March 2011

MASAさん音声UP+機関銃英語38ページ

最近、英語喉を始められ、コメントも当BLOGに残してくださるMASAさんが、音声UPをされているので音声で指導。喉発音ができていて、かなりいけている。今の状態で、決してネイティブに聞き返されることはないでしょう(GOOD JOB!)。指導の点は、トランペットのようなつながった音にすること(たくさんの息を伴うゲロプッシュで)。音がつながれば国産ネイティブレベルです。ぜひ、またUPして、私に国産ネイティブ宣言をさせてください。 www.estat.us/blog/masa_03_08.mp3 さてと、、、 以下はバチェラーという番組で、私のうちではかなり熱心に見ている番組です。この番組を見ていると、女性が全員、がまがえる声なのですが、やはりネイティブ同志の会話のときは、がまがえる声なのだなと納得できます。番組の目的は、一人の男性(バチェラー)が、番組で求婚する女性を選ぶことです。この番組は来週がフィナーレーですが、彼の声を聞いていると(この動画じゃなくて、番組で)、金髪のエミリーさんのことを語るときに、特にのど声に感情が乗るので、結果は見え見えだ。 http://www.youtube.com/watch?v=HFGtFVX2QDE  さてと、、、 英語喉を教えるときは、グループで教えるときであっても、一人一人、見ていくのが普通だ。最近は、1人か2人で教えることが多いが、7人で教えたこともある。それでも、例えば、個々の発音は、一人一人やってもらう。 しかし、一箇所だけ例外がある。それは機関銃英語の37ページだ。簡単な単語を使いながら、どのように単語がシラブルに分けることができるかを確認しながら読む練習だが、簡単な単語といえども、私自身が、え?こんな読み方だったの?とびっくりした単語を集めてある。例えば、アイルランドとかニュージーランドのランドが、ランドじゃなくて、あえてカタカナを使えばリンドだということなど、本当に驚きだ。カタカナで考えると、とんでもないと思えてくるが、i_なので(L-i_-ND_です。あ、Lは小文字で書くべきだけど、大文字で書かないとIとの区別がつきにくい、、、)、首の根元。すると、ネイティブが発音している音と同じ音が出る。 この37ページ、38ページだけは、一緒に読んでもらっている。これは私が2時間教えるとすると、1時間20分あたりにあたる部分で、それまでで、受講者は、喉発音はカバーしている。かなり真剣にこのページを読むことになる。その真剣さの度合いは、かなり高い。 喉発音のメカニズム自体は、ラジオ体操的には教えにくい。グループレッスンであっても、個々の人への指導が大切となる。しかし、ちゃんとメカニズムを押さえた上でなら、シラブル・3ビートの読み方をラジオ体操的に指導することはありえる(日本の学校教育は、最初から最後までラジオ体操的であるのが弱点だ)。 さて、その様子を音声によって、再現してみた。一緒に読んでみましょうか(前にもこのページは読んだかもしれないけど)。ただ読むだけではだめだ。まずシラブルの分割を意識して、おおげさに読む。そして、そのあとは、喉の根元の肉をうまく響かせて、それを音にし(響き=音)、トランペットの音がそうであるように、個々の音で切らずに、またシラブルのハザマを切らずに、読む。 気づいてみると当たりまえだが、語学の習得は、ダンスや音楽などに似ていて、究極t系には感覚的にできるようにならないと実践で使えない。 www.estat.us/blog/kikanju_p_38.mp3 日本人は、間違って読む場所も同じであるので、それも指摘した。

