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3ビートに関しての、「英語劣等生」さんの質問にJEANAさんが答えます。

ご質問 英語喉で英語リスニング劣等生から抜け出せるキッカケが掴めた気が致します。 3ビートについての質問ですが、現在の私の勉強教材はTOEFLなのですが、 相当早いのと一拍ずつの長さが文章や単語によって全く違います。 そのような場合はどのようにすればよいのでしょうか。 3ビートを意識しながら音声と完全に一致させて音読する練習を日々しておりますがリスニングはまだまだ苦手です。 もし何かアドバイスがありましたら宜しくお願いいたします。 でも、英語喉のお陰で1週間で効果が見えて今後が楽しみです。   回答   ご質問ありがとうございました。非常によい質問・高レベルの質問だと感心しました。以下がジーナさんからの回答です。(後でNIPPONDREAMサイトのQ&Aのところに転載します。)   TOEFLの教材を使いながらの勉強をされておられるということですね。一方で、TOEFLの試験のための準備をしないといけないという現実があり、また一方で、TOEFL教材(あるいは従来の英語教材)、TOEFL試験(あるいは従来の英語試験)に使われるナレーションは、いわば、外国人を意識した「よそいき」の英語であり、またナレーターさんが、「英語を第2外国語として勉強している外国人に喋っているんだぞ」と自意識過剰で読んでいる英文です。   例えるならば、テレビ漫画に使われているようなアニメ的なしゃべり方、あるいはプロレスや野球中継などに使われるおおげさな喋りかたです。そういうナレーションには、英語を勉強するうえで、好ましくない特徴があります。   どういうことでしょうか。   感情を大量に使うことで、言葉がクリアになる、、、という勘違いを人は犯します。このことが原因で、シラブルによってあまりにも長さが異なってしまいます。大げさにしようとすると、シラブルを極端に長くしたり、短くしたりしてしまいます。そしてイントネーションの上がり下がりも、とてつもなく大きくなります。あるいは、声が部分的に極端に大きくなったり、小さくなったりします。   これらに加え、もう一つあります。声優さんの声が、不自然なほど、独特な性質になります。   特に会話のスキットで複数の声優さんが掛け合いで会話を録音するときに、(学習者にとってわかりやすいだろう、、、という間違った仮定のもとに)お互いの声の特徴をあまりに大げさに強調しすぎてしまう。お互いの声の質を極端に違うものにしよう、コントラストのあるものにしようという気持ちが働き、あまりにすっとんきょうで、非現実的な声質になってしまうのです。(極端な例が、予算が少ない際の録音です。同じ声優さんが複数の役を演じることがありますが、その場合、とてつもなく声の質があまり非現実な英語になります。テレビアニメ的な性質です。)     これらのせいで、声優さんの英語は、クリアでなく、聞き取りにくい不自然な英語になります。     と、、、色々、弊害をあげましたが、TOEFLの試験勉強をしなければいけない、、、という現実があります。どうしたらよいでしょうか。   一つはあるマインドゲームを実践することです。おおげさな英語を聞きながらも、喉発音と3ビート以外の要素を、あえて聞かないようにしつつ、英語音の核心である喉の音と、3ビートを聞き取るようにすることです。   これはマインドゲームです。音がすっとんきょうにあがったりさがったりする現象を、頭から取捨するのです。不自然なまでの、声優さんの役作り的な声の質を括弧にいれながら(頭のなかで取捨しながら)、喉の音と、3ビートだけを聞くのです。   とはいえ、これは非常に難しいマインドゲームです。   現実的には、まずは、TOEFLの教材を少し離れて、ラジオやTVのニュースの英語や、トークの英語を聞いてみて下さい。CNNニュースなどの英語は、英語教材と少しだけ似ている部分があります。それはある程度の「おおげささ」が、ある点です。とはいえ、このおおげささは、英語ネイティブを相手にした「おおげささ」であすので、英語教材の「おおげささ」とは違い、自然さをともなった「おおげささ」です。   この点は、外国人向け日本語の教材と、日本のテレビニュースの関係と同じです。   (言語にもいくつかの様相があることがわかります。英語でも日本語でも同じですが、、、、 日常で使われるもの ニュースで使われるもの 言語学習教材で使われるもの テレビアニメで使われるもの   これらが全ての様相ではありませんが、しゃべり方が現実的か非現実か、、、という観点で考えて、現実度の高いものから、低いものの順番で並べてみました。)   ある程度の「おおげささ」をともなった英語にテレビニュースやラジオのトーク番組を通じてなれてみて、その後で、あるいはそれと同時にTOEFL教材の英語にも慣れていく、、、という戦略をお勧めします。   英語喉の録音では、あえて喉発音と3ビートにフォーカスした声を使いました。従来の教材のCD音声に慣れていらっしゃるかたは、なんとなく、私達の声に「頑張り」が足りないのではないかと思われたかもしれません。実は、平坦に感じられる英語喉のCD音声は、わざとなのです。   英語音の根本にある喉発音と3ビートだけを学んでもらうのが目的です。イントネーションなどは、感情のたまものですから、英語教材で学ぶ必要はない、、、という考えです。感情の要素をあえて控えることで、何を真似ることが大切かを強調できていると考えます。   […]

