July 15, 2010

アクセント問題が存在するのは日本だけ?本当?

今日、ふと思うところがあって、ギリシャ人の同僚に聞いてみた。  あなたの国の英語の試験には、アクセント問題が出るのか? と。 意味が通じるのにしばらくかかった。アクセント問題ということの意味が分かりにくかったらしい。大学試験では、リーディングと文法、それから口頭での会話の試験があるが、アクセントというのは、口頭のときに、判断材料になるかも?というようなことだった。 そうだ!というより、私が聞くものだから、多分そうだという感じの返事だ。アメリカ英語とイギリス英語だとまた違うから、、、とわけの分からないことを言っていた(アクセントにこだわる理由が分からないの、質問の意味がよく分からないのだろう、、、でも例をだしてきちんと説明した)。 ま、とにかく、 ギリシャには、日本の高校入試や大学入試に存在するアクセント問題はないのである。 アクセント問題とは、日本のセンター試験において、例えばNETWORKという単語を示されて、その単語のどこに強勢が置かれるかと問われる、日本特有?の問題である。強勢といっても、音程なのか、音の強さなのかは、曖昧にされている。そこまで指定すると、そんなことは存在しないと、音程や音量を機器で計測されて、誰かに証明されてしまうので、「強勢」とあいまいにしているのだろう(音声学者が、IPAの舌の図の意味を曖昧にしているのと同じだ。あの位置は、舌先の位置なのか?響かす位置なのか?曖昧なままにすることで、あの図が存続できているのである)。 さて、次に中国人の同僚に聞いてみた。今回は、言っていることの意味はすぐ通じたが、試験問題にはないという答えだった。授業のときに、ちょこっと先生が口頭で言うことがあるらしいが、それが試験において問われるということはないそうだ。 そりゃそうだ。中国人にとって、シラブルが大切なのは明らかだ。中国語でもそうだからだ。だから、強勢というのは、暗記をして試験をされるほど、大切なものではないということがすぐわかる。 韓国はどうなのだろうか? 韓国人もシラブルの存在を知っているのだから、きっと強勢の位置を問う問題はないのではないかと私は想像している。  いちおう、もう少し聞きまわってみるが、思うに、日本人だけが、自分たちの英語が通じなくて、音が聞けない状態の切り札として、 アクセントが大切だと 思い込んでいるのではないだろうか?  私が上でしたような会話を外国人とすれば、すぐに分かることなのだが、その会話ができないほど英語が通じないのが普通であるから、アクセントの位置が大切なのかどうかも、この300年、日本人には分からなかったのだ。  そして、いばるわけではない。私が、英語が100%聞けて、英語が100%喋れますと宣言し、音声にしても、読むだけでなく、アドリブによるものをUPしたうえで、 アクセントの位置が大切ではないよ と言っても、信じにくい状態が日本にはある。  私は大学のときから、外国人の友人がたくさんいた。それはアメリカ人だけでなく、韓国や中国、台湾の学生の知り合いもたくさんいて、よく話をした。 しかし、悩みは、だからなんなの?ということだ。 外国の文化、事情を知ることが、何か役に立つの? そういうことがよく分からなかったが、ここにきていえることがある。 アクセント問題が存在するのは、日本だけ。 その外国との違いを理解することは非常に大切である。それで、自分たちのしている実践の評価ができるからだ。  外国人が無視しているアクセントの位置。日本人も無視してよい。いや、英語喉をやり、ゲップエリアとアクビエリアを使っていれば、自然と音が自然にあるのである。  さて、KAZYさんが中国語まで始められたらしい。私は、大学1年のときに、中国の学生に、コーヒーのみませんか?という表現を教えてもらった。 イーちーちゅーふーこーふぃー、はおま? だ。 これを英語喉以前、10年ぐらい中国人に言っても、全然通じなかった。しかし、通じないことを、私は、ギャグにしていたし、きっと四声の問題だろうと思い込んでいた。 つまり中国語には、音程が色々あって、同じマーでも、音程で意味が変わるというやつだ。 ところが、同じ表現を今、中国人に喉で、シラブルを正しく(1漢字=1シラブル)で発音して言うと、完全に通じるのである。 私は、正しい音程なんて知らない。でもつうじるのだ。 たぶん、シラブルさえ正しく読んでいたら、ある程度、音程を間違っても通じるのではないだろうか? さて、皆さんのお陰で、BLOGランキング6位ぐらいになりました。もう少し上昇したので、応援クリックのほう御願いします。 アドリブ英語で喋ってみました。音声ファイルはここ。 www.estat.us/blog/akusento.mp3  

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