イギリス人はRを発音しないという神話について

先日、CELLENさんとこの話題について話していました。英語喉が出たごろに、音声学関係の人にも言っていたかもしれませんが、浮上してきた話題です。

私はCNNなどでイギリス人のキャスターが喋っているのを聞いたとき、実際Rが聞こえます。アメリカ英語のようなRじゃないけど、表現するなら弱い感じのR。

ジーナに聞くと、イギリス人のRは弱い感じのRだと。

もしRを発音していないとしたら、イギリス人の英語を聞いて、例えばPARKなのか、PAKなのか(韓国人の名前)、混乱してしまうはずですが、全然そう思うことがありません。

<片方は、パークで、片方はパクだと思われるかたもいるでしょうが、英語には「-(音を伸ばす記号)」がありません。英語は音の長さが意味に影響を与えない言語なんです。HELLOをHEL-LO~~~~と言っても意味は同じ。>

ネイティブでさえ、イギリス人はRを落とすという言い方をすることがありますが、それは、おそらく、Rが弱い感じの響きだ、、ということでしょう。

例えば、日が東から昇るといいますが、厳密には、太陽は動いていません。地球が動いているんです。でも、そんなことを言っていたら、面倒です。

イギリス人のRについてやいやい説明するのが面倒なので、Rを発音しないと言っていることだと思います。

似たような例で、エルサルバドルの人のスペイン語ではSを言わないということがありますが、実際はJみたいなSで、言ってはいるんです。それを意識したら聞こえてきます。

でも、そういう風に説明するのが面倒なのでSが落ちるとかいっておけば話が早いということでしょう。

広島弁で、「じゃけん」と言いますが、実際は、「じゃけえ~」だと思うんです。それが、たまたま「じゃけん」に聞こえるのかもしれない。でも、それをいちいち指摘するのは面倒だし、いまいち、字として表記しにくいし、自分たちもあんまり深く考えていないので、じゃけん、、でええわい、、ということだと思います。

Rをイギリス英語では発音しないということを真に受けて、例えばAREをア~~で代用したら、違ってしまうということです。

またシラブルをちゃんと3ビートで言うときも、イギリス英語でもRを省略しないことは大切です。

MY CAR ISは MAIK-KAR-RIZと(アメリカ英語でもイギリス英語でも)発音しますが、RIZのところがなくなってしまうと、CHOPPY英語に聞こえます。

音声で説明しました。

http://www.nippondream.com/file/r_05_07_2013.mp3

イギリス英語といえばCNNではこの人(とピアーズモーガン、、とアイシャという女性もいる)。
http://www.youtube.com/watch?v=TIqkwxkiNsU

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Responses

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  1. カズ先生、こんばんわ。
    日本は現在、深夜の午前3時30分頃です。
    私、今夜は不眠症の状態ですので、このサイトを眺めておりました。

    私も、間違いなくイギリス人もR音を軽く発音しているように聞こえます。
    アメリカ英語と比べてRが軽くて聞こえにくい理由は、イギリス英語は全般的に喉下ゲップエリアで全ての母音を発音しようとする傾向が強いからではないですか?
    特に、RP発音と言われる代表的な英国発音はそうでしょう。

    後にR音が続く母音の場合は、R二重母音になることが多いですね。
    つまり、前の母音からゲップエリアでr_と続けて二重母音的に言う(r_はu_と似る)ので、子音のr_を言わないように感じるだけでしょう。
    car, park などのar の部分は、A_r_ というR二重母音になってる感じですね。

    一般にイギリス英語はアメリカ英語と比べてイントネーションの変化に乏しく、早口(本当は早喉?)だと言われる理由は、口をあまり開かずにゲップエリアを中心として喋る傾向が強いからだと思います。
    特にRP発音やロンドンの人(労働者階級)の英語は抑揚がなくて早いですね。
    知人のアメリカ人も、早すぎて聴き取りにくいと言ってました。

    ではまた。

  2. イギリス英語はかなり発声位置が深いという点、同じ印象です。ところが日本人がイギリスえいごをやると声が上ずるような甲高い感じになるのはなぜなんだろう、、、。iPhone 投稿のため手短で失礼。

  3. Going to have to disagree with you on this one. In at least one dialect of British English (Queen’s English, also called RP), the letter R is silent IN MOST CASES.