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3ビートの威力

英語喉の威力はもちろん発音をネイティブと基本的に同じにする、あるいは近いものにする、、、ということだけではない。音の聞き取りもできるようにしてくれる。 ところで、音の区別ができるようになる(例 LとRの違いがわかるようになる)のは喉発音の効果が大きいが、音が塊として耳に入ってくるという観点から考えると、3ビートの威力が絶対的である)。 3ビートとは、英語は子音―母音―子音のかたまり(シラブル)を1拍で読むこと(英語喉 レッスン32)、それから、シラブルとシラブルのあいだをスムーズにつなげること(レッスン33)を指す。 気がついてみると、シラブルがどんな言語でも大切であることは当たり前である。中国語が最も顕著な例だ。漢字ごとを1拍で読んでいくのである。例えば、「図書館」は、漢字語ごとに図―書―館と読む。各漢字を1拍ごとに読むのである(あえてカタカタで書くと、トュー/シュー/クアンと読むわけだが、これをトュー/ シ/ュー/ク/ア/ンと読むと、ネイティブが聞くと全く違う単語に聞こえてしまうのだろう。) 日本語では、漢字、平仮名、カタカナ、、、と色々な字を使うために、見ただけではシラブルの構造(基本的には子音―母音が一塊)が分かりにくい。そのせいだろうか。これまで英語を学ぶ上で日本人はシラブルのことをあまり考えていなかった。 いやそれだけではないだろう。英語のスペルからはやはりどこからどこまでがシラブルなのかが、学習者にとっては、実際わかりにくい。「英語喉50のレッスン」では、このシラブルの区切りが分かりやすい発音記号を採用している。  英語ネイティブにとっては、シラブルは新しい単語を学んでいく上でとても大切な概念である。子供に例えば、networkという単語を教えるとしよう。先生はまずNETを読み、そのあとWORKを読む。シラブルごとに分けながら単語を教えるのである。 3ビートはこれまで日本では教えられていなかったが、今後、どのようにこの事項が知られ、広まっていくのだろうか。 これまで日本人は、イントネーションを間違うから英語が通じないと思っていた。アクセントの位置が違うから、通じないのだと。実はそうではない。音を喉で響かせていないから、そして3ビートをしていないから通じなかったのだ。 この点にかんしては、レッスン50を参照していただきたい。

