英語教育会で有名な松本道弘先生が以下の動画の最初で、英語は腹から喋る、喉からじゃなくて、、、とおっしゃっている。これはまさに、英語は口先でなくて、喉から喋る、、ということと同じなのだ。おなかには胃腸などがつまっているので、英語をおなかから喋るわけではないのだが、そう感じられるぐらい喉を響かせるということだ。喉は、肺などに通じているので、体の上半身あたりが響く感じがする。

松本道弘の1億人のリズム英語

2分42秒から、松本先生が英語の朗読を始めるが、シラブルは正しく読まれているものの、発声がはげしく「こもった」感じだ。これは、ネイティブの喉発音の響きを再生しているものの、それを口先で再現されているものだから、こもってしまっているのだと思われる。

リラックス感はあるので、口のほうにある力みさえ、コントロールできれば、簡単にネイティブ英語化するだろう。

喉から発音し、明瞭なる音を出すとよいですよ、、、と伝えたいものだ。

そして、先生は聞き取りが英語で一番難しいと述べられている(ご自身も苦労されているというニュアンスで理解している)、聞き取りでさえクリアになんでも聞こえるようになるだろう。

英語が100%聞こえると、英語が全然こもって聞こえない。

こもりは弁別的要素でないのである。

ある英語発音本の先生が、ABOUTのAのいわゆるあいまい音を発音されていたが、たんに、日本語のアを、あいまいに、こもって言っているだけだった。

私自身も、口発音時代は、そうしていた。それで正しいと思っていた。

しかし、こもりは、たんなるこもりだ。こもって聞こえるのは、喉の奥の音を意識してきいていないのだ。

このコメディーの3分39秒で、コメディアンが日本人の英語をまねてFREE WILLYと連呼するが、微妙に「こもり」がまじっている。このコモリで日本人は英語の響きを表現しようとしてきたのだろうか、、、。

私は最近、ギターのエフェクトで、CRYBABYというのを買った。ワウペダルと呼ばれるものだが、これは音にギター音にコモリを意図的に加えるものだ。70代っぽいサウンドが再現できる。ギターでちょこっと弾いてみました。こもり度を高めたり低めたりで、どのような効果がギター音にでるでしょうか?

[audio:http://nippondream.com/file/crybaby_01_04_2012.mp3|titles=crybaby_01_04_2012]

http://nippondream.com/file/crybaby_01_04_2012.mp3

英語喉講座をしていて、英語発音を本で勉強した人は、Rの発音のときに、音がこもっている。それは、舌をもりあげたり、後ろにひっぱたりするときに、喉の気道がせばまり、音がこもる。すると、せっかく、ゲップエリアの響きが消えてしまう。

喉の響きが消えると、本当に英語が通じない。

シラブルのつなぎめも分かりにくくなるように思う。例えばPLAYINGはPLAY・YINGだけど、喉の響きが消えると、どこでシラブルが切れるのか分かりにくい。

数週間前、会社の新人を交えてランチ会をした。私は日本人なので初めて会う人に対して、ちょっとあらたまって英語をしゃべると、日本語の要領で響きが消えがちになり、平らな声になってしまった。すると、どこから来たのか?なんて簡単な英語でさえ、通じない。え?とか言われたのである。

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