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イギリスの大学・ニッポンの大学 苅谷剛彦著

苅谷先生の本を読みました。

イギリスの大学・ニッポンの大学 

オックスフォード大学と東大の比較で、その教育レベルの差、内容の差に唖然としました。オックスフォードでは、そもそも、講義が中心でなくて、少人数のチュートリアルというのが中心だそうです。そして、試験にしても、その直接習っている人から受けるのではないそうです。本をたくさん読んで、エッセイを書き、そして議論する、、、そして、試験を受けるけど、その試験は、直接その先生から受けずに、採点も違う先生がするそうです。

世界から先生や学生が集まっている、、、と。

日本人は応募のレベルで少ないようで、中国や韓国、その他の外国の著地域から大きな課題を持って若者がオックスフォード大学に応募してくるようです。その課題とは、例えば、貧困をどうするか考えたいとか。

意外だったのは、東京大学でも教授と学生の人数比だと、オックスフォードとそれほど変わらないみたいです。ということは理論的には、オックスフォード並みの教育が不可能ではないということなのかな。人数的には。

苅谷先生にしか書けない本です。だって、東京大学とオックスフォード大学の両方で教授をつとめておられ、熱い経験をされているわけですから。

私だと、アメリカの民間会社の様子は分かるかもしれないけど、日本で会社勤めをしていないので(大阪で働いたのは私立高校だったため、事情がことなる)、だいたんな比較ができません。

昔、シカゴ大学で社会学をとった佐藤いくやさんが、80年代に京都で暴走族の研究をしましたが、あれも、誰でも出来るものではありませんでした。

苅谷先生のこの本も、非常に貴重です。

歴史上、初めて、この大きな文化を比較できる日本人という感じに思えます。

お勧めです。

この本をディスカッションする番組を作ってみたいと思います。

苅谷先生は、アメリカでPHDをとられて、日本人には珍しく、アメリカの社会学の有力学術誌に、論文をたくさん載せておられるんですが、私が大学院に入って、最初に出会った論文もAJS(AMERICAN JOURNAL OF SOCIOLOGY)という最高峰の学術誌でした。本当にすぐれていないと載らない。

論文を書いて、それを査読つきの学術誌に載せるのは、1本でも難しいんです。AJSなどほとんど不可能。

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