ウイリアム王子とフィアンセケートさんのインタビューを聴いていて思ったのだが、もしかして、日本人として聞こえにくいのはグループ子音ではなかろうか?

とくにイギリス英語はアメリカ英語でアクビエリアのものがゲップエリアの深いところで発音されているようなとこがあり、日本人の耳にはこもってきこえる。こもってきこえるなかでグループ子音があると、ますます分かりにくいのではないか?

という仮説を立てた。英語喉初心者さんが、Hが聴きにくいという診断をされていたが、私も、日本人学習者になりすまして、まだ英語喉に慣れてないとしたら、どこが聴きにくいだろうか?と想像をした結果、グループ子音ではないだろうか?と思うにいたった。

例えばだが、BREAKFASTは2シラブルだ。BREAKを一拍で言わないといけない。するとBRのところなどが、喉の中で発音されないとスムーズにつながらない。

日本人の音が切れがちなのは、喉で音を切っているからだ。これこそが、日本人英語、いや日本語がチョッピーな原因であり、メカニズムである。

さて、またしてもウイリアム王子のインタビューを聞きながら、グループ子音をとりあげて、一緒に練習してみましょう。

www.estat.us/blog/william.mp3

あと、まず私がアメリカ英語でゆっくりはっきり読んだあとで、ウイリアム王子の英語を聞くと分かりやすいかと思い以下のを録音。うん、たしかに、ウイリアム王子が早くささっと喋るところがある。

www.estat.us/blog/william2.mp3

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6 thoughts on “聞きにくいのはグループ子音ではないですか? ウイリアム王子インタビュー最聴

  1. Yumi says:

    イギリス英語は癖があって聞き取りにくい場合がありますね。
    しかも、個人差が激しい。
    いわゆるRPを話す人はごく少数で、何が聴き取りにくくしているのか、
    私も色々考えたことがありますが、グループ子音になるほどと思いました。
    あと、ケイトさんを見ていると、ほとんど口が動いてないですよね。
    イギリス人のほうがアメリカ人よりも口が動かない印象があります。
    私自身、いまだにブリッツアクセントは苦手です(苦笑)

  2. 英語喉初心者 says:

    KAZさん

    音声の解説、ありがとうございます。
    質問してくる人に対して、解決の道を一緒に探そうとしてくださる応対に、いつも感謝しています。
    甘えてしまい、つい質問攻めにしてしまい申し訳なく思っています。

    実は、自分はprivate, surprise, proposeは聞き取れるようになりました。
    たぶん「r」が出来るようになったからだと思います。

    苦労しているのは
    this was my way of keeping her sort of close to it all.
    のような最後の方、「sort of close to it all」というような、部分で、「so-clo-tall」のように聞こえてしまうことです。
    この問題をクリアできたとき、自分の英語喉は完成するのでは、と感じています。

  3. 上川一秋 says:

    イギリス英語においてはTの発音が若干違いますね。またYUMIさんもおっしゃっているけど、色々あります。

    私の表現では、イギリス英語を聞いていると、しゃくっている?ようなかんじがするときがあります。

  4. 上川一秋 says:

    >イギリス人のほうがアメリカ人よりも口が動かない印象があります。

    YUMIさん、前歯を完全に出したままで、イギリス英語を喋る人がテレビに出ていました。

    日本人の印象でいうと、イギリス英語のほうが、はっきり発音しているという感じがあるのに、聞き取りになると、逆に、アメリカ英語のほうが聞きやすいような感じがします。

    イギリス英語って特有のイントネーションがあるように思います。アメリカ英語には、この特有なイントネーションがなくて、アクビエリア+ゲップエリアで自然に出てくるものだけのような印象です。

    このイギリス英語の特有なイントネーション?というか、音程の雰囲気だけは、日本人にでもコピーできるので(音程の問題なので)、日本人の学習者で、イギリス英語っぽい感じで喋っている人がテレビに出ていました。

    でもジーナが聞いていて、まったく典型的な日本語英語だと言っていたので、皮肉だなあと思います。

    結局、言語の核の部分、ネイティブが聞いて、もっとも情報を含有している部分は音程ではないのだなあと思います。

  5. Yumi says:

    私が思うに、日本人でブリッツアクセントのある人は、
    そのほとんどがカタカナ英語になっているパターンなんじゃないかと。
    例えば、野田秀樹なんかが話す英語は「おお、ブリッツだなぁ」と思いますが、
    そういう人のほうが例外です。
    あの独特の高低と、しゃくっているような感じ、いわゆる、
    glottal catchですね、あれがパキパキとした音感を与えるために、
    はっきりしているように思うだけで、音は籠っています。米語よりも。
    英語喉を実践するのに苦労している日本語母語者にとって、
    glottal catchはさらに難しいと思います。

  6. 上川一秋 says:

    ベターをべラーと発音せず、ベターと発音するとイギリス発音になる、、、という感覚の人がいるかもしれません。あるいは、HEREとかを極端なイントネーションで読むとイギリス発音になる、、、とか。

    PRIORITYの問題で、イントネーション・音程自体はどんなにがんばっても、基本の喉発音とシラブルができていないと無意味だと言うことだと思います。

    喉発音とシラブルができてから、イントネーションを工夫すると、よいかもしれません。ただし、最近、よく書いてきましたが、日本人は、すべてを音程の問題に還元しがちですが(あるいは強勢)、実は、声の音色などに感情を込めることも可能であり、そっちのほうが大切なのかもしれない。

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