米国の医療、保険事情

民主党が勝ったということで、新しいことが始まりそうな気配ですね。医療制度も立て直すというような発言もされていたので、日本も大変なのだろうと察しますが、アメリカほどではないのではないか?などとかんぐっています。

アメリカには国民保険がありません。だから、皆、個人として保険に入るか(これはむちゃ高い)、会社を通じてはいります。

注 これは日本でいう社会保険ではありません。会社が団体として民間の保険会社のプランをごそっと買っていて、社員が使えるという感じです(といっても、無料ではなくて、半分ぐらい払う、、、いくら払うかは会社によって違うが、個人として買うより割安)。ですから、会社を通じてと言っても、これはあくまでも民間の保険です(アメリカには国民保険がないのです)。

で、保険を持っていない人がたくさんいます。小さい会社などで、保険をオファーしないところがあったり、あるいは仕事がなくて保険に入れない人とかです。

でも、それと同じぐらい問題なのは、保険を会社を通じてもっていても、ある不安があることです。それは、長期の病気になったらどうするの?という点です。さて、シナリオをみてください。

会社を通じて保険に入る

病気になる

働けない

解雇になる?

じゃ、保険は?

1年半は、会社の保険を割高で使える

1年半後は?

こんなパターンもありえます。長期な病気じゃなくても、何かの病気で保険を使った後どうなるでしょう?

病気になった

保険を使った

新しい会社に面接に行く

もしかしたら、その会社があなたの健康状態を知っているかもしれない

会社は、保険会社に高いお金を払ってまであなたを雇いたくないかもしれない(あなたの保険を保証するのに、他の人より多くお金がかかってしまうかも)

雇ってもらえないかもしれない

さて、最悪はこんなパターンですが、もしかしたら、アメリカではこれが最も大きな不安かもしれません

ちょっと調子が悪い

病院に行こうかな?

でも悪いとこ見つけられたら困る

記録に残って、将来、保険に入れないかもしれない 入れても、割高かもしれない(そもそも、保険に入れてもらえない可能性もある)。

会社に勤めるにしても、会社がそういう人を雇うのをいやがるかもしれない

だから、アメリカでは、病院に行っても、悪いところだけを見てもらいたいということがあり、なんでもかんでも医者に言わない、、、ということがあると聞きました(全員がそうかは知らない)

そういう風潮が大きいとすると、

悪いとこがあっても、がまんする、、、となります。

さて、米国の寿命は、ヨーロッパと比べると2年ぐらい短いのです。このあたり、関係しているかもしれません。

で、今、オバマ政権が、国民保険を作ろうとしているんだけど、もちろん、保険会社とか、その利益を徹底的に守ってあげている共和党の政治家が徹底的に抗戦しています。

そりゃそうですよね。国民保険なんか作られたら、民間の保険会社が立ちうちできなくなるだろうから、徹底的に抗戦にでるはずだ(喉発音が本当だったら、口発音の教科書はどうなるの?ということに似ているかも。だから、西洋人の声が違うじゃんと指摘されても、徹底的に無視、無視。)

アメリカンドリームといえば、華やかだけど、アメリカンアングザエティってのもあるんじゃないかと思います。

当然、アメリカにも、はつかネズミの遊ぶ輪車(っていいましたっけ?)みたいなのがあり、人々は、不安にかられながら、一生懸命、前進しているのではないかと思います。

今週末は、レーバーデーウィークエンドなので、多くの人が(わしも含む)バケーションです。

ちなみに、アメリカ人が日本の大学に交換留学したりすると、平気で、国民保険に入れてしまうわけですが、これってものすごい革命的みたいです。

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One thought on “米国の医療、保険事情”

  1. かずさん

     お久しぶりです。アメリカの医療保険の問題点を分かりやすく説明してもらい有り難う。長くアメリカにいる私でも、この問題、分かっているようでわかっていなかったんだなということを確認しました。かずさんが、発音に関する問題だけではなく、アメリカ社会の問題点等を日本にすむ人達に伝えるという事、とても大切なことだと思っています。有り難う。

    千里

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