Skip to toolbar

シラブル再考

日本において実践用の発音教本には、シラブルの練習がほとんどない。また西洋においてもあまりない・あまり考えない、、、のだが、これは、西洋においてはシラブルが空気のようにあまりに当たり前であるからだ。

例えばだが、SPRINGという単語はヨーロッパの何人が読んでも、1シラブル、つまり1拍で発音する。フランスでは2シラブル、ギリシャでは3シラブル、、、ということは普通起こらない。(例外はあるのだろう。例えばBARBARAという名前はアメリカでは2シラブルだが、スペルをどまじめに読む場合は、それ以上になりそうだ。)

当たり前すぎて語られないもの、、、なのである。

なんで日本にきているネイティブの先生は日本人の英語をきいて、「シラブルの数が違いますよ、、、、」と誰一人として指摘しなかったのだろうか。これも、どうもあまりに当たり前すぎて、まさか、シラブルの数が日本人に分からない、、、ということさえ分からかったからのようだ。共著者のJEANAさんが「発見」するまで、シラブルが分からないから、日本人の英語が通じにくい、、、と意識的に考えた人がいなかったようだ。

でも、前にYOUTUBEでタンバリンでリズムをとりながら、英語を教えているJETのアメリカ人を見たことがある。彼の場合は、なんとなく気づいていたのかもしれないが、それでもシラブルに関して意識はしていなかったと思われるふしがある。

中国語を勉強している人たちはどうだろう。例えば「図書館」という単語を発音練習するとき、シラブル3つでやっているだろうか?中国人の先生が教えるときに、漢字一個を一拍で発音してください、、、と指導しているだろうか。もしかしたら中国人の先生にとって漢字ごとが一拍だということは、あまりに当たり前のことなので、意識にない可能性もある。

私自身、のど革命後数年になるが、今、英語を聞くときに、バックに、ダンダンダンって感じのリズムが聞こえる。喉革命後すぐには、聞こえなかったように記憶している。でも、実験者のかたで、すぐにこのリズムを感じられたかたがいた。

皆さんはどうだろうか。

中国語だと、このことが*比較的*分かりやすいのだろう。シラブルとシラブルのあいだがはっきりと切れている感じがするから。英語だと、シラブルとシラブルがスムーズにつながっているから、最初は分かりにくいのだと思う。

3ビートを実際に実践してみることが大切だ。自分でやっていると、聞こえてくるものだ(中国語の場合、やってみなくても、一度知ってしまえば、あまりにも明らかだから分かるだろう)。

で、音楽を聴いたりすると、ますますシラブルの存在が、あまりに当たり前に思えてくる。なーんでこれが分からなかったのか、、、と。音符一個につきシラブル1個、、、じゃないか、、、と。

サウンドオブミュージック(映画)を見られたかたなら、ドレミの歌で、先生が歌を子供たちに教えるシーンを覚えてらっしゃるだろうか。音楽とシラブルのことを考えると私はいつもあの歌を思い出す。

歌詞はここ。

http://www.stlyrics.com/lyrics/thesoundofmusic/do-re-mi.htm

別にこの歌で実感する必要はないんだけど、シラブルごとに一つの音符がASSIGNされている。

実際の歌はここ(YOU TUBE)

http://www.youtube.com/watch?v=Q8WVxoldo8U

最後に、英語喉以前の世界では、英語の発音のうまい人、、、というのは、結構、細かいことに気をとられず、聞いたとおりに繰り返す、、、という実践をしていた人だったと思う。従来、英語のうまい人というのは、ロックを昔から聞いていたとか、洋画が好きだったとかいうタイプの人ではないだろうか。とにかく聞いて、聞いて、雰囲気を使む、、、というやりかた。

そのやりかただと、すくなくともシラブルを雰囲気的に体得できたのではないだろうか。完璧とはならないが、半分ぐらいは3ビートを実践できるぐらいになるのだろう。

ところが、細かいことを勉強し始めると、実は個々の正確な発音よりも大切であるシラブルの区切りに関心が行かなくなってしまい、逆に、発音をマスターするのが難しくなる、、、という非常にアイロニックな結果を招いてしまっていたのではないだろうか。

3ビートを意識して学び、無意識でもできるようになると(これは可能なのである。日本語を使ってなら3ビートは結構簡単にできるのが証拠)、発話の大部分において正しいシラブルで英語が喋れるようにある。