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ジーナより

コメントを色々いただきありがとうございました。 特に、アマゾンレビューに関してのBLOGに対していただいたコメントのうちの一つにレスをしたいと思います。「反論や論駁ではなく、改良・改善に力をいれてほしい。」という部分が、このかたのご意見を集約していると考えます。この点について、アメリカ人著者であるJEANAさんと相談しましたが、JEANAさんの率直な意見が、集約的でしたので、そのまま報告します。私も同意します。   とてもよいポイントを挙げていただきました。お陰で私は、深く、この件に関して考えることができます。   ぜひ、私達著者のサイドの事情を理解していただきたいと思います。この本の執筆中にあるプレッシャーがありました。内容が全く新しい本でありますが、従来の本にある程度は似せないと、読者が見向きをしてくれないのではないか、、、という問題です。従来の形式とは、とにかくシンプルで、全体を数時間で読めて、何度も何度も繰り返して練習できるようなものです。   ですが、私自身が日本人の学習者に直接指導した経験から分かっていたのは、このような繰り返しの形式では、実りがないということでした。私がデリバーしたかったのは、最大の結果をデリバーするメソッドです。   私は、日本の皆さんに、本物を、本物だけを経験してほしかったからです。間違ったもの、レベルの低いものは、勤勉で優秀な日本人の皆さんには絶対に似合わないという気持ちがありました。   ところが、最大の結果を得ることは、それほど簡単なことではありません。メソッド自体は一度できてしまえば、次々と簡単になります。ところが、「とにかく繰り返そう」という従来のメソッドに比べれば、取り組むに特別な努力がいります。私が努力したのは、できるだけ分かりやすく、説明を書くことでした。   私が心がけたのは、英語発音を学習者が自分の体の中で実体験できるようなかたちの説明です。例えば、ゲップエリアを響かせていれば、自分の喉のその部分が響いているかどうかでわかります。従来の本が強調してきた暗記とか、繰り返しではなく、実際に自分の体で音を経験する、、、これが私が指導のうえで一番大切にしたものです。   一対一で直接指導をしているときでも、学習者の体の中で私が教えることが再生できているか、学習者が自分の体を理解できていて、発音のために使えているか、、を大切にすることが私のゴールでした。暗記や繰り返しではなく、本当の意味で理解できていて、はじめて、学習者は、先生がいないところでも、教わりマスターしたことを実践できるのですから。   私が日本人の生徒さんによくこう言っていました。「私は、あなたが英語を喋るときに、いつも一緒にいて教えてあげられるわけではありません。だから、私はあなたが全てを理解し、私が持っている知識を全て消化してほしいのです」と。   このアプローチは新しすぎて、戸惑ってしまう人も出てくるかもしれません。従来のアプローチは、学習者が好きなこと、望むことを教えます(例えば、とにかく繰り返して練習したいという欲求がどうしても学習者にはあり、この欲求を従来の本は満たしてくれます)。私たちのアプローチは、学習者が望むこと、聞きたいことというよりは、英語発音をするために必要なことをお教えします。ですから、良薬口に苦しということが起こるかもしれません。あるいは、「どうしたらよいか分からない」というような不安が生じてしまうかもしれません。   学習者が不安に思ってしまうことは、学習者のせいでは、決してありません。   どのようにしたら、不必要な心配を学習者の心から取り除くことができるか、、、。   学習者の体験をうまく取り入れて、指導を向上するために、現在、皆さんの質問を聞かせていただいています。ぜひご質問をお寄せください。質問がある程度集まってくると、多くの人々が共通に持つ問題が見えてきます。人によって問題が違う可能性もあります。そのあたりも、私たちにが理解できてくると思います。   このBLOGや、メールなどによって、ぜひ、皆さん全員がネイティブモーメントを経験できるようになるインフラを作っていきますので、ぜひ、ご協力をお願いします。   将来的には、ネイティブメソッドにピンと来た人が増えることでしょう。そうすれば、その人たちを通じて、また多くの人がネイティブメソッドを効果的に学べていくことでしょう。   最後に、、、、皆さん、ぜひ英語喉をトライしてください。ゆっくり進んでいってください。それぞれのセクションの内容を体で、体の中で、理解するために、最高の努力をお願いします。特に、CDの音を聞くときに、最高レベルの頑張りを実践して聞いてください。そして、がんばって聞いた音を、最高レベルの集中力で、自分自身の体を使うことで、真似てください。   これまで重要とされてきた暗記や繰り返しは、逆説ですが、どんなに努力していると感じていても、実は一番、楽なことなのです。楽をして実がなることはありません。自分自身の体を知り、操れるようになる、、、、このことがネイティブメソッドのマスターのためには必要です。   このことは始めることが難しいんです。ただし、最初が分かってしまい、一旦マスターすると、忘れることがありません。   心から皆さんにお願いします。ぜひ、50のレッスンの最後までやりぬいてください。私は、日本の皆さんに大きく期待をしています。皆さん一人一人の前で、直接指導できたら、どんなにすばらしいことかと感じます。  

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