MICHYさんが音声UPされていて、国産ネイティブ寸前です。 個々の音についてまた後で指摘します。

Bento Box: http://voon.jp/a/cast/?id=qr7psq7tsqh0eyee#player
少しスピードアップ
Bento Box: http://voon.jp/a/cast/?id=ykoml2nuzjiegznb#player
音を大切に読んでみた
Bento Box: http://voon.jp/a/cast/?id=8hym6dl8wrhhkcko#player  

 

MASAさんに以下の質問をいただきました。

「海外映像を見ていてbelieveやbeforeがバリーブ、バフォアと聞こえることが多いのですが、あれってIrelandのaがi_と発音するけどアっぽく聞こえるのと同じですか? (余談ですが、かず先生が前にguitarの発音のことをブログで書いておられたのを受けて、先日英会話カフェのアメリカ人にguitarの発音を教えろと迫ったところ、guitarのui部分をイのように発音するのが一般的でアのように発音すると南部っぽくなる、カントリーミュージックのイメージだと言われました。しかしこれもひょっとしたらかたやIでギターに聴こえて、かたやi_ゆえにIrelandのようにガターと聞こえるのかなとも思ったりです) 」

答えは、YESだと思います。実際、確かに、IRELANDのLANDってアに聞こえる感じがしますが、実際、喉の奥でL-i_-ND_と発音してみると、やはりi_だと実感できます。もしかしたら、Bの発音の影響かもしれません。Bだけを発音すると日本人の耳にはブっぽく聞こえますが、その影響????

ま、いずれにせよ、できたらOK?

ただ、GUITARの件ですが、アメリカ人がゆっくり発音してくれるときの英語と、普段使っている英語が違うということがあります。ですから、そのネイティブの人が実際は、間違っていると言うことだと思います。日本人に外国人用に「陽子」と発音してくれというと、はっきり、くっきり、よ、う、こ、と区切って言うでしょうが、実際はヨーコですよね。それと同じでしょう。

ITALIANという単語も似ています。最初のイはu_です。イタリアンと発音するアメリカ人はいないと思っていいでしょう。でも真顔で聞くと、イと思っているかもしれません。実際は、アメリカ人は外来語に関しては、一番楽な発音をしているのでしょう。

アメリカ人は、英語の母音がいくつあるかさえも、把握していません。

まあ、しかし、英語喉をやっているとそのうちネイティブに聞かなくても、自分で分かるようになります。

OBAMAという名前の発音にしても、こないだ、アフリカ人の人と大笑いしたのですが(なぜアメリカ人はアフリカの人の名前など単純なスペルなのに正しく読めないのかと)、でてくる位置でAの発音が違います(O-B/B-A-M/M-u_-#)。外来語の場合は、そうしたら楽だという発音で発音しているので、そういうことになります。

例えば、機関銃英語の収録のときに、TELEPHONEとナレーターさんがゆっくり発音したときに、TELEのLEがどうしてもエになったので、ジーナが御願いして取り直しました。しかし、これは間違っていると言えるかどうか、すれすれですよね。日本人が陽子をゆっくり言うと、よ、う、こ、、、ですが、これは間違いではないです。ゆっくり言うと、確かにそうです。

TELEPHONEを日本人の勉強用にとゆっくり言うと、やはりテレ、、、という感じにおもいっきりレみたいになるのです、、、が、普段の会話では、T-E-L/L-i_-F/F-O-Nが正しい。また、ノンネイティブとして、そういう発音を自分でもしていないと(というか、ゲップエリアが発音エリアになっていれば、そういう方が楽です)、英語があいまいに聞こえます。ゲップエリア音は、日本人が雑音として処理してしまいそうな音色を持っているので。

さて、believeやbeforeの件ですが、実際、これも英語喉の表記どおり自分で発音してみると、確かに、日本人的感覚ではバリーブ、バフォアのように聞こえるでしょう。

さて、ここでややこしい問題もあります。日本人相手かどうかに関係なくて、実際に、ゆっくり読むときと、普通に読むときで違ってくる単語があります。BEHINDがそうです。普通に読むときは、B-u_-H/H-AI-ND_だと思いますが、一語だけ、はっきりくっきり読むとき、B-I-H/H-AI-ND_と読む可能性があります。