Related Articles

菅原里奈先生のハローボイスレビュー<総まとめ> 特に感動した点は2つ

菅原里奈先生「ハローボイス」をつかったメソッド ミラクルボイスメイキング」のDVDのレビューをします。先生のハローボイスのサイトは(エッセイの最後でも紹介しますが)以下の通りです。 http://www.animatojp.com/hellovoice/index.htm 私は、自分の持っているiPODに入れて見ました。実は、私はステレオ機械にそれほど詳しくないので、DVDとやらをどうやって見るのかよく把握していませんでした。iPODに入れてみたら、一つの大きなファイルで、1時間8分38秒です。だから、一挙に見ることができます。仕事で忙しいので、細切れに見れるかどうか不安でしたが、通勤で一挙に見て、それを覚えておいて、自分でレッスンをやってみるというのが私にはあっています。 iPODで動画を見るのは初めてでした。どうやって見るのかな?と思ったら、菅原里奈先生が、ちっちゃな画面に登場して、びっくりしました。ありゃ、本当に映画みたい、、、とびっくり。 第1回からレビューをしていこうと思ったんですが、感動の度合いによってレビューすることにしました。私が、最も感動したのは、このDVDの最後の「英語歌詞について」のところです。 きらきら星の英語版を、生徒さんが挑戦されるのですが、最初は、こてこての日本語発音です。ところが、ハローボイスを着用して練習して、それをはずしたとき、英語らしいパワフルな発声でそのかたが歌い始められたのです(1時間6分めぐらいです)。 生徒さんも、びっくりされていました。 私もすごくびっくりしたことがあります。そのびっくり度は、こないだ、耳の不自由な女の子が、聞こえていないと思うのに、正しい発音で発声しはじめたときの、びっくり度に似ています。 ハローボイス前の発音で、TWINKLE TWINKEL LITTLE STARのLITTLEの発音は、日本語のシラブル発音で、 り、と、る だったのです。 それからハローボイスを使って、朗読スタイルでやったら、発声がよくなり、まLITTLEもいい感じで発音できましたけど、それでもシラブル分割自体は、ややOFFでした。 リットル みたいな感じ。ところが、歌でやったとき、全くネイティブと同じ発声プラス、正しいシラブル分割になっていたんです。 歌だと、おそらく、リズムの関係上、LITTLEがLIT-TLEと正しくしか歌えない状況になるのでしょう。そして、喉がハローボイスで開いて緩んでいるのだから、とてもいい感じのネイティブ発声になっていました。 つまり、これは、英語喉で私とジーナが主張していることです。 シラブル・3ビートの法則は、暗記の問題ではないのです。喉をだらーんとしていると、自然とシラブルも正しくなりがちなのです。 これは、本当に驚きました。歌の他の部分もいい感じの発音になっていました。 もちろん、英語には、母音のアにしても、色々あるので、それはまだ区別されていないかもしれないです(それはぜひ英語喉でやってみてください!)。しかし、それは英語だからですね。母音の数が日本語と同じイタリア語だったり、スペイン語だったりしたら、ネイティブそのものみたいになったのかもしれません。 この部分、かなり鳥肌が立ちました。 さて、その他の部分ですが、私が、感銘を受けた部分を書きます。 #1 モデルさんを相手に、菅原先生が、指導をしますが、レッスンごとには、カットなしなんです。つまり、用意ドンで、録音を始められてカメラがそのまま回ります。もちろんレッスンが変わるところでは、カットがあってから、次のが始まりますが、、。これは、私はすごいことだと思います。それは、菅原先生が、これまできっと猛烈に教えられているので、途中でカメラを止めたりする必要がないのだと思います。 #2 モデルさんの声が最初は、CHOPPYなのに、ハローボイスで艶が増して行くのが分かります。そして、どんどん、うまくなっていきます。ただし、レッスンごとに、やっぱり、ちょっと戻り気味になるんです。でも、レッスンが進むにつれ、艶がましていき、うまくなっていきます。これは感動的です。 私がこの#2で気づいたことがあります。これはたぶん、2番目に感動したことです。それは日本語とは何かということなんですが、思うに、 日本語発声を楽器に例えると、打楽器だと思いました。しかし、ネイティブ発音や、西洋人の歌い方は管楽器だと思います。…

