November 12, 2007

教育実践・言説の脱構築
知の様相

「知」を身に着けるという観点から考えて、知には、二つのおおきなタイプがある。一つは、考えなくてもできるようなになるような知。自動車の運転など、なぜかぼーっとしていても、できるようになる。もう一つは意識して実践できるような知。試験問題を解くときなど、かなり考えないといけない。 実際は、この二つの中間のようなものもあるのだろう。 生演奏を聞いて思うことがある。楽器の種類によって、その知の体系が違うように思えることだ。ギターやベーシストは、たいてい、ものすごくマジメな顔で演奏している。ある程度は、勘で弾けるようになるのだが、手のポジションを変えたりするときなど特に、意識しないと間違うことがあるからだ。だから、殆どのギタリストが熱心にギターを見ながら弾く。 全然逆なのが、ドラム。楽しそうに体をくねくね?させたり、頭をふったり、しながら笑顔で演奏している。これは、リズムというのは、勘でできるようになるからだろう。思わず体が動くのである。 英語喉による英語発音、聞き取りはまさにこの後者のタイプの知を提供する。勘で、考えなくても発音でき、聞けるようになる。喉発音だが、喉でやれば、真似ることができるのである(動物の鳴きまねが、喉でやれば簡単なことが一つの証拠)。3ビートも、勘でできるようになるのだ。日本語で3ビートをやるなら(例 アメリカなまりの日本語の真似)、そんなに練習なしでも、すぐにできるようになるのが証拠である。 喉発音がなぜできるようになるか、、、という点について、どう説明したらいいか、言いたいことが分かっているのだが、表現が分からない。あえていうと、こんな感じだ。 あ、ちょっと言い換える。喉発音には2箇所ある。2箇所をいったりきたりって難しそう、、、と思ってしまうだろう。でも自然とできるようになる。なぜだろう。 喉発音を続けていると、最初は、メカニカルにWとRだとゲップエリア発音だ、、、という感じで思っているかもしれないが、そのうち、ゲップでいわないとWやRじゃない、、、という感覚になってくる。だから、自然とできるようになる。この感覚分かるだろうか。HUTのUはゲップだ。これをわざと間違って言うと、違う単語になるのだ。だから、間違わないようになる・英語喉を一貫してできるようになる。 意味的に間違ってしまうから、正しい発音が自然とできるようになる。 従来の指導法はどうだろう。唇を丸めてWを言いましょう、、、と指導があれば、視覚的な意味で、Wができているかどうかを考えることになる。唇が丸まってなかったら間違いとなる。 ところが、英語喉では意味的な関係で、出来るようになるのだ。 アマゾンレビューでJAPANESE CANADIANさんが、次のようにコメントしてくれているが、最後のほうが、私の言いたいことにとても近い。表現は違うが、、、。 「今(英語喉以降 著者注)では音自体を日本語のように認識していています。あとは単語やセンテンスにだけ注意を払えばよいだけです。」 表現は違うんだけど、私の言いたいことに非常に近い。「なぜ、喉の2箇所をコントロールできるようになりますか?」「位置を間違えると違う音が出て、言っている単語が、意味が違う単語になるからです。 」 やっぱりポイントはこれだ。英語喉をやると、言える、聞ける。言えるから聞けるし、聞こえるから言える。だから発音が間違ったら、それを自分で聞けるのだ。HUTのUを間違ってアクビエリアで言ってしまうと、自分でもそれを聞けるから、あれ、今俺の言ったこと間違ってるね、、、となる。音が違うから、間違うと思う、、、ということだけど、厳密には、音が違うから、意味が違う、、、だから今間違ったな、、、と無意識のうちに実感するのだ。  

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