その理由は、ゆっくり読むときに、BEHINDという単語が崩れてしまい、BEFとHINDと認識してしまうからでしょうね。

TELEPHONEの例と同じでしょう(でしょう、でしょう、と言っているのは、ジーナに確認せずに書いているからですが、これまで聞いたことをまとめると正しいと思います)。

普通の会話ではTELEPHONEを一つの意味の塊と認知していると思います。でもゆっくり読むときは、TEL とLEFとPHONEと三つの塊に分けて考えていて、意味のことをあまり意識せずに読む、、、と。するとLEFがレフみたいになってしまう。LEFだけを見ているので。

これは、間違いと言えるかどうか分かりませんが、日本人としては、普通の英語を知っておかないと、英語が曖昧に聞こえるので困ります。

これらのことは、私が発見したわけではなくて、ジーナが自分、そして他のアメリカ人が実際はどのように喋っているかを観察した結果分かったことです。

特に、アメリカ人は、綴りが不得意ですが、そのことが逆に役にたったと言っていました。

例えば、アメリカ人でYOU'REとYOURを同じに綴る人がいます。THEREとTHEY'REを同じに綴る人がいますが、実際、これらの音は同じなのです。

 

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10 thoughts on “ゆっくり教えるときのネイティブ発音と、普通のネイティブ発音が違う件

  1. Michy says:

    かずさん、おはようございます。ありがとうございます。嬉しいですね。
    しかも、なんとなく良い感じだったので、三つも録音してしまいました。。。
    あの感じが喉発音なんですね。
    これまで何回か聴いて頂きましたが、いつも考えていました。
    喉発音とは?と考えながら、毎回音声アドバイスを聴きながら、
    試行錯誤していた中、突然でした。
    喉全体が響く感じ。。。あれっ!?この感じ!?
    まさしく、喉発音開眼!?かと思い、録音しました。
    しかも、かずさんが言うように楽で、音が切れにくい感じでした。
    あの感じを忘れないように今も短くても練習しています。
    では、また音声アドバイスお待ちしています。

  2. Masa says:

    かず先生

    ご回答有難うございます!
    非常に分かりやすいお答えで、すっきり致しました。

    ところで、かず先生がご紹介されていた番組『バチェラー』を私もYoutubeで観て、内容的にもかなりハマっているのですが・・・そこでの彼、彼女たちの発音をネイティブメソッドで自ら再現しようとする練習なんかもしています~

    あ、それと今朝のことですが・・・英語の歌をメソッド発音で歌うことで、自分の「喉課題」のうちひとつをクリアできました!

    他の実践者の皆さんはとっくにクリアしていることだとは思いますが、発音エリアに左右されずに音程を自在に出す要領を体得できたのです。

    ゲップエリアは低くなる傾向はあっても必ずしも低い声しか出ないわけではないということを頭で分かっていても・・・実践ではi_やu_はどうしても低~~~~~くしか発っすることができず、喉の断面図的に全体を意識しても難しかったのです。

    しかし歌(ビートルズのSomethingとかD'ont let me downなどの冒頭からゲップエリアの高い音を要求される曲)を喉発音記号に忠実に歌ってみて、以下の事が分かりました。

    ①音色の決定②音を響かす場所の決定③音程の決定

    あたりまえなのでしょうが、この三つは全く別々の要素であり、しかも同時に起こるということが実感として分かりました。

    ①喉のフォーメーションというかフォルムというか、喉をどういうカタチに持っていくかで音の「素」を決める(場合によって舌が少しだけ補助する)

    ②その「素」①をアクビエリア最上部からゲップエリア最深部までのしかるべき場所で響かせる

    ③当然だが日本語とまったく同じ要領で、声帯の張り具合?で②と同時に音程を決める

    この分析、間違ってたら指摘してくださいw

    ともあれ、歌を歌うことで、この三つを同時にする=たとえばゲップエリア最深部でも高~~い声を出すことを納得&体得できました。
    だので、もう歌でなくて話し言葉でも、エリアと関係なく自在にを調整できます!

    あ、練習してる途中にかず先生の「英語うなじ」を思い出し、かなり役に立ちましたです~
    ゲップエリアの高い声はうなじも含めての広いゲップエリア感抜きにしては出しにくいという感覚です。

    ともあれ一皮むけたようです。
    も少しブラッシュアップしてBentoBoxまたUPしますね。

  3. taki says:

    はじめまして。先日本を買わせていただきました。今練習中なのですが、正直苦戦しています。
    過去の記事とかぶっているかもしれなく、大変初歩的な質問で申し訳ないのですが、はじめはどのように練習すればよいのでしょうか?

