が一箇所もないと私は使っていて思う。だから、天満さんがSは舌が上にいくと言ったとき、まず見たのが英語喉のSのページだった。

さて、Rの話だが、本当にRのときに舌はどてっとしたままだ。以前は、動いても良いと思っていたけれども、うごくと、Rが日本語的なラの音色をちょっとだけ帯びる。もちろん、それはそれでいいのだけど、聞くときに、困る。

昨日もある同僚がGROUPという単語を発音して、一瞬聞き逃しそうになった。Rのところが全然ルっぽくなくて、本当に犬がうなっているような音だからGとRがひっついたような感じで、グループというイメージじゃなくて、「ぐうーぷ」という感じなのだ。

FRENCHという単語でも、「ふえんち」という感じだ。

だから本当に英語を100%聞き取ろうとするなら、舌をどてっとさせておくというのは必要だ。力を抜ききってね。

でもそういう意味で従来のやり方は、やめないといけないのだと強く思う。従来のやりかたは口、英語喉は喉という分け方というより(どちらも役に立つというのでなく)、英語喉=英語発音だ。口にとらわれると発音が悪くなるどころか、聞き方も狂ってくる。

天満さん、どうでしょう?

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7 thoughts on “天満VS上川論争(笑)?

  1. HIYOEMON says:

    天満さんは息の出口を舌で狭める必要があると言っていたような気がしますが・・・。
    さすがに舌先で息の出口を狭めなければsの音は出ないと思いますが・・・。

  2. 長崎の雨 says:

    Sの音はUSTREAMの放送中も私コメントで申し上げたんですが、非常に重要な音だと感じています。私自身「英語喉」に出会う前からある程度喉発音を無意識にやっていた訳ですが、「英語喉」を読んでから、出来ている様で実は全然出来てなかったと気付いた音の代表がSの音でした。そしてやっかいな事は、自分でできる様になって初めて以前は全然できてなかったとはっきり解るんですよねこれが・・・・・。

    論争の主題の舌の位置に関しては、厳密に機械で測定すれば若干動く事はあるかも知れません。Rの音もこれは同じでしょう。絶対1ミクロンも動かないか?と言われれば解りません。しかし重要な事は、舌も、口も、特に喉がリラックスされて発声されていて、その結果として話者は舌を動かさなければSは発音できないという意識があまり無いという事ではないでしょうか。
    (HIYOEMONさんの仰る口を少し狭める件は、勿論その通りですよね。口を大きく開けたままではSは発声できません。しかし口をすぼめるといっても力を入れてすぼめるわけで無いところが肝心だと思います)

    「英語喉」レッスン14/まずは聞いてみようの、「英語ネイティブの言うS」でジーナさんがSを発音してますが、リラックスした喉で発声しているのを皆さん感じる事ができれば・・・・。

    SinとかSixとかPersistなどの音では、Sの次のI(言わずとしれたゲップエリアの母音ですね)があるからそれが喉が深く響く理由だろうと思いがちですが、実はそれだけじゃなくてその前のSも喉が響いている-と言って悪ければリラックスした喉で発声している-からなんですよね。

    何だかたかだかSの音ごときで「アホかこいつは?」と思われる方も多いと思いますが、非常に大事だと感じていましたのでコメントしてみました。

  3. zen says:

    > 長崎の雨 Says:
    > 論争の主題の舌の位置に関しては、厳密に機械で測定すれば
    > 若干動く事はあるかも知れません。Rの音もこれは同じでしょう。

    その通りだと思います。
    「英語喉」はいわば「骨太」の本です。
    (特に日本人に対して)英語発音で留意すべき「幹」が書いてある。
    実際に解剖学的にどの部分がどう動くかまでは言及していない。
    (どこも動かなければすべて同じ音になってしまうので、どこかは必ず動くはず)

    具体的にどこをどう動かして発音するか、を期待して読む人には
    「具体性がない!」という不満が残ることもある(アマゾンの書評に
    あるみたいに)。

    要はリラックス、喉発音(発声)、音のライフサイクル、3ビート、等
    の「幹」をしっかりさせるということではないか、と。

    「動かない」と言うカズさん、「動く」という天満さん、
    「少しは動くかも」という長崎の雨さん、も皆さん正確な発音を
    しているのでそれでいいのでは。

    玉虫色のコメントでしたか?

    では、私自身はどうか? 
    意識の上では動かしてないけど、実際は舌は動いてるのかも。
    長崎の雨さん派ですね。

  4. Z says:

    こんにちは
    私的には従来の方法を補完する方法として英語喉はとても有用
    と感じていたのですが、舌の位置等が全く動かないというのは
    よくわかりません。

    多分何度も受けた質問だとは思いますが、例えば同じ喉の奥の部分
    から発音するはずのRとWの音の具体的な違いはどこから生じる
    のでしょうか。同じ喉の奥から発音されるが音が違うというので
    あれば、それは口の形や舌の位置に由来すると言わざるをえない気がするのですが。
    それとも、同じ喉の奥と言っても微妙にその場所が違うのかな、、

  5. tonbi says:

    sは舌の先を持ち上げていって口内上部擦り付け付けると日本語発音になります。
    舌自体はまったく動かさないで、そのまま下顎を持ち上げていくと、あらふしぎこすれる響きが舌の中央全部から発生します。
    ただし発声のコントロールを押し上げる顎の筋力や舌の緊張を利用しようとすると口発音になってしまうので、喉の奥からの気流を調整しないといけません。

  6. 上川一秋 says:

    Zさん

    >多分何度も受けた質問だとは思いますが、例えば同じ喉の奥の部分
    から発音するはずのRとWの音の具体的な違いはどこから生じる
    のでしょうか。

    英語喉を読んで、書いていますが、Rは風キャッチが皆無なのに対し、Wは微妙に風キャッチがある点が違いますね(だからといって口発音にならないように)。また微妙に喉の奥でつくる(声帯だと思いますが)音色が違います。英語喉の絵をみるとRの発音場所は、ゲップエリアでは特に深いところで、Wよりもさらに深い部分です。

    そういえば、Rを思いっきり深い場所でいうのは、簡単ですが(深ければ深いほどRらしくなる)、Wはちょっと難しくなるかなと今一瞬体感で思いました(深ければ深いほどWらしくなるということがないかんじ)。ただし、これは私の体感です。皆さんはどうですか?

    まちこさんが、実際に教えさせてもらっているときにRとWが同じになっていたことがありまして、そのときに具体的に、ジーナがアドバイスをしていましたが、それがなんだったか、調査してみます。

    最終的には、耳で調整するということも大切です。例えば、あ~をドレミのドでいっておいて、次にレをいうぞ、喉の感じはどうだろうか?と真剣に考えて、レの準備をして、ぱっと出した瞬間、プロの歌手でない私の場合、なぜか、レよりも少し低い音が一瞬出て、耳が察知して、喉がなにかを調整して、実際のレに直しているように思えます。

    そのように耳で聞いて、調整していくというプロセスもいるのでしょう。ただし、そのためには、深い喉発音ができていないと、調整も難しいですね。

  7. 上川一秋 says:

    Sで舌が*大きく*動いてしまうというのは、もう一つ問題があります。それは、そうなる場合、他の音でも動いているだろうということです。THとかでも動くでしょう。その他の音でも動いていることでしょう。すると、全体的に日本語的になる可能性があります。

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