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声が良いと言われて、反応に戸惑う

マサさんがMIXI日記で英語喉の成長記録をされているのが面白い。マイミクになると読めるような設定になっている。http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1683923533&owner_id=7661548 さて、土曜日に、髪を切りに言った。俳優のデカプリオの写真と、ミリタリーカットの写真を持っていって、この中間にしてくださいと、いつもいく美容師さん(日本人の女性)に頼んだ。この人は、もともと喉で喋っている。だからかわからないけど、普通のアメリカの美容院でばりばりやっている。その日は、日本人のクライアントが多かったそうですが、私の前のお客さんは、アメリカ人の女性で、神様を拝むような感じで、ありがとう、ありがとうとその人に言っていた。 腕が良いのだろう。私も、この人にやってもらうとかっこよくなった感じがして気持ちがよい。 助手というか、アプレンティスさんがいて、このかたは日本人男性で、髪を洗ってくれたのだけど、え?手が4本あるの?と勘違いしてしまうようなテクニックで、トニックシャンプーみたいなのを使って洗髪。床屋に来ているのか、マッサージに来ているのか、分からない感じでよかったです。 英語喉の話をしていたのだけど、お二人が、私の声が良い、声が良いと言ってくれて、反応に戸惑った。 いや、楽だからこういう声にしているんです、、、とか、わざとやっているんです、、、と言ってみたが、分かってくれたかな、、、、。 分っかるかな~~ 分っかんね~だろ~な~(と、指を鳴らしながら、と言ってみる)。 思うに、私自身が声が良いと言われても、全然、うれしくない。と言うのは、英語喉って私のことではない。じゃなくて、それを実践して、英語ができるようになる人のことであり、歌がうまくなる人のことだ。 だから英語喉には、著者の一人である私がどうやって英語を勉強したとか全然書いていない。留学してどうだったかとか書いていない。 というのは、私のことじゃないからだ。 でも従来の本ってそういうことがたくさん書いてある。それは、思うに、日本の教育文化って、うまくならす、習得させるメカニズムを「あこがれ」に頼っているところがある。 あ~、XXさんみたいになりないな~~っていう「あこがれ」をメカニズムとして、若者のヒューマンキャピタルをつけてやろうという考えだと思う。 そういえば、こないだ紹介した吉田研作氏の英語の講演も、「日本人は、英語ができる日本人にあこがれ、そうなりたりと望むのであり、ネイティブのようになりたいとは思っていないのだ」とおっしゃっていた。 しかし、「あこがれ」には限界があるし、グローバルエコノミーのピッチが速すぎて、今の大人にあこがれても、中学生、高校生が就職することろには、そのあこがれたものは、価値を失っているかもしれない。 しかし、この「あこがれ」は今の日本にはある意味で好ましいものではない。あこがれでは、若者の将来はないと思われる。 必要なのは、本当に 今、英語ができるようになること 今、質的、量的な分析力をつけること 今、リーダーシップ、グループワークを学ぶこと などなどだ。 いや、今というのはちょっとあせりすぎなので、例えば、今年の末までにと言った感じがよいかも。 ただの高校生さんが、週末などに、英語喉をやったり、なんかテクニカルなことを自分で勉強されているようだが、そういうのがよいのだろう。 あこがれてもしょうがない。 私は、英語喉とか機関銃英語の著者の一人だけど、「これらの本に影響を受けて、言語学を目指す人が増えてくれればうれしい」とか全く思わない。目指すなということではない。 じゃなくて、英語ができるようになってほしいと思う。そして、それぞれ得意な分野で役立ててほしいものだ。いや、分野といわんでも、生活の質が向上するとかそういうのがよい。 英語喉で友達ができたとかそういうのも聞きたい。

