英語喉にピンと来てくれる人がたくさんいる。

先日は、米国西海岸の人からメールがあり、ピンと来られたとのこと。早速、紀伊国屋のトーレンス店に、英語喉があるみたいですよとお知らせした。そのかたは英語の発音を真剣にやりだして、時間がたったころ、自分の声の質自体が変わってきた?ような体験をされたらしい。だからこそ、ピンと来られたのかも、、、とのこと。

そういう原体験は大切かもしれない。

逆にピンと来ない人もいるが、これは、特に、英語の音声について、ものすごい多くの勉強をされてきて、本の知識を持っている人で、アクセントと位置って意識してやる必要はないんですよと言っても、信じられないというタイプと、もう一タイプには、口発音自体の完成度が高く、喉でしゃべるということがなかなかピンと来ないというタイプの人もいることだろう。

後者のかたがたには、ぜひ機関銃英語から、ネイティブメソッドに入ってもらいたい。聞き取りの感度をまず高めると、英語の音色もよく聞こえるはずだ。シラブルさえやっておけば、中国人と同じ立場に立てるのだ。口発音だが、シラブルは聞ける、だから聞き取りはOK。

今日ふと気づいたのだが、前は苦手だった聞き取りのある1つのタイプが全然問題でなくなった。前は、自分が聞いたことのないアメリカ人の名前を聞くと、スペルを教えてもらわないかぎり、音がくもったような印象で聞こえてきた。スペルを聞いてはじめて、納得するかんじだった。あるいは、よくある団体の名前とかでアルファベットのやつ。AERAとかASAとか。そういう発音を聞いても、実際に使われているアルファベットを確認しないかぎりは、音が見えてこない感じがした。

ところが、今は、スペルを通すことなく、音をキャッチしている。そしてその音も、クリスタルクリアだ。

ただし、弊害もある。仕事をしながら、音楽でも聴いてやろうかとおもうのだが、意味が頭に入ってきてしまって、仕事にならない。だからクラシック音楽に変えざるをえなかった。

またこんな弊害もある。これまでポップな歌だと思い込んでいた歌が実は暗く、陰気になるような歌詞だったということに気づくことがある。その代表がボブディランだ。今まで自分は聞いていたのか?と思うことがある。

これまでは聞けていなかったアジア系をおちょくるジョークなども、耳に入ってくる。SCARY MOVIE3を見ていたら、ある登場人物が、なにかお化けが出てくる直前かなにかのシーンで、「何か起こるんじゃないかって胸騒ぎがするわ、、、よくあるでしょ、、、アジア系の人が自動車を運転しているのを見たときに感じる感覚、(運転が下手糞だということ)、、」

機関銃を薦めたが、それでも英語喉の50レッスンはこなしてほしい。というのは言語は究極的には友達をつくったりすること、コミュニケーションが目的である。そのためには、喉発音ができていないといけない。

口発音では、通じないどころか、怒っていると思われてしまい、友人ができないのである。

これは本当である。

これまで何万人日本人がアメリカに留学してきただろうか。どんなにがんばっても、日本でやるようには友人がつくれない。

もちろん、例外はある。社交的な人とか色々いるだろう。

ところが、日本で日本語の場合は、社交的でなくても、友人はできる。

英語喉を実践し始めると、社交的でなくても、ネットワークができてくるのだ。何かに呼ばれたりしだすのだ。

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昨日、アメリカのあるダンスコンテストの番組を紹介した。アジア系のカップルが出たのだが、男性のほうは、口発音で、女性はネイティブだった。で、男性が口発音で(といっても、おそらくアメリカに長く住んでいるだろう)、あることを言った。3ビートは正しかったから、言っていることは誰でも分かったのだけど、女性のほうが、冗談で、それを喉発音で言い直した(なまりで分からなかったでしょう、、、みたいな感じで)。で、あとで、(ちょっとキマリが悪くかんじたのかな)、冗談よ、、、と男性に言った。口発音である男性は、狐につつまれたような表情をしていた。

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2 thoughts on “ピンと来る人 来ない人

  1. あきひろ says:

    「英語喉」と「機関銃」を通して「自分なりに」英語は聴けるようになったと思います。
    英語の歌はゆっくりした曲なら部分的にわかるようになったかな?
    あと「英語の歌詞」は特定の単語の組合せが結構多く感じたのは偶然でしょうか?

    ただ「機関銃」でsとth(無声音)、zとth(有声音)の聞き分けが難しいです。
    確かに自分でも発音の言い分けが出来ません。
    LとR、BとVは自分で発音の言い分けが出来ているからか聞き分けは出来ます。(と思っています)

    あと最近気になってるのはカズさんの言われてる「普遍文法」
    日本人が話す日本語でも誰が「よし、ここは名詞で形容詞を間にいれて動詞は過去形にして次に副詞を…」(例なんで滅茶苦茶です(笑))て考えて話してる訳じゃなく。
    また相手の言っている事(単語)を「100」聴くんじゃなしに「意味」さえ理解できれば良い訳で。

    同じ事を感じたのは、てんまさんがメルマガで言われていた「音読ではとても追いつかない速さ」の速読。
    確かに日本人が文章を読むときにイチイチ脳内で「音読」してるのではなく、読んでいますよね。

    確かに漢字が書けないと人に文書で伝達するのは難しいです。
    その漢字にあたるのが英語の語彙だと勝手に思っています。

    聴いた事がある事が言えれば伝わる。
    ですよね?

    先日、テレビでTerminator 4の監督が出ていたのですが、
    「秋葉原」が好きだと。
    その時の発音が Aki-Bara と聞こえました。
    インタビューの途中からは間にHaが入りAki-Ha-Baraとなっていましたが、おそらくインタビュアーに合わせていったのだと思われます。

    実際に自分で発音してみるとAki-Baraの方が言いやすい。

    いやぁ本当に「喉」って面白いですね。

    間違えてたら凄く恥ずかしいですが(笑)

  2. zen says:

    > 今日ふと気づいたのだが、前は苦手だった聞き取りのある
    > 1つのタイプが全然問題でなくなった。
    > 前は、自分が聞いたことのないアメリカ人の名前を聞くと、
    > スペルを教えてもらわないかぎり、音がくもったような
    > 印象で聞こえてきた。スペルを聞いてはじめて、納得する
    > かんじだった。

    かずさんの「喉の旅」は遠くに見える光(beacon)として
    とても刺激になっています。
    自分の行き先に何があるか、を示してくれてる感じですね。

    私は今も、名前とか固有名詞については、まさに
    「スペルを聞いてはじめて、納得するかんじ」です。

    > ところが、今は、スペルを通すことなく、音をキャッチしている。
    > そしてその音も、クリスタルクリアだ。

    このまま喉の旅を続けて行けばクリスタルクリアになる、と
    したら興奮してきますね。

    > またこんな弊害もある。これまでポップな歌だと思い込んでいた
    > 歌が実は暗く、陰気になるような歌詞だったということに気づく
    > ことがある。その代表がボブディランだ。
    > 今まで自分は聞いていたのか?と思うことがある。

    これはわかりつつあります。
    かつて良い曲だと思っていたものが、苦笑してしまうくらいに
    低次元な歌詞だったことがありました。
    まだ一部の曲に限りますが。

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