May 2011

リスニンングを鍛えるための音声をつくりました

さて、リスニング強化用の音声を録音しました。喉の音を聞く、シラブル・3ビートのボンボンボンのリズムを聞く練習です。 www.nippondream.com/blog/renshu_05_02_2011.mp3 皮肉なことに、多くの日本人がモデルとして聞いているアメリカの標準英語が一番、シラブルのリズムを感じにくい英語です。もちろん、聞こえ始めるとあまりにも当たり前のようにリズムが聞こえ、音の細部の細部まで聞こえるようになります。 しかし、かけだしの英語喉実践者にとっては、結構、苦労してしまいます。特に、英語上級者であるほど、知っている単語で気が散ってしまい、本当の音が聞けないという状況が生まれます。 先日も、英語喉実践者とビールを飲んでいるときに、となりにいたアメリカ人のピートさん(仮名)が、普通に英語を喋っていたのですが、英語喉実践者のかたが、ピートさんがなまっていて英語が聞き取りにくいというのです。私にとっては、全然なまっていなくて、普通の英語をしゃべっていました。実践者のかたが、いや、他の人に聞いたけど、ピートさんの英語はたしかになまっている、、、と。 しかし、それは、アメリカ人でも、誰でもある程度のなまりはあるはずですから、そのささいな部分を指していっているだけです。 そのピートさんは全然なまっていなかった。その証拠に、その彼と話していた東アジアのある国の出身者は、まったく問題なしに、ピートさんと会話しているのです。 私の診断では、その英語喉実践者氏は、それなりに、英語がすでにうまいので、聞き取りのさい、逆に細部まで聞きにくくなっているのではないかと思います。 まずは、意味をとろうとして聞くことをやめることです。すると、あちらのほうから意味が歩いてきます。 その練習のためにいろんな音源を合わせて、練習テープをつくりました(このエッセイの最初にURLをコピーしました)。意味をとろうとすることを停止し、喉の音、それからシラブルのリズムに集中してください。 さて、以下が音源です。日本語でも、幼児の喋る?言葉、各種方言(以下では沖縄方言)は3ビート、あるいは3ビートに限りなく近いです。2ビートの例として、茂木さんが英語で喋っているのを同時通訳をされている音源を選びました。標準の日本語が、英語の2倍ぐらいは早く喋られているのが分かります。そして、コックニーを聞き、最後にオバマ氏の演説です。これらの音源をいったりきたりして、耳をリズムに慣らします。 娘1歳半 本を読む http://www.youtube.com/watch?v=x40wTwtjmS8&feature=related 沖縄の方言紙芝居 http://www.youtube.com/watch?v=nBcBFGs_Seo&playnext=1&list=PL66C414F2D6B1CEF8 TEDxTokyo - 茂木健一郎 - 05/15/10 - (日本語) http://www.youtube.com/watch?v=5CcA-ucHKQg Cockney Accent http://www.youtube.com/watch?v=WBQxU8K1uJw&feature=related President Obama on Death of Osama bin Laden http://www.youtube.com/watch?v=ZNYmK19-d0U&feature=featured

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驚きの事実 お嬢ちゃん(1歳半)が一番声が低かった!

