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教育改革の評価

私の仕事の半分ぐらいは、アメリカの教育改革のプログラムが成果があったかどうかを評価することなのです。文部科学省によると、英語が使える日本人を育成する(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/020/sesaku/020702.htm)ということで、たくさんの試みが行われています。例えば、スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクールです。特別の学校があるわけです。

で、これを評価する必要があるわけで、例えば、私の仕事だったら、その学校に行っている生徒と、行っていない生徒を比べると。実験は無理だけど、まあ、QUASI-EXPERIMENTALな評価ができるでしょう。真顔で比べるわけです。色々と統計的な調整をしながら、サンプルも慎重に選びながら、GTECとかを使って英語力を比較するとか。実験は無理だけどと書いたけど、実験も実はかなり行われています。

アメリカでの教育プログラムなどの評価は、教育省が行っていて、結果は、http://ies.ed.gov/ncee/wwc/で公開されています。どまじめに評価して、そして、教育者や親が、どんなメソッドで教えるといいのか、というのが分かりやすいようになっています。

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/082/gijigaiyou/1301500.htmには、文部科学省の取り組みの議事録もありました。

岡田委員が以下の発言をしています。

>そういう意味で、文科省とか、大学とか、あまり教育現場との接点が少なかったですが、ただ、日本の情報を英語で発信するというこのところがかなり傷んでいると思います。これはすさまじい状態になっていまして、昔は国際会議でどうやってインド人を黙らせるかというのが司会者の役割で、もう1つは日本人をどうやってしゃべらせるかでした。これはよく言われる事なのですけれども、今は違う。どうやって日本人にしゃべらせるかどころか、どうやって日本人を見つけるか。つまり会議に日本人がいないというのです。それだけ色々な国際会議で日本人のプレゼンスが薄くなっているというかなり深刻な事態で、国としては、このような状態が続くとますます沈没していくだけではないかという危惧を持っております。

私の意見: 

日本人にしゃべらせるかという点ですが、これは、何か言いたいときに、息を大きく吸い込み、スーって感じの音を出すだけで、インド人でも他の外国人でも、え?何か言おうとしていると気づいてくれます。それだけで、日本人の発言力が高まるでしょう。よく外国人は積極的で論理的だと言いますが、外国人だって、もちろん日本人が何を言うかに興味があります。

中村委員はこうおっしゃています。

>今の、日本を開国するという話もありましたけれども、本当にそれができるのかというところが結構問題かなという気がしています。あと、アメリカなどにいますと、小学校から、自己主張できない生徒はだめなんです。ですから、日本人は奥ゆかしさが美徳とも言われますが、日本人でも自己主張をいかにできるようにするかが大事なのではないかと思います。出る杭が打たれるというのは日本ですけれども、アメリカは出る杭でないと消えてしまうのです。こういう意識改革も含めて教育というテーマがあるのかという気がしております。

私の意見:

私の感じではアメリカで仕事をしていて、大切なのは、会社とか会社内のグループで質の良い仕事をすることというイメージがあります。そのさいに、出る杭とか、出ない杭という感じのメタフォーはそれほど重要な感じがしません。仕事として、専門分野がそれぞれあり、その専門分野に基づいて発言し、貢献していくと言う感じです。ですから、自己主張というものがピンとこない感じがします。アメリカは自己主張の国だと言いますが、それは私が英語喉をやっていなくて、遠くからアメリカを見ていたときに、感じたことで、英語喉をやりはじめてから、周りが、それほど自己主張しているように見えず、ただ専門分野に基づいて意見を交換し、そしてベストのものを追及しているという風なイメージを持っています。私の個人的な経験です。個人的な経験とはいえ、西洋人が自己主張が強いというのは全然違うなあと思っています。

