アメリカのサービスが悪い(?)という件

よくアメリカのサービスは悪いとため息をもらしておられる人が多いのだが、自分は違った意見を持っているので、まとめて書いてみたい。 理論的には、そもそも、資本主義の国のご本尊的存在の米国でサービスが悪いということが考えられるだろうか? これは、働いても、給料に反映しない理論的には共産主義の北朝鮮だとか、役所だとかなら、がんばってもしかたがないので、サービスが悪いかもしれない。 でも、特に、チップ制度の発達したアメリカでサービスが悪いということは理論的には考えられない。 私はアメリカに20年になるのだけど、確かに以前は同じように感じていた。が、英語喉を10年ほどにやりだしてから、分かったこと。 アメリカ人が態度が悪く見える理由、 その1.日本人はサービス精神を表情で表すのに対し、アメリカ人は普通ぼけっとした顔をしている点。アメリカのレストランなどでは特に細かい注文が多いので、真剣にオーダーを聞いていることもある。特に男はドライジョークが多くて、ぼけっとした顔で対応する人が多い。でも、そういう顔なのだ。 その2.日本人(というか、標準語話者)は、英語の音色で伝わってくる感情が聞こえていない?英語は特に、シラブル内の音程の起伏で感情を伝えるのだけど、標準語は、シラブル内の音程が平らなので、そのあたりを無視して聞いてしまい、相手のフレンドリーで親切な感情を聞き取れない。 その3.日本人というか標準語話者の英語は、シラブル内の音程が平らで、そのまま英語を話すと、まるで命令しているように相手には聞こえる。 以前、モントリオールにいったときに、たまたま、となりに日本人の観光客が座った。自分たちには、同じウェートレスさんがフレンドリーなのに、その人たちのところでは、同じウェートレスさんなのに、緊張気味で、オーダーをとっていた。 その4.そもそも、日本人はウェートレスさんを、食事運びマシーンとしてしか捕らえないので、いかに、ウェートレスさんが、色んな質問に答えて、食べ物の推薦や組み合わせを教えてくれるかを考えていないので、せっかくあるサービスの10%ぐらいしか使っていない。 その5.英語ネイティブというか、いわゆる外人の声は英語喉・喉発音。女性でも男性より低い声の人はたくさんいる。外人の声は日本で言えば、人を脅かすときの声。だから、それを日本人が聞くと、横柄だとか、まじめじゃないとかいう風に勘違いしてしまう。 その6.英語は命令文でも命令じゃないことが多い。音色で丁寧にする(が、日本人は音色を聞いていないことがある)。飛行機の中で、コーヒーいかがですか?を英語ではCOFFEE?だけで聞いてくるけど、あれは失礼ではない。日本語で、「コーヒー」だけだと、えらく不親切に聞こえる。 その7.これはレストランだけに限らないが、英語ネイティブは「うなづき「や「相槌」が少なく、また、意味なく、相手の言ったことをまとめたりしないので、日本人的には、「こらあ~、おまえ聞いているのか?」という感覚におそわれてしまう。 上は、レストランを例にとったけれど、その他、例えば、ケーブルTVに質問の電話をしたりしても同じ。そもそも、「この会話はサービスのために録音しています」という状態なので、対応する電話の人が不親切であることは、非常にまれ。 ところが、日本人の英語は命令調に聞こえてしまうので、相手も非常に緊張することになるのでした。 というわけで、英語喉をしている自分自身は、アメリカで悪い対応を受けることがない。 悪いサービスをしていると首になるから。 絶対ないということはありえないけど、普通に生活していると、あんまりない。 英語喉を始める前は実は自分もけんか腰になることがあった。 しかし、考えてみるとサービス業にいる人たちは、いかに相手をだましてやろう、おとしめてやろうと思っているわけではない。そんなことをしても、彼らの懐は全然暖かくならない。彼ら自体、雇われの身だ。 録音してみようかな。いかに、アメリカのサービスの人たちが腰が低いかと言うのを示すのに。 「他に何か、今日できることは、ございますか?」とか激しく腰が低い表現が多い。 自分は、戦後、こんなに仲のいい米国と日本語が戦争をしたのは、色々と勘違いがあったからじゃないかと思う。石油を止められたから戦争を始めたというのは、納得がいかない。

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