February 10, 2009

文部科学省の政策について

ネットで批判があった。英語で英語の授業をしろという文部科学省は、現場を理解していない、、、と。そのURLはあるのだが、ちょっと今忘れた。 英語で英語の授業、、、に関する私の意見。 英語教師自体が現場を分かっていないではないのか、、、というちょっときびしいコメントをしたい。英語教師ということではなくて、教師である。ちなみにこれはアメリカでも同じだと思う。 先生、生徒、聞いているようで聞いていないですよ。授業。DAY DREAMしています。 それはメソッドがないからです。 例えば、英語の授業。中学の最初のころは、やはり説明を聞く必要があると思いますが、高校ぐらいになると、聞く理由がない。 訳を書き取るというぐらいかな。 実際、テストのためには、やはり直前勉強が有効。 だから、結構、授業は聞いていないんです。 授業を聞いていたとしても、それはノートをとっているだけでしょう。 生徒はうなづいているかもしれない。まじめにやっているかもしれない。でも、それは、ノートをとっているだけだと思います。また私なんかそうでしたけど、聞いていないのに聞いているフリをするのがむちゃうまい。 実際、メソッドがないんです。例えば、高校や大学の授業で訳しながら解説しますけど、あれって、実際、教師用のマニュアルを生徒に渡しておけばすむことなんです。で、実際、ああいうスタイルの授業が効果があるか、あるいは一体メソッドが何なのか?教師のほうもわからんですよねえ。 英文がある。それを訳す。ここがポイントだよと説明する、、、これはメソッドなのでしょうか?メソッドじゃないような。 よく聞き取り用の本にありますね。とにかく聞かせる。そして熟語をピックアップしておいて、これはこういう意味だから注意しよう、、、と。それってメソッド?メソッドじゃないよね。それって。そんなこと後でいわれても困る、、と。先生も聞けないんでしょ?文章を自分が用意したから知っているだけでしょ?みたいな突っ込みもきそうです。 メソッドとは、これをやると、今から挑戦するこの問題をSOLVEできますよ、、、というものですよね。RETROSPECTIVEに何かを指摘して、「XXはこういう意味です。注意しましょう」というようなものではないはず。 私自身、一度、高校教師で、どうしても英語の成績があがらんという生徒をまかされたことがあるんです。5,6人だけの授業でね、英語がどうにもならんから、小数でどうにかしてくれ、、、と。問題集を与え、そして思い切って、解答集も渡してしまいました。 で、彼らに、「わからんかったら質問しろ」といったら、全然質問しない。で自分で、問題集と解答集で勉強しとるんですよ。たまに、「せんせえ、これでええん?」と聞いてくる。「ウン」というと納得する。 そのとき思いました。一体、訳読の授業ってなんなん?と。で、彼らはまじで大学試験に合格してしまった。 思うのですが、本当に中学や高校の授業が効果があるのか、厳密に調査研究すべきです。メソッドが確立されていないことが多いので、効果がない可能性がある。 ちなみに私は教育研究における実験の専門家になっているので、以下のことをやってほしい。 普通の授業を受けるグループ(A) VS 教師用マニュアルを渡しての自習するグループ(B) VS 全然勉強しないグループ(C) の三つを比べて、最後にテストをうけさせ点数を比較。 さすがに(C)はダメだろうけど、(B)のほうが(A)よりも成績がよい可能性がある。 メソッドが存在しない場合、どうしても授業の方法が、単に訳すとか、やらせる、、という風になる。その場合、先生が必要じゃなくなる。 だから色んな教科で本当に効果のあるメソッドを開発する必要がある。 あと、これは大切なんだが、教えていることが本当に大切なのか?RELEVANTなのか?という問題もあるね。 英語を高校教師として教え始めて最初のころ、訳読が面倒でたまらんかったので、刷って配ったことがある。そしたら他の授業でも同じ教科書を使っているので、他の先生が困った。ではっと気づいてやめた。 授業がなりたたなくなるんです。訳があると。 訳読って、生徒のためのメソッドじゃなくて、教師のためのメソッド?じゃないかと。 訳があるから、生徒が先生の話を聞くんだから。でも、実際は、訳って、生徒はもってるんですけどね。親が英語の教師だったりする生徒がいて、教師用のテキストが闇にまわっている。だから、生徒は聞いているふりをして、聞いていないと思うんですが、どんなもんでしょう。 すくなくとも私は、授業中は頭がぼけーとしていましたよ。脳死状態でした。 そういうのが実際の現場じゃないでしょうか? とりあえず、学校を半年ぐらい休みにして、国家をあげてメソッド開発をしたらどうでしょうか。教えてわくわくしてしょうがないというような学校になるんじゃないかな。 DCの地元で喉を教えさせてもらっていますが、教えていてわくわくして楽しいです。メソッドがあるので。「遊び」みたいです。メソッドがあるので、目の前で受講生ができるようになっていきます。 そんな学校に変えましょう! ブログの人気投票です。 http://blog.with2.net/link.php?709532       

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