March 2012

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言語の勘とは

会社の同僚が、今、仕事で、フランス語が使用言語である国に行っていて、FB上でコメントしていたのだが、「今、頭がフランス語になっている、、、フランス語は知らないけどね」と書いていた。 http://blog.with2.net/link.php?709532:1932 ちなみに、彼女はアメリカ人で英語が母語だけど、親の仕事の関係で、南アメリカで育った時期があり、スペイン語も母語同様に喋れる。 私は、彼女が言っていることが直感的に分かる。スペイン語とフランス語は語彙にしても、かなりのオーバラップがあるし、また文法もかなり近い。 だから、喋れなくても、フランス語の構造がなんとなく分かる。 私自身でさえ、フランス語はよくわからないのに、なんとなくフランス語が喋れるような感覚がある。 例えば、今、上に書いた文章を、なんとなく、フランス語で再現できる。単語はあやふやだけど、なんとなく分かる。 微妙に時勢など、はっきり正しくは出てこないが、フランス語におけるSUBJUNCTIVEの時制だろうな~という原始的な感覚が頭に走る。もちろん抽象的な感じでね。 あえて、書いてみよう。 Mantenant, mon ami est aux un pai que utilizefrancescomoun lingua official et … 会話だったらもっとシンプルに言うだろう。 Mantenant, mon ami est aux xxx.  Ils parlefranceset . 、、、みたいに言うだろう。単語はめちゃくちゃだ、、、でも喉から発音していれば、通じる。 単語は適当でも、フランス語圏に3ヶ月でも住めば、ちゃんとなるだろうと思う。 このように、確実にはよくわからないのだけど、なんとなくこんな感じかな~みたいな感じだ。単語が違っているかもしれないが、そのような感じの単語が使われるだろう、、、ということだ。 言語ができるというのは、こういう勘があるということじゃないかな。 ここで残念なことなのだけど、この言語の勘というのは、ヨーロッパ言語間では、非常に似ているので、わざわざ、必死こいて勉強する必要がない。韓国語と日本語は、このヨーロッパ言語から見ると、全然違う言語構造を持つので、大変だ。 だから、英語を勉強する、、、という感覚が強い。 英語の学習法、、、なんて分野も生まれる。 アメリカには語学の学習法がどうの、こうの、と言っている人はあまりいない。その言語が喋れないのに、長く勉強している人がいないので、学習法自体に感心があまりない。英語の学習本でどれがよいかという企画がない。いや、それどころか、本屋に語学の本が少ない。各言語にたいし10冊ぐらいじゃないだろうか?本屋の棚にあるのは。 言語は喋って身につけるという感覚があるからだろう。 そして、語彙レベルというのは、単純なものをしっていれば、たりる。そして、単純なものを使いながら、楽しみながらしゃべっていれば、難しい語彙も自然と身につく。 日本人の99%は、この言語の勘をつけることなく、語彙や表現を覚えようとしているが、それがまずい。 勘をつけるには、実際に、ネイティブと喋り、聞くことを頭を使って処理し、自分の頭のなかで文法を構築することが大切だ。 これをしていない場合は、英語を勉強していないのと同じなので、覚えても、忘れるだけじゃないかと思う。  