本下委員はこうおっしゃっています。

>キーワードはコミュニケーションということで、まずは自分の言うことをはっきり言える、意見を言える、これが大切だと思います。英語はあくまでもコミュニケーションのツールでありますので、まさにそこで自分の言いたいことをしっかり伝えられるかどうか、そのベースになっている考えであるとか、ロジックであるとか、それがしっかりしないとだめなのではないかというふうに感じた次第です。例えば、中学、高校の教育の場では、「これはペンです」というのではなくて、「私はこう思います。なぜならば」というようなベースで話せる、聞ける、それに必要な語彙は何なのかとか、こういうことをやっていくのがいいのではないかというふうに思っております。

私の意見:

西洋人は論理的だというイメージが私も英語力に限界があるときは思いましたが、英語喉で普通に英語が喋れるようになって、そのイメージが消えました。日本人もアメリカ人も西洋人も、皆、論理的であるように思いますし、それが人間ではないかと思います。鍛えなければならない論理力は存在しないようなイメージを持っています。

議論が公開されていて、透明なので、面白いですね。

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さて、最初は雑談から。以下は文部科学省で行われている取り組みで「外国語能力の向上に関する検討会」に関するものだ。すでに何回も会合が行われている。 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/082/maibo/1299778.htm しかし、何回、会合が行われようと、少なくともシラブル構造の違いを理解しないと、どんなに、税金をかけても、無駄であることは、英語喉革命をすでに経験している皆さんにはお分かりなはずだ。一体、一人の個人として、日本国民として、どうしたら、この文部科学省さんたちのプロセスに参加できるのだろうか? シラブルと喉発音を理解しないと、すぐに、中身が大切だとか、ディベートをさせろとかいう方向になる(これは提案されているようだ)。あるいは、韓国とか中国との習得語彙の数を比べてうんぬんという話になる。 英語喉というアプローチが、喉発音と3ビート(シラブルの読み方)を解明しましたよ、、、と叫んでも、声は届きそうにない。キムチをKI-MU-CHIと3拍で発音するのは日本人だけで、日本人以外は、KIM-CHIと2拍で発音します、、、と言ってもピンと来ない場合、私は絶望を感じてしまう、、、。てか、もう仕事があって、生活がちゃんとできている人にとって、国民が英語ができるようになろうが、なるまいがどうでもよいことなのだろうと思う。  さて、今日は具体的なアドバイスをする。C-VーCが英語のシラブルの基本である。日本語はC-Vが基本だ。かなり喉発音が定着していても、C-V-CがCV-Cみたいになっていないかチェックしてほしい。最初のCとVが日本語でそうであるように、密着しすぎているのである。すると、特にVが前のCにつられてしまう可能性大である。例えば、HAWAIIのHAのAはu_だが、HとAが密着すると、喉の深みが出し切れずに、u_が消えたような感じになる。 これを克服し、どんな音でも独立して出せるようになり、かつ音がつながれば、どんな状況でもネイティブ発音になる。ネイティブ発音は、日本語的発音よりも楽だ。喉でやってりゃあいい、、、という感じだ。 さて、コツとしては、ゆっくり発音して練習することだ。従来のやり方はまずゆっくりやって、次に速くやるということにとらわれすぎだ。英語はそもそも速くない。アメリカ人は、日本語を勉強するときに、まずゆっくりやって、後で速くやるなんて練習をしていない。日本人だけだ。言語のスピードになんらかの意味を見つけているのは。 さて、今日のポイントは、音声での指導が一番やりやすいので、そうすることにする。例としてHAWAIIを使う。日本語の「かわいい」を日本語初心者のアメリカ人が発音したときの音も例とする。 www.estat.us/blog/hawaii_cvc.mp3  

Responses

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  1. NOGAさん、はじめまして。BLOGとHPのほう、面白そうです。まず、難解なるトピックを扱っておられるようで、文が前から読んで分かりやすいという点に好感を持ちました。

    英語喉の厳密なる証明は、ランダムアサインメントに基づく実験が有効だと思います。聞き取りの向上を調べるのであれば、ベネッセ社のGTECがよいと思っています。ただし、著者である私は関わってはいけないでしょうね(CONFLIT OF INTERESTSがあるため)。

    それでは、HPを読んで感想など書いて見ます。