昨晩は剣道のセミナーで、全日本チャンピオンの高鍋選手の通訳をさせていただきました。同時通訳でやりました。日本語を聞くときは、短い単位で無意識で、発話の意味を「心」で理解して、ちょっと意識して頭で英語を喋ります。

脳のなかで無意識の部分(日本語を理解するプロセス)と、意識の部分(英語にするプロセス)が同時進行すると、気分がよくなります。それはおそらく、「フロー」を経験するからじゃないかなと思います(マラソンをする人が感じる爽快感ににている?)。

ただし、せっかく剣道の話を聞いているのですが、努力しないと内容はあんまり頭の中に残りませんw。ですから、同時通訳をしながらも、頭のなかに内容を残そうと努力しました。

日本の英語教育では、文単位で英語を勉強するし、また、文法を勉強するときに、まるで、英語の意味は、複数の単語がつながって生じるかのような印象を受けるかもしれませんが、それはなんらかの勘違いだと思います。英語の意味は、その瞬間の単語に内在します。だから瞬間、瞬間で意味を決定づけることができると感じます。

熟語を熱心に勉強すると英語ができなくなると思います。それは熟語は、日本人が存在すると思っているだけで、実は存在しないからです。例えば、IS INTERESTED INとかたまりで覚えてしまうと、最初のISと、HE IS HAPPYのISが同じものであるにもかかわらず、脳の別の場所に収納されてしまうから、、、じゃないかと思います。

IS INTERESTED INのINとHE TALKED IN JAPANESEのINは同じ意味だと思います。そして、そのINだけで、意味が完成しています。

この感覚を身に着けるには、実際にネイティブと喋る、、、これのみだとおもいます。これをしていない人は、英語を勉強していないのと同じでしょう。私は大学時代、アメリカ人の留学生と毎日英語を喋っていました。

スラッシュリーディングとか色々ありますが、おそらく英語の意味を単語と単語の関連性に求めようとしていると、きっと英語がすらすら読めるようにならないと思います。

小手*面の連続技の練習のときに、高鍋先生が、自分は連続技としてはあんまり使わない、、、というような内容のことをおっしゃりました。なぜなら、連続技として使うと、小手と面の間ですきができて相手に面をとられてしまうからだそうです。だから小手は小手に100%フォーカスし、その結果、相手の腕があがって、すきができたら面にまた100%フォーカスする、、、ということを教えてくださいました。

これは英語でいうと熟語に似ています。熟語=連続技です。熟語で英語を覚えていると実際には使えないのです。だから、IS INTERSTED INであれば、ISはISとして、INTERESTEDはINTERESTEDとして、INはINとして別々に100%フォーカスする、、、これでないと、英語を喋れるようになりません。個別の単語をダイナミックに使う、、、一つごとに意味を完成させながら。

これこそが英語だし、日本人以外のノンネイティブがある程度英語を勉強したらそうやってしゃべっています。

さて、同時通訳が難しいとすると専門用語じゃないかなと思います。5秒に一回ぐらいならいいと思いますが、続出すると苦痛になるように思います。

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