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英語ができるということ

ぐぐると、英語喉に関して色々レビューがあって、POSITIVEなものもあり、そうでもないものある。 http://blog.with2.net/link.php?709532:1932 このかたは、いいような、でもそれだけではない、、、みたいな感じで書いておられるが、、 http://foreignlanguages.blog29.fc2.com/blog-entry-182.html でも、つっこむと、結局、このかたが英語ができていないんじゃないかということにつきる。 聞き取りなども、できておられないけど、語彙とか文法でカーバーしつつ、「人によっては聞き取れないな~」とか、思いながらも、英語を教えている立場にあるし、長く勉強しているので、それなりに英語ができると思われているのであろう。 しかし、聞けて言えて、本当に英語ができたら、 理屈を色々とこねない、、、 でも、そこまで達している日本人があんまりいないのでワカラないのだろう。 例えば、英語が本当にできたら、まじで、英語に熟語なんて無いことが分かる。 日本人はTO TELL YOU THE TRUTHが熟語とか、フレーズだと思っていて、そういうのを必死で覚えるだろう。 しかし、英語には熟語がない。 これとこれが合わさって初めて意味を成すというのが熟語だ。日本語にはある。 我田引水 「が」だけでは意味がわからない。が、でん、いん、すい、、、で意味を成す。 しかし、元の中国語では、我だけで意味をなす。田だけでい身をなす。 これが英語と同じ。TO TELL YOU THE TRUTHなら、TOだけで意味があり、TELLだけで意味がある。 TO TELL YOU THE TRUEとTO GET THEREはそんなに変わらない。 意味が分かるかな。 日本人は、日本語で、熟語があるから、英語にもあるに違いないと思っている。 厳密には、熟語とは、かたまりになって初めて意味を持つ表現だ。 そんなものは英語にはない。 言い方を変えると、私がTO TELL YOU THE TRUTHという熟語?を覚えていなかったとしても、初めて聞いた時に意味が分かるということだ。というのは、TOの意味を知っていて、TELL の意味を知っていて、THEの意味を知っていて、TRUTHの意味を知っているからだ。 熟語を必死に覚えているのは、それは熟語を知らないから英語が聞けないと勘違いしているからだろう。 長く英語を勉強している先生でも、熟語が大切だとおっしゃる理由は、それは、そのかたの聞き取りが100%でないからである。 先日、でもKAZさん、I GOT ITはそういうセットの表現でしょ?とおっしゃるかたがいた。I GOT ITはそういうセット表現ではない。日本語にしたときに、「わかった」と訳すのが意外なので、覚えないといけない表現だと日本人が勘違いしている。分かるという意味のI GOT ITと、受け取ったという意味のI GOT IT。英語では同じ意味なのだ。日本語に訳すと違うときがあるというだけで、日本人が勘違いして、それがフレーズだと思って覚えている。 厳密には覚えていなくても、I GOT […]

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教えるということ

学習者のもっているものをうまく生かしながら教える、、、ということが大切だろう。 http://blog.with2.net/link.php?709532:1932 そういう意味で、すでに広島人が持っている喉発音ぎみな事実を生かしながら英語ができたら、うまくいくだろう。 残念ながら、現在の教育ポリシーは、学校に長く行って、教育レベルの高い人達が管理しているので、喉発音が認められにくい。教育年数が長いほど、口発音傾向が高い。 そもそも、エリートの大学に行く人は、やはり大都市圏からが多いし、大都市は、兵庫県よりも東に位置している場合が多いので、西日本の良い意味での「荒さ」が、教育ポリシーに影響することは難しい。 だから、なんでもかんでも、文法をきっちりととか、「言語の気づき」を大切にとか、そういう、子供が知らないようなことばかり、大人じゃないとワカラないようなことばかりが、強い。 子供、学習者が持っているものを、生かせないものだろうか? 今朝、メールを開けたら、ミシガンの高校の先生からメッセージが来ていた。来年度、統計学を教えるのだけど、あなたの書いたものが、面白いと思っていて、ちょっと話を聞かせてもらえないだろうか?ということだ。 www.estat.us/sas/OLS.doc 自分で言うのはなんだが、この文書は、学習者が自然にもつCURIOSITYを生かした感じで、教えようとしているように思う。 今回、その高校の先生と話がすすめば、この文書を次のレベルに持っていけるかも? しかし、アメリカには受験やら教科書検定がないので、こんな自由なコラボができるのだろう。どうやったらうまく教えられるだろう?なんて、ぐぐって、みつけて、メッセージくれて、じゃ、今度喋りましょうか?という展開は、非常に、グローバル時代に合っていると思う。  

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