英語はノロマな亀である 日本語よりも遅い遅い (皆さん、これ絶対読んでね)
英語の聞き取りに苦労している人が多いが、 英語は日本語よりも遅いということをはっきりと認識してほしい。本当にノロマな亀だ。 だって、1シラブルに普通、少なくとも3つは音を入れなくてはいけないし、二重母音やら、複数の子音が入れば、シラブルがちょっと伸びてしまうかもしれない。 一方で、日本語こそが、機関銃言語である。1シラブルに、普通二個しか音をこめないから、速い速い。 <最近、英語が早口すぎて困っているという人の相談を聞いたが、それは、もしかしたら、英語を2ビート(日本語の要領)で喋っているからではないだろうか?> さて、音声で聞いて、発想の大転換をしてほしい。日本語を早めに言って、シラブルに合わせて、手拍子を打ってみる。速すぎて、手がついていかないほどだ。 ところが、英語ではどうだろう?速めに喋りながら、手拍子を打ってみても、余裕でついていける。 おはようございます、のヒラガナごとに(つまりシラブルごとに)合わせて、手を打とうとしても、速すぎてついていけない。ぱぱぱぱぱぱぱぱぱ。 しかし、GOOD MORNINGは余裕でついていける。3シラブル(GOOD-MOR-NING)なのでパンパンパンと手拍子を打ちながら言ってみよう。HOW ARE YOU?は3シラブル(HOW-WAR-YOU)なので、パンパンパンでいける(シラブルというのは、基本的に子音ー母音ー子音からなる音の塊)。 ところが、元気ですか?は ぱんぱぱぱぱ、、と結構速い、速い。 音声で聞いて確認してほしい。 英語はノロマだ。早く聞こえるのは、文字通り、MとかKとかAとかの個々の音を聞いて、それを処理しようとしているからだろう。 しかし、英語のヒラガナであるシラブルにピント?を合わせてほしい。すると、のろまに聞こえる。 喋るときも、のろまでよい。 英語はノロマな亀です。 音声はここです。 www.estat.us/blog/sloweng.mp3 <100年後にこの文章を読んでいる日本人の皆さんへ: 今日は、2010年の9月27日です。100年前はこれを言っても、信じてくれる人はあまりいませんでした。なぜならば、2000年代初頭の日本では、精神論が猛威を振るっていたのです。がんばればよいとか、がんばることが大切だとか、そういうことに、気をとられていたのです。でも、多くの実践者が喉パラダイムを経験して、少しづつ広まっていましたよ。>
日本に住んでいるアメリカ人に英語で喋るのは、、、
最近、同志社のESS関係の後輩(?)から喉相談を受けたりして、思い出したことがある。 *** 先日、1988年ごろ、同志社で知り合い、よくつるんでいたアメリカ人と、久しぶりに電話で話をした。久しぶりといっても、20年ぶりぐらいだ。彼は、当時発足したJETの第1期で日本に帰ってきたと思うので、日本との付き合いも長い。 さて、彼が鮮明に覚えているといったことがある。それは、彼と彼の友人達(アメリカ人)が同志社にやってきて、初めて私と喋ったときのことだ。それは生協のところだった。私は彼ら5人ぐらいと話をした。それが最初の出会いだった。 さて、彼が先週言うには、あの最初の会話のあと、皆とこう話をしたというのだ。 「ああ、英語のできる日本人がいて、よかったぜ」 みたいな。 その話を聞いて、ちょっと意外だったが、よく考えると府に落ちる。 意外だったというのは、私は当時の感覚では、日本に日本語を勉強しにきているアメリカ人に英語で話をするのは、ちょっと失礼なのかなとか、あるいは、あまりに外国人との交流を推し進めるのは、外国人の金魚の糞のようで、恥ずかしいことなのかな?という感覚があった。 しかし、そうではないのである。 日本には、あまりに英語のできる人がいないために、私が英語ができるということで、ものすごくうれしかったということなのだ。 その後、というか、最近、分かってきたのは、アメリカ人が日本の大学などに留学して、やや不満に感じるのは、日本人との会話が、「はしの使い方がうまいですねえ」とか、「寿司がすきですか」より上のレベルに行かないということらしい。 それを考えると、20年以上前に、アメリカ人が私にあって、英語でなんでも言えるという人を見つけて、喜んだというエピソードは納得できる。 そりゃ、お前ら日本語勉強して、日本人と日本語喋れというのは、確かに正論だが、、、 そういえば、帰り際にカードをくれて、感謝をしていたアメリカ人の留学生がいた。え、なんで、ここまで感謝してくれるんだろうと当時は分からなかった。 とまで書いて、時間ぎれになったので、また後日書くことにする。 とにかく、ポイントはこれだ。 喉実践者よ。 日本に住んでいる留学生などと喋って英語を勉強しよう、、、ということ。 いや、勉強のために使うという感覚がいやかもしれないが、そんなこと心配せんでも、喉で喋って、自然にまかせればよい。 遠慮しないように。 アドリブ英語で今日のトピックについて喋ってみました。 音声はここ。 www.estat.us/blog/foreign.mp3