May 9, 2016

批判的コメンタリー
海外の教育システムが良いという言い方の特徴

海外、特に米国の大学教育を見て、日本と違う、日本より良い、これが経済力に関係してくる、、と言い方をするときに、無意識のフォーカスは、勉強ができる層の話が多い。アイビーリーグなどの大学の教育を見て、それ素晴らしい、日本もこれを真似しないとという論調になる。 アメリカで大統領選挙などで、経済の活力について語るとき、特に共和党の場合、スモールビジネスに注目して、これが米国の活力だと強調する。アイビーリーグがどうのこうのという言い方は票につながらないし、あまりしない。 日本人がアメリカの教育を見るときにエリートの部分を見すぎると思う。 アメリカのアイビーリーグなどは、日本でいうと、コスプレとかアニメオタクの文化に似ていて、サブカルじゃないかと思う。 別にアイビーリーグに行かなくてもいいのに(米国は大学の評判と将来の給料の間に統計的関連がないと研究では出ている。高卒VS大卒はあるけどね。 行かなくてもいいのに、わざわざ行く子供たち、そして親達はサブカルなのだと思う。 そういえばアジア系、親が移民の子供たちで、そういうアイビーリーグに行きたがる傾向があるのではないか。 アメリカの経済的活力をみるときに注目したいのは、地元の高校で夜間にやっているアダルトスクールとか、コミュニティーカレッジでオファーされている職業訓練とかのコースじゃなかろうか。エアコンをとりつけるための免許を取るためのコースとか、電気技師になるための短期コースとか色々ある。 あまりお金をかけずに、勉強してビジネスを始めるというのが経済の大きな部分になっているように思うのでした。 一つには移民の人が多いので、そういうのがないと困るということがあります。 カタログが送られてくるんですが、どんなクラスがあるのかなと見るのが楽しみです。    

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