今日はむちゃくちゃ驚いたことを書く。 そして、これは私が発見したのではないのだ。 土曜日に、ご夫婦を教えさせてもらいましたが、1歳半のお嬢ちゃんの声が一番、低かったのは、度肝を抜かれた! もちろん、これは、日本語を喋っていた私、ご主人、奥さん、そしてお嬢ちゃん(1歳半)を比べた場合であり、英語になると私が一番、声が低かった。 しかし、ご主人がそれをおっしゃるまで、私は、そんなことを考えたことさえもない。 お嬢ちゃんが、私達の発声練習につられたのか、あ~~~とか言ったり、泣いたりするたびに、私が、 子供は喉発音で、僕らの中で一番うまいですね~~~とか言っていたのだ。さらに、響きがプロの歌手みたいに、大人よりも、あった!声も大きい。 しかし、ご主人が、一言、「声も低いですね」と言った瞬間、私は、天動説が地動説に変わってしまったような、頭を鈍器で殴られたようなショックを受けた。 なんと、日本語を喋っている限りでは、そこにいた大人(私を含む)のなかで一番声が低かったのだ! でも、そのお嬢ちゃんは、普通の声だった。別にお嬢ちゃんが特別だったわけではない。このエッセイの最後にYOUTUBE動画を二つ載せておいたので見ておいて欲しい。ちゃんとした言葉を喋りだす以前の幼児は声が低い! よく聞いてみると、幼児の声(言語以前的な声)は低いのだ!!!!! 大人が喋る、ややかしこまったときに使う日本語の高さ(音程)に比べて、幼児の声は低い!!! さかな君とかと比べるもの意味ないが、完全に幼児のほうが声が低い。 言葉になっていないような音を出すときの音程は低いのだ。 さすが、喉発音。 しかし、そのことを指摘されたご主人の観察力がすごすぎる。もちろん、私が、喉発音が一番うまいとか、響きがよいとか言っていたのではあるが、幼児の声が低いなんて、完全に、常識では考えられないことだ。 あ~と言うとき、その声には、広いレンジでの、周波数が含まれているのだが、幼児は、カットしていない。低いレンジにも豊かな音が出ていた! さて、、、と。 ご主人は、アメリカ大陸を8時間も運転して、DCまでかけつけてくださった英語喉実践者1年めのかただった。 うれしかったのは、1年やっていて、それで私が指導し、後からジーナも応援に加わってくれたのだけど、その場で、やはり向上が見られたということだ。 二重母音のIの発音が、微妙にア、イ、というぐあいになっていた。あ~いという風にスムーズにつながらずに。それはご自分では気づきにくい点だ。それを直すには、さらなる脱力だ。 そして、最後のほうでは脱力がうまくできていて、いい感じになった。いらっしゃったときから、もう喉発音だったけど、やや、だみ声的な要素が目立ったので、声優さん的なかっこいい声を目指したのだが、それはやはり脱力だ。 さて、奥さんのほうもいい感じになった。 これは練習中にも指摘したけど、F、V、Bに気をつけてほしい。 Vのところで緊張しがちになり、上唇と下唇が合ってしまい、最初はBになってしまっていた。 日本人が考えると、この音のなかで特にVが難しいと思うかもしれない。しかし、実は、一番、エネルギーを使うのはBだ。FもVもぼけーとしたままの唇で発音できる。前歯が見えている感じがよい。 しかし、Bだけは、唇を合わせる、、、これは一番面倒な音だ。 つねに唇をゆるくしておくことをこころがけてください。 それから、これはジーナが指摘した点で、私自身は見落としてしまった(聞き落としてしまった)点だが、皆さんも気をつけてほしい。Rは完璧だったのだが、Lがライフサイクルがかけていて、真ん中ぐらいの短い瞬間だけしかでていないので、材料として情報が少なく、Lの充分なアイデンティティが出ていない感じだった。 ま、一言でいえば、ゆったりした感じで音を大切に発音することで解決。厳密にいえば、Lにライフサイクルを持たせることで解決。 さて、最近、RYOGONさん、そして、さっくんサンにアドバイスした。英語喉1号さんにも言えることだが、先週言った、口発音=咳発音のことをよく理解してほしい。 日本語はおおげさにいうと、咳発音だ。口のほうに、息・音を投げ込む。一旦なげたものを、喉の響かせようとすると、口と喉の2箇所で響いているように聞こえてしまう。 ZENさんや、田地さんが、ものすごくうまくなった瞬間があるが、それは、きっと咳発音をやめたからだと思う。 喉で音が発生する現場で響かすのである。 練習としては、あえて口を閉じて、喉で音をだし、音を響かせる練習が効果的だろう。とりあえず練習中は、息は鼻のほうに抜かすとよい。練習後は、普通の息で、鼻と口の両方から息を出そう。 参考 以下は、1歳半の幼児とお母さんが喋っているところ。お母さんのほうが完全に声が高いが、これは、わざとしているからなのかもしれないけど、どうなのだろう。常識では子供のほうが声が高いはずだ。しかし、後半では、子供のほうの声が高くなるように思う。 http://www.youtube.com/watch?v=LpQYgzqR1BM  以下のおじょうちゃんも声が低い。さらに、3ビートでしゃべっている(?)ように思われる。 http://www.youtube.com/watch?v=x40wTwtjmS8&feature=related 

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