歌、テレビ、映画から学ぶもの 喉革命以後

喉革命を自分で経験して以来、歌や映画、それから、テレビのリアリティーショーなどから学ぶものが多い。 まずは歌。えー、こんなに歌の意味って深いの?と感動するものが多々ある。これまであまり意識していなかった歌の構造まで分かってくる。例えばだが、テイラーさんという若手女性歌手の歌で、ラブストーリーという歌がある。喉革命以前だったら、なーんだ、こんなラブソングと思っていただろう。 ところが、英語喉で獲得した「努力なし聞き取り100%」で聞くと、歌の背景が浮かんできたり、へえー、こんな面白い構造があるんだ、、、誰が作ったんだろう?テイラーさん自身?ものすごい才能だなあ、、と感心する。 テイラーさんの歌を聞いてみてほしい。これはオフィシャルビデオ http://www.youtube.com/watch?v=KlbB7qt6v_0 これは歌詞つきのYOUTUBEビデオ 一番みやすいかも。 http://www.youtube.com/watch?v=9a2jwRwd0kg これは歌詞だけ http://www.metrolyrics.com/love-story-lyrics-taylor-swift.html   例えば、最初の歌詞で、「私たちは若かった」と来る。最後にも繰り返される。この部分だけで、この歌は全ての世代に通用する歌になる仕組みだ。実際は、テイラーさんはまだ若いので、私たちは若かったと言っても、ピンと来ない。ところがこの最初と最後があるために、年配でも、自分の若かりしころの思い出に照らしあわせながら、歌を聴くことができる。 最初と最後にこのセリフを入れることである構造をつくっているのだ。 先日、NHKでアンジェラ アキさん(ピアノを弾きながら歌う日本の歌手、ハーフの人)が言っていたが、英語の歌をつくるのは頭がいる、、、と。 それを思い出した。 あとこの歌には、ロミオとジュリエットとか、スカーレットレターという文学的なモチーフが使われていて、しゃれている。 SAY YESというセリフが出てくるが、最初のほうに出てくるときは、主人公の女性が男性に向けて言っているが、あとで、男性が、結婚してくれというようなことを言っているらしい場面がでてきて、今度は男性のほうからSAY YESと発する、、、という構造になっている。 なんと凝っているのか!ものすごくしゃれている! さて、こういう構造的、立体的にちりばめられた歌詞を自分で分かるというのはやはり喉革命以後だ。英語がすっと努力なしに頭に入ってくるという状態があるからこそ、この歌のよさ、アンジェラさんの言う、頭を使ってうまくつくられている、、、ということの意味が分かる。 しかし、英語が努力なしに理解できるようになったというだけではなく、喉以後、アメリカ社会に溶け込んだのでアメリカ人の考え方などが前よりよく分かる。そういう文化理解があり、この歌を聴くと、その意味がよくわかる。 先日、ジョニーキャッシュの映画を見ていたのだが、その中の場面にものすごく心を打たれた。ジョニーは本当の歌手で、もう亡くなったのだが、彼の伝記的映画だ。彼がオーディションに行って、ある歌を歌った。 それは、神様、ありがとう、、、、みたいな歌で伝統的なゴスペルだった。 それに対してレコード会社の人が言った。 今の時代の人々、大変な生活をしている一般の人々が求めているのはそんなテーマじゃない、、、と。 そこでジョニーは、「軍隊のときに作った歌なんだけど聴いてくれ」と言って、もっと現実的、軍隊生活の大変さを語ったような歌(だったと思う)を歌いだした。…

聞き取り100%の件

1232 今週末の英語喉セミナーです。今回を逃すと7月の中半まで喉セミナーはありませんよ~~~。 http://www.doodle.com/bpxmkqvv8ufgtktm さて、英語喉で、すご~~~いと思った人は、きっと発音だけでなくて、音の聞き取りがよくできるようになった人じゃないかな。それも結構、短い時間で。 メカニズムははっきりしています。 1.今まで雑音として処理していた喉の深い響きの方に感心を向けたら、当たり前だけど聞けるようになった。 例えば、皆さんの部屋にクーラーがかかっているとします。クーラーは小さな雑音を出しているでしょう。でも、脳ってそれを雑音として処理するので、結構、聞こえてませんよね。でも聞こうとすると聞こえてくる。 今までIFとかいう発音を聞いても、その深い部分を聞いていなかったので、雑音にしか聞こえなかったわけです。あるいはSHE ISがSHEY-YIZみたいになるわけですが(喉発音なので勝手にYが生じる)、そういうのも雑音として処理していたら聞けませんよね。 2.シラブルはまさに、どこからどこまでが単位かを教えてくれるのです。シラブルを無視していると、音が大量にながれてきて、全然つかめないでしょう。例えば、 HOWAREYOUDOINGTHESEDAYS? と音が流れてきたとき、わけがわかりません。でもシラブルがあるということを理解すれば、 HOW-ARE-YOUD-DOW-WING-THEZ-DEIZ? とグループに分かれて頭に入ってきます。 だから、急に英語がゆっくりになったように聞こえるわけです。 このことは、結構、瞬間的に起こることで、誰にでも起こることです。 まだこれを経験されていないかたは、以下の工夫をしてください。 1.通勤のときなどに周りにある看板などの字を見て、ネイティブならどう読むかなとシラブル分けしてみる(3ビートに気をつけて)。 例 淀屋橋 --> YOD-DOY-YAB-BASH-SHIY 2.日本語をわざと3ビートで読んでみる。 3.実際にネイティブと会話する。ゆっくり、シラブルを大切にしながら喋る。 量をこなすから聞こえるようになるわけではありません。発想の転換で聞けるようになります。 よく女の人の横顔に見えたり、月面に見えたり(??でしたっけ)するような絵があって、最初は難しいけど、見ていると、見えるようになるのがありますよね。 ちょうどジーナの両親の家にも飾ってあるのだけど、一見、単なる木の彫刻で意味がないように見えるのが置いてあるのだけど、じっくり見ていると文字が見えてくる。一度、見え出すと、もう元には戻れない、、、というのがあるんですが、それに似ています。…

Responses

Your email address will not be published.

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.