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言説形成としての英文法、そして脱構築の試み

最近、英文法の本を参考にすることでこれまでどのような形で英文法が語られてきたかというおさらいをしている。私は英文科の出身であるし、また英語教師として英語文法も2年間教えていたので、少なくとも、高校教師として教えていたころは、寝ながらでも教える自信があった。したがって、英文法に関しては、「あなたはまず英文法を勉強してから出直してください」と言われる筋合いはないだろう。 さて、やはり英文法の本を見ていると、日本で文法と言われていることの99%は文法ではないように思う。ここで、文法というのは、チョムスキーの生成文法にあるような意味での文法であり、人が文を作り出す上でのルールにあたる文法である。 一つ例をあげてみたい。私が今参考にしている文法の本は、XXX(XXXさん)である。ただし、これはたまたまこの本を持っているということであって、おそらく他の普通の文法の本でも同じような言説形成が起こっていると思うので、私の以下の議論は、あくまでも、現在のパラダイムのディコンストラクション(脱構築)である(脱構築と言う言葉は、デリダとかデュマンとかが使った意味における脱構築である。) <注、本の名前は伏字にしました。あまりにCONTROVERSIALなので。> さて、XXXのXXXページにAとANのつけ方のルールが以下のように紹介されている。注目すべき点は、4つのルールが紹介されている点だ。この4という数字を覚えておいて欲しい。 最初のルール。原則として、ANは母音の前で用いられる。An APPLE 2番目のルール。母音時で始まっていても、発音が子音の語には原則としてAをつける。A UNIVERSITY 3番目のルール。Hで始まっていても、Hを発音しない語にはANをつける。例 AN HOUR。 4番目のルール。略語でも母音で始まるものにはANをつける。例 AN MP さて、英語喉パラダイムにおいては、AとANの使い分けは、シラブルの構築、3ビートに大きく関連している。英語喉、機関銃においてシラブルをまたいて、母音と母音が隣り合わせになったとき(下で例を示す) 、WあるいはYが生じるという事実を解説している。 SHE IS --> SHIY-YIZ  YOU ARE --> YOUW-WAR  どの母音とどの母音のときに、Wになり、Yになるという法則はあるが、覚える必要はない。喉の奥で音をつなげて発音していれば、自然とYやWが潤滑油のように生じるからである。 原則は、音がつながるという絶対的な性質をもった言語において、母音と母音がシラブルとシラブルの連結部においてがっちんこしたときに、潤滑油のようにYやWが生じるということだ。 さて、ANもこれと同じ原理である。 A APPLEというふうに、母音で始まる単語の前にAだけを言おうとすると難しい。もちろん、カタカナ発音の人にとっては、AだろうがANだろうが、どちらが楽だということはいえない。ちょうど、体の硬い日本人は、気をつけ状態でも、休め状態でもどちらも楽じゃない、、、と言うことに似ている。 しかし、喉発音をやっていて、A APPLEというのはとても難しい。Aで急に止めるのが難しいのである。しかし、ANだと AN-NAP-PLという風にうまくつながり、楽にいえるのである。 さて、従来の文法感で言うならば、頭の中に、上で引用した4つのルールを覚えておいて、実際の会話で使うということだろうが、これは、事実上、とても難しい。ただでさえ、色々なルールが英語にはあるとされている。他のルールもあやつりながら、AとANの4つのルールを扱うのは不可能に近い。 しかし、多くの人が、基礎的な文法が大切だという。 ここで私はOBJECTOINをとなえたい。文法を従来のかたちで勉強すれば勉強するほど、英語が喋れなくということを。 喉で発音してれば、ANと言ったほうが楽なので、非常にINTUITIVEにマスターできるのだ。これは以前、梅子さんがBLOGで書いておられた。喉発音を始めて、AとANの区別が楽になったと。 つまり英語喉パラダイムにおいて、従来、言説的に形成されていた4つのルールがまずは壊され、そして、再び、構築されなおす、、、これが脱構築という文学クリティークの分野が発見した批判理論的道具である。 英語喉パラダイムが発見したのは、従来の4つのルールが実は言説物にすぎなかったということである。 言説とは、独特の知の体系であり、人を試験し、たまに序列化する。あたかも、それ自体の生命を持つかのように人をコントロールする。言説というのは、書かれたものだけをさすのではなく、実践をも含む。言説は実践者が参加する経済体制を持つ。しかし、その経済体制とは、かならずしもマルクスが描いたような大きな仕組みではない。ローカルなレベルでの権力関係を保持し再生産するが、だからといって、社会全体に影響を与えないとうことではない。やっかいな点は、「知」ということで、その存在が正当化され、知の番人によって硬くガードされている。 さて、現在の英文法は、そういう理解をすればするほど、英語ができなくなるというカラクリになっている。いや厳密には、英語ができないから、英語の「ルール」を用法と称して、過剰生産をしてしまうということがおそらく正しいと思われる。 このパラダイムを開放する必要があるだろう。 従来の英語のパラダイムは分類したものを暗記するという点において、知をささえる人のハイラーキーを脅かさない。暗記は、知に親しんだ年数が長いほうが有利であるから、若者が、年配の教授の知識を上回ることはまずない。しかし、英語喉パラダイムは、下手をすると、生徒のほうが教師よりも実践において上回ってしまう可能性を秘めている。これはスポーツと同じだ。 発想を近代化しよう! いや、もしかしたら英語喉はポストモダンかもしれない。ポストポストモダンかもしれない。広島でモダンといえば、焼きそばが入っている。

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