    Particularly, it’s silent when R is NOT followed by a vowel. This is for words like:
    car, tower, inform, first, German

    It’s PRONOUNCED when R IS followed by a vowel. This is for words like:
    red, friend, print, green

    This includes cases when R is at the end of a word and the next word begins with a vowel, such as in the “my car is” example given above, or other phrases such as “number eight”

    A “ghost” R is also often inserted between a vowel a the end of a word and a vowel at the beginning of the next word, such as “law(r) and order”.

    So in Queen’s English, some words sound identical, such as court/caught, and formally/formerly.

    Mind you, RP is “high class British English” and is not the English spoken by most British people. English has so many different accents that are so subtly different, both in the UK and in America. But I presume in this article you are speaking about RP, since that is what “British English” refers to in most contexts.

  4. 辞書の発音記号などを見てもわかりますが

    butter
    UK /ˈbʌ.tə/
    US /ˈbʌ.tɚ/

    実際UK版は最後の ə で終わっています。

  5. 発音してない(聴こえてない)時でも喉ではrの準備ができてるということでしょうか?次の音にひきづられてrが聴こえるときがあるけど聴こえない(発音してない)ときもあると。素人考えですが。

    1. 準備をしているか?それは方言によると思います。純粋な Queen’s English では準備さえしていないのではないかと思います。

  6. イギリス人のかたが、イギリス英語で単語の最後のRはRを発音しない、あんまり発音しない、、と説明しながら、Rを発音しているように私(=上川)には思える動画を発見。

    Rはあんまりストレスをおかないんだとか、色々、えんえんと言っていること自体でわかりますが、実際言っている、、、w。

    ちょうどその場所に行くようにURLを設定しました。
    http://www.youtube.com/watch?v=D-_pabWfliM#t=1m15s

    この瞬間はRがないんだと思い込んでいて、自分でORと発音し、あれ、やばいあるじゃんと思ったのか、「少しはあるかもしれないが、あんまりない」と自己矛盾すれすれの場面です。
    http://www.youtube.com/watch?v=D-_pabWfliM#t=1m29s

    大昔、さだまさしの歌で、「俺はうわきをしない、たぶんしないと思う、しないんじゃないか、、、」と歌う場面を思い出した。

    イギリスでRを発音しないときがある、しないと思う、いやちょっとはする、、でもあんまりしない、、、。

    なおこの動画は自分の主張にある動画を都合よく探したのではなく、ただイギリス英語でRの発音とうって、最初に出てきた動画です。

  7. で、結局何がいいたいかというと、イギリスの英語のRはやや薄めで、単語のどこに出てこようが薄めということ。うすめというのは、喉の奥のゲロゲロゲロ、、ってのをしないということです。

    ただし、イギリス英語では母音の前にくると、その母音のえいやっと言う感じの押しみたいなのがあり、なんとなくRが強く聞こえるが、単語の語尾では、あんまり強く聞こえないということではないかということです。

    もしこれが正しければ、Rをアクビエリアあたりで軽く響かすだけで、現象的にはそうなる。努力はいらない。RだろうがLだろうが、個々の音に一つ一つの音しかないので、複雑なルールはゼロ。

    正しくなければ、Rの発音に少なくとも2種類あるということになり、結構、難しくなるということじゃないかと。

    さらに、CAR ISという具合に、Rのあとに母音から始めるISのようなのがきていると、意外とRが聞こえます。CAR-RIZとリエゾンするからです。

    となると、決定ルールが異常なほど複雑化して、手におえなくなるのじゃないかな。

  8. BLOGでも書きましたが、イギリスのQUEENのスピーチを聞いたところ、Rを発音していました。ま、これで結論としたいと思います。イギリス英語では発音しないRがあると信じられている人たちが一日も速く脱洗脳されることを願っております。以下のURLで始まる、最後の文章の最後のHARDがわかりやすいかと思います(と言っても、他の単語でもRが聞こえますけど)。

    http://www.youtube.com/watch?v=UWwK3z3GvzY#t=0m47s