    さまざまな記事で喉を閉めないで ひらくという感覚が分からなく、声を低くすると喉に力が入ってしまいます。 よろしくおねがいします。

  4. 上川一秋 says:

    MICTHYさん、この後、音声指導のほうUPします。

    MASAさん、歌うときは、全てをできるだけ低い位置に持っていくのがよいです。(1)の喉の形ですが、これは、体内用カメラで取ると分かるでしょうね。勘では、そのときにしたくなりそうな口の形と同じような形をとっている可能性はないですかね。気持ち的にはそういう感じですが、これは全くの主観です。例えばMAPのAを言うときに、なんとなく、声帯がだらーんとひらいている感じです。あくまでも体感的に。口もなんとなくそうしない気分です。しなくてもいいけど。

    (2)は歌のときは、できるだけ低い位置に持ってくるとよいです。事実上、アクビエリアの音はゲップエリアでも出せます。大は小を兼ねるみたいな幹事。でもゲップエリア音はアクビエリアでは出しにくい(例 i_ は喉の浅い場所では出せない)。

    アメリカンアイドルを見ていたら、寝ながら歌う練習をしている人がいましたよ。肺で歌うみたいな感覚でやれと言われていたと思います。ちなみに、それを見たのは英語喉出版前でした。

    (3)微妙に違うような、、、日本語だと高い音だと鼻のほうにいく感じ?

    ところで、先日、歯磨きしながら、ハミングというか喉ミングをしている自分に気づきました。鼻歌みたいな感じですが、鼻じゃなくて、喉の根元をごろごろやりながら、喉ミングしていたのですが、あれ?喉発音を知らない人は、歯磨きしながらハミングできる???

    日本人だと鼻歌になるので、口に歯ブラシが入っているとやりにくい???

    英語うなじは、アシュラさんというかたがおっしゃっていることですね。

    プレスリーのような歌い方で練習するのがよいと私は思っています。喉の奥の奥にリーチするような歌い方です。

  5. 上川一秋 says:

    TAKIさん、音声でTAKIさんが目の前にいると想定して、録音しましたので、今日のBLOGのほう見てみてください。

  6. Zaku says:

    KAZさん宜しかったら~it in the ~を続けてうまく発音する方法教えて頂けませんか?文章とか結構これ出てくるのですが、なかなかうまく続けて言えないんです。。

  7. 上川一秋 says:

    #-i_-T/d_-i_-N/th-u_-#
    なので、例えば、I saw it in the book
    AI-S/S-O-w_/w_-i_-T/#_-i_-N/th-u_-B/B-u-K
    AI-S/S-O-w_/w_-i_-T/T-i_-N/th-u_-B/B-u-K
    AI-S/S-O-w_/w_-i_-T/d_-i_-N/th-u_-B/B-u-K
    のなかの言いやすいので、練習されてはどうでしょう。

    音声をUPしてもらえば、もっと詳しく診断できます。

  8. Zaku says:

    もう少しだけUPまってください。bentoもいづれUPしたいと考えています!
    この方の発音をどう思われますか?
    私には天満さんと話し方に共通点をいくつも感じます。KAZさんはどう感じられますか?

    ttp://english-library.net/lecture/lecture.php?cis=player_qt.cis&content=nelv0047&mg=1&mode=cis&player=qt&session=6885410264995024&uid=elu0
    西村さんといわれます

  9. Zaku says:

    教えていただいたこと練習してみます。そして期をみてUPします!安定した喉音になりたいと常に思います。

    (私学生時代に、音が響かないように話す方法を一生懸命練習して身に付けようと努力していました。こんなことする人ほとんどいませんよね。。逆ネイティブです。。Sの発音すらあまり音をたてないでいうようにしていた位ですから。masaさんの表現を借りれば倍音ゼロを目指していましたから、今はその逆をやろうとしています。やっぱり英語が話したい。これが今までがんばってきました。そして、これからもがんばりたいです。有効な手段を使って☆)

  10. 上川一秋 says:

    そのリンク先のかたは、発声方法は喉の深いところからだからいいのですが、個々の音の特徴を出そうとしていないです。でも英語喉をすると、すぐできるようになるでしょうね。

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