February 9, 2011

摩擦VS振動 空気VS身体(肉) とても重要なので必ず読んでください(音声も聞いてください)。

今日は、とても大切なことを書く。以前、よし川さんが、英語喉は、比喩の宝庫となりえるというような表現をされていた。 昨日から今日にかけて、私は口VS喉に相当するような、二項対立的なる概念を発見するにいたった。昨日、THの発音方法の動画を取り直していて気がついたものである(これが動画 これは後で見てください。)。 その二項対立とは、 摩擦VS振動  空気VS身体 というものだ。従来の音声学とか、あるいは日本人が思い込んでいる英語の発音方法は、摩擦で音を出すという感覚であり、それは空気のふるえである。例えば、Sを発音するときに、口の中でするどく音を出せと、従来の発音指導者は(自分の発音は隠したままで)指導するが、それは、するどく息を吹くことで、口の中の空気を摩擦させるという考えだ。THの発音であれば、上の前歯と舌の間に、するどい摩擦を生じさせるといい、、、という考えである。しかし、これらは正しい発音ではない。 英語喉においては、震えるもの、響くものは、肉体自身であり、身体であり、まあ首・喉である。肉であるところの、首であり、喉である。もちろん、首の中の空気道にある気体自体も振動するであろうが、気持ち的に、響かせるのは、おのれの身体の一部である。 空気 VS 肉体=身体 は、全く異なる発音・発声方法である。 そして、空気を振るわせることは、摩擦、とくに擦という感じで表される現象を指す。 肉体を振るわせる、響かせることは、「振動」という言葉が適している。英語でいうなら、 従来のアプローチが目指すものは、空気のFRICTIONであり、英語喉のアプローチは、肉体のVIBRATIONである(そのさいに、空気は絶対に震えないということを主張するものではない)。 これは、音声で違いを聞いてもらうと分かりやすいので、このあとにお聞かせする。 ところで、イキナリだが、英語喉1号さんが、以前から、喉発音はできている感じなのに、それが正しい発音につながっていないという指摘をさせてもらっている。 それは、ずばり、喉1号さんが、首の空気を振動させることはしていても、肉体、とくに、首の底付近の肉を振動させる、響かせる、VIBRRATEさせるということができていないことから来るのではないかと思う。 しかし、喉1号さんが、肉を振るわせるのが喉発音である、、、というイメージを持って、再チャレンジされると違いが出てくるのではないかという予感だ。 さて、皆さんの中に、管楽器を演奏される人がいるだろうか?例えば、トランペット。あれって、管楽器の中の空気が震えているの?あるいは、楽器自体が震えているの?もちろん、両方だとは思うが、実は、管楽器自体、メタル・鉄?の部分がかなり震えているのではないか? ギターは、弦とギターの木自体がかなり響いて音色を作っている。結構、弦の役割は大きい。 これと同じだ。英語発音は(そして日本語発音も同じような気がするのだけど)、肉体が、喉が、VIBRATEしているのではないだろうか? 音声学者は根本的に、観察を間違ってしまい、空気が擦れることが音色発声のメカニズムだと思いこんでいるのではないか?そして、舌の筋肉を鍛えると、その擦り方がネイティブに近づくと思い込んでいるのではないだろうか? それでは音声で説明。 www.estat.us/blog/nikutai.mp3

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