さて、まずですが、以下にエリンが挑戦!という外国人用の日本語練習用サイトがあります。

https://www.erin.ne.jp/jp/

何が興味深いかというと、英語喉を知ってしまうと、日本人らしさと外人らしさがよく見えてくるのですが、登場するエリンさんが、イギリスからの留学生という設定になっているのに、ずばり日本人的なので、それが面白い。でも、微妙に、アホ?みたいにふるまうことで、外人風にしようとしている点もみてとれる。

クラスメートが友達を紹介するよとエリンを呼ぶと、エリンが小走りに教室を走るあたりなど、100%日本人じゃんって感じなのだが、ポイントは、日本人の「外人観」だ。

アホのような振る舞い=外人

というパラダイムなのじゃないかな?あと、エリンさんの目がどちらかというとパッチリしているのだけど、それが日本人の外人観なのじゃないだろうか?

目がぱっちりしている=外人

でも、英語喉をやり気づいてみると、目が細い外人はなんぼでもいる。

さて、本論にうつるが、英語喉254ページの「ネイティブメソッド子音抽出練習表」は大切かもしれない。

MIUさんに教えて実感したことがある。あ、そういえば、多くの人が以下の文を読むときに、共通している点がある。

英語喉41ページ
My dad has a fat cat.

特にFATのところのAがa_なのにAになる。

MIUさんの場合は、a_の発音がMAPならばっちりいえたのに、HAVEとなると言いにくかった。そこで昨日のコメントによると、MIUさんは、解決法を発見し、練習されている(その解決法が以下に書くことと同じではないけど、だいたい同じような効果を生みそうだ。結局のところ。)

FANにせよHAVEにせよ、FとHで両方とも、いわゆる無声音である。英語喉では無振動音と読んでいる。ほかにもSやKがある。

日本語では子音と母音の結びつきが蜜だが、特に、無声音となると、ほとんど密着型になるのではなかろうか?だって、日本語では無声音はほとんど息のようにとらえられている。口の中で息的な音を出しながら、喉で同時に母音を出すことは可能だ。

(やはり無声音を英語喉でそうしているように無振動音と呼びかえるのは大切なのではないか?無声音だと本当に声のない音と思われてしまう。)

英語喉の基本に戻ろう。全ての音が独立されて発音され、さらに(矛盾するようでしないのだが)、スムーズにつながっているのである。

従来のメソッドは、SやHなどの音を口の中での風の風圧?を増やすことで練習をする。これが大問題だ。Sをおもいっきり口のなかで、SSSSSとやる練習をされるのだが、これでは全くの逆効果である。THを教えている人が、おもいっきり口のなかの空気を歯と歯の間でならしす指導をされていたが、これも全くの逆効果だなあ、、、悲劇だと思う。これからも多くの人がこれらの方法で人生の時間を無駄にしていくことだろう。

さから、例えばHAVEはやはり

H+a_+v

なのだ。しかし、日本語のとくに硬い方言、標準語を喋るならば、どうしても
Hを口で空気を鳴らしながら同時にa_を言おうとしてしまうだろう。するとどうしてもアが浅めになってしまう。

基本に帰ろう。一つ一つの音を喉で言うこと。例えばHSもアクビエリアで感じよう。

そしてそれをスムーズにつなげてみよう!

それでは音声でやってみましょう。

英語喉254ページの「ネイティブメソッド子音抽出練習表」で無声音(無振動音を選んで練習)+250ページの発音練習表(1)のK行とS行を練習。
www.estat.us/blog/separate_05_07_2011.mp3  

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2 thoughts on “無声音は母音とくっつきやすいので要注意

  1. アキ says:

    カズ先生、今日の日本は全国的に晴天の所が多いようで、ゴールデンウィーク最後の日曜日であります。

    ところで、最後のURLのリンクが壊れていますよ。
    しかし、KとSの子音の後に母音を続けて言ってみましたが、なるほど他の子音よりも日本語とは違う感じがわかります。日本語のカ行サ行とは違って、子音と母音が離れた感じになりますね。しかし、この無声子音は母音とくっつきやすいので要注意という問題も、喉から力を抜くということだけで解決する問題ではないですか。日本人の喉発音の要諦は、結局全て、それだけではないですか?
    従来の発音教本の高級な物(高名な学者先生が書いている物)に必ず書いてあることの1つに、「有声子音の前の母音は、無声子音の前の母音よりも長く言う」があるそうですが、これも喉から力を抜いて喋ると自然にそうなる感じですよね。まあ、ドーデモ良いことか。

    >しかし、日本語のとくに硬い方言、標準語を喋るならば、どうしても
    Hを口で空気を鳴らしながら同時にa_を言おうとしてしまうだろう。するとどうしてもアが浅めになってしまう。

    これは面白いご指摘ですよね。標準語というのは東京語・日本の共通語のことだと思いますが(実際は標準語という抽象化された架空の言語を喋る人は存在しない)、確かに他の方言と比べても、東京語は喉を硬くしないときちんと言えない。鹿児島弁と比べると、非常に固い。私も東京語を喋っているとき(日常のほとんどはそうですが)は、体の筋肉まで硬くなってしまう感じがしています。そう言えば、都内には世界一、マッサージ屋が多いと聞いたことがある。外国人の留学生などで日本語の勉強を始めた連中が共通して感じることの1つに、日本語は肩が凝るという話しがありますが、あれは本当でしょうね。
    英語には日本語の「肩こり」に相当するような単語は存在しないと聞いたことがありますが、それは本当ですか?
    和英辞典を引くと、stiff neck とありますが、これ本当にアメリカ人は使う言葉でしょうか?
    腰痛は、lower back pain となっていますが、これも本当かな。

    ところで私も、喉をリラックスさせて英語を喋るのに慣れてきたせいか、最近、カップル・二重母音(IU と a_U)の発音について感じることがありますので以下に質問させてください。

    few, view などの母音 IU は、Iu または Iw_ の方(イォ みたいに)が言いやすく感じます。ネイティブが喋るのを聞いても、そんな風に聞こえることが多いです。後ろの母音をUで(イウ みたいに)言うと、喉に少し余計な力が入ってしまうように感じます。

    now, how, house, mouse などの母音a_U も同様にして、a_u または a_w_ の方(アォ みたいに)が言いやすく感じます。英語放送を聞いても、ナォ、ハォ、ハォス、マォスみたいに聞こえることがあります。後ろの母音をUで(アウ みたいに)言うと、これも同じく喉が少し力んでしまう感じがします。

    以上のような私の、二重母音の発音でも良いでしょうか?
    ぜひ、ご教示くださいませ。

    ああ、今日は天気が良いので、またしても長文になってしまって失礼しました。
    カズ先生もお元気で、今後のより一層のご活躍を、お祈り致します。

  2. 上川一秋 says:

    >日本人の喉発音の要諦は、結局全て、それだけではないですか?

    全くその通りです。それに加えて、音が上がり気味になっても、喉発音を保たないと声が硬くなりますから、気をつける必要があります。

    ご指摘のとおり、「肩こり」という概念がアメリカにはないように思います。肩たたきなども存在しません。マッサージはありますが、肩たたきはないです。

    二重母音のほう、おそらく喉がびりびりなっているのが、そのように聞こえる感じではないでしょうか?それならいいように思います。

    こちらも天気